【▼よかったら読む前にドーゾ】
【▼これの続き?となっております】
秘密基地に到着したじんたんとめんま。
扉を強く開ける。
「じんたん!!」「じんたんめんまは…!?」
秘密基地にはぽっぽとあなるが居た。
「め…めんまが…!!」
とにかく全速力でめんまを背負い走ったじんたん。
一体何から説明したら良いのか。
そんな事を悩む間もなくじんたんは気付いた。
めんまがいない。
「めんま!?」
「めッ めんま…!?」
「どうしたの!?」
「まさかもう…ッ!?」
めんまが見えないあなるとぽっぽだが、じんたんの落ち着きのなさで何が起きているのか気付く。
遅れてゆきあつとつるこが秘密基地に到着する。
急すぎるめんまとの別れに急いで来たが…
そこには落ち着きなくめんまを探すじんたんが居る。
「どこいったんだよ!」
「おい!どうしたんだ!」
ゆきあつとつるこもじんたんのその様子を見て、嫌な予感がする。
必死に辺りをさがすじんたん。
めんまの姿は見えない。
だが、めんまは…
すぐそばに居る。
必死にめんまを探すじんたん。
とうとうじんたんにもめんまが見えなくなってしまった。
それはめんまにもどういう事か理解できた。
徐々に近づく本当の別れ。
姿が見えないじんたんに届くかは分からない。
それでも、めんまは言った。
「カクレンボってなんだよ…」
じんたんにめんまの声は届いた。
だが、突然何を言っているのかが理解できない。
そういえば、前にも言っていた。
「めんまはね…カクレンボしてるの」
「だってみんなには見えないんだもん」
「だったら…かくれたままでいたほうが きっといいの」
それは、めんまなりの気の使い方。
家族を自分の事で悲しませないようにした時に言った事と一緒。
急すぎる別れだが、めんまなりにみんなを悲しませないようにと思いついた言葉。
「カクレンボ…?」
「めんま…」
「カクレンボしてんのか…?」
誰もがじんたんの言った「カクレンボ」の意味が分からない。
「何だよめんま…」
こんなに近くに居てもめんまが見えない。
だがカクレンボでこのまま終わって良いハズがない。
「このままお別れなんて…」
「そんなのあるかよ…!」
もう一度…
もう一度だけ ――――
「みんな頼む!!めんまを見つけてくれ!!」
「本当につらい時 泣きたい時に」
「”みんな”を頼ってあげられることが本当の ―――――」
・
・
・
「まだ…まだ…だよ…」
めんまのその一言に超平和バスターズのみんなはめんまを捜しに秘密基地を出た。
だが、めんまは秘密基地に居たままだった。
うっすらと透けるその手を見つめ、めんま自身も「本当の別れ」がもうすぐだという事を感じている。
「まだ…」
「ちゃんと お別れしなきゃ…」
その透けた手を力強く握り、めんまは「ちゃんとお別れしなきゃ」と決心する。
弱った手を抑えながら力なくペンを握るめんま。
「まだ…」「もうちょっと…」
そう言い、何かを書く。
残された時間があとどれくらいかは分からない。
だが、めんまは必死に何かを残そうとしている。
「超平和バスターズ」の文字を見つめ、願う。
…もう少しだけ ―――――
・
・
・
気が付いたら夜が終わっていた。
朝日が昇り始めている。
だが、めんまは見つからなかった。
「カクレンボだよ」
それがじんたんが最後に聞いためんまの声だった。
「じんたん…」
「やっぱり…もう…めんまは…」
最初から姿の見えないめんまを”探してくれ”と言われても進んで探してくれたつることゆきあつだったが、これだけ探しても見えないので”もしかして…”と考えてしまう。
それは、じんたんも同じだった。
願い事が叶っているのなら、もういつ消えてもおかしくない。
だが、せめて”みんな”とお別れをと思い走ったがそれもダメだった。
「カクレンボだよ」
それがめんまの最後に聞いた声。
めんまは消えてしまった。
みんなとちゃんとお別れさせてあげられないまま ―――
そんな時、あなるが気付く。
「なに… あれ…」
彼女の目線の先にあったもの
それは ―――
君と
夏の終わり
将来の夢
大きな希望
忘れない
10年後の
8月
また
出会えるの信じて
最高の
思い出を ―――――
「間に合った…」
「今度はちゃんと…お別れできたよ…」
もう少しだけ、と願い書いていたのはめんまのみんなへ宛てた手紙だった。
誰にも姿が見えなくなってしまっためんまであったが、これで「ちゃんとお別れ」ができたと安心していた。
「…なんだよこれ…」
「なんなんだよめんま…!」
そう言ったのはじんたんだった。
そして彼はこう続ける。
「カクレンボなんだろ…!だったら…!!」
「お前見つけなきゃ…!終われねーだろ…!!」
じんたんはまだ、めんまと別れたくなかった。
めんまの手紙を読んだからこそ、その想いはより強まる。
頼む ――――――・・・
最後に…!!
もう一度だけ ――――…!!
そう願い、「カクレンボ」だと言っためんまを呼びかける。
そのじんたんの想いは ―――――
届いた。
「今の声… めん…ま…??」
「聞こ……えた まさか…」
「――――― あ!!」
超平和バスターズ全員に、その願いは届いた。
超平和バスターズがやっともう一度みんなで集まれた。
めんまもみんなも心から願っていた瞬間。
だが、めんまにはもう時間がなかった。
やっとみんなとこうして会えた。
嬉しいだろう。そしてもう本当のお別れ。
そのどちらに対してか分からないが溢れた涙を拭い言う。
「えへへ…ちゃんと見つけてくれたね…」
めんまには、そう言うくらいしかできなかった。
じんたんはまた会えためんまに言いたい事があった。
「めんま…」
「願い…叶えてくれてありがとな…!」
「大好きだ…!めんま!!」
自分の母の願いをもう一度この世に現れてまで叶えてくれためんま。
そして、逃げもせず照れもせず心から「大好きだ」と言えたじんたん。
じんたんはめんまにもう一度会いたいと願い、この言葉を伝えたかった。
「あたしも!」
「俺も大好きだぜ!!」
「めんま大好き!!」
「俺も もちろん大好きだ!!!」
先にじんたんに想いを伝えられてしまったが、超平和バスターズはみんなめんまが大好きだ。みんなその想いをやっと会えためんまに伝える。
めんまは我慢する涙を抑える事ができなかった。
そんなみんなともう、お別れしなくてはならない。
「あ~~~~~!!じんたん まためんま泣かしたッ!」
やっとみんなと会えためんまには、何だか懐かしい光景が見えた。
自分が涙を流した時、いつもみんなはこうだった。
自分の好きなめんまを泣かした事が許せないゆきあつ。
それを見て囃し立てるぽっぽ。
みんなが仲良くいて欲しいと願うつるこ。
それでもみんなのリーダー、じんたん。
みんなに「大好きだ」と言われ自分も「みんなが大好き」だという事を改めて感じためんまは、泣く事を我慢できなかった。
「めんまねッ!!」
「もっと…!みんなと一緒にいたい…!」
めんまも想いを伝えた。
だが、残す時間はもう僅かだろうと本人も感じているのだろう。
「遊びたいよ…!!」
「だから…ッ」
「ね…ッ!!」
「うまれ…ッ かわり… するの…ッ!!」
「もし命が終わってもね」
「また赤ちゃんになってこの世に生まれてこれるのよ」
「だからね 全然寂しくないの」
じんたんの母から教えてもらった「生まれかわり」
めんまは生まれ変わる事でまたみんなと会えると信じている。
「みんなといっしょ…!」「だから…ッ」
「じん…たん…」「泣い…ッ たよ…!」
朝日が出ていた。
そして、その朝日で腕だけでなくめんまが透けているのがわかる。
もうめんまに時間はない。
みんなとお別れしたくないめんま。
まだ言いたい事はたくさんあるだろうが、感情が高まりそれを上手く伝えられない。
「おわか…れッ! したッ」「よ!!」
「だからッ…!!」「さい……ご…」「言っ…て…!!」
「カクレンボ…おしまいのことば…」
「それ…で…おわかれ…」
透けるめんま。もう時間はない。
やっと会えためんまが最後に望んだのは「カクレンボのおしまいの言葉」
みんなめんまと別れたくない。
みんなめんまに「別れの言葉」なんて言いたくない。
誰もがまだお別れしたくない中、めんまの願う「おしまいの言葉」を言ったのは
超平和バスターズのリーダー
じんたんだった。
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いいよね、「あのはな」✨
私、あのはな大好きだけど放送され始めた時はまた深夜に萌えアニメっすかみたいな軽い気持ちでスルーしてました。
アニメの一話目から最終話が「結果どうなるか」なんて誰にでも想像できる話だというのに最終話のここぞという所で結局泣く。
素晴らしい。素晴らしいよあのはな…!
そんなあのはな大好きな私であるが、数カ月前お友達に「ユーネクストで見れる何か面白いアニメない?」というのに期待に応えるため、もちろん勧めた。
「ガンダム00」を。
いや、違う。裏切った訳じゃないのだ。その友人にはとうの昔にあのはなを勧めて泣いてもらったのだ。そう、だから二度あのはなを勧める訳にはいかない。
そして、ガンダム00を一期・二期・劇場版を見終えた友人はとても楽しく視聴できたようだ。そして特に起き気に入りはシリーズ最終作の劇場版。
劇場版を見終えた彼女は、その熱が冷めないうちに私に連絡をくれた。
【本文】
劇場版見終わったァ~
途中の熱いところも結末も分かってるのに大泣きしたから、
ダブルオーは実質あの花
と、ガンダムダブルオーを勧めたハズの私は結果2度あのはなを勧めたという理解不能現象が発生したのであった。
そりゃ私だって夜中に「意味不明な感想ワロタ」としか返せない。
しかも彼女、これガンダムダブルオー2回目見終えた後の感想である。
そう、それくらい凄いのだ。あのはな。
ガンダムダブルオーもそうだし、あのはなもそうだが共通している事は1つ。
10年前に全て終わっている事。
とうの昔に終わったハズなのに今もまだ人気が冷めず続編や新作が出ている作品なんて僕はドラゴンボールくらいしか知らない。
あのはなもダブルオーも面白いが、やはり10年前の名作である。
ガンダムも当時は「新作」だったダブルオーであったが、「鉄血のオルフェンズ」が登場し、これも数年経っている辺りダブルオーもSEEDと同じく「ああ、あったねえ、見てたよ。うんうん」くらいのガンダムとなっている。(個人的な想像です)
【←2017年、面白いよ。鉄火団をナメんじゃねえ!】
そして、「あのはな」のアニメ監督は長井龍雪氏。
そんな我々を泣かせにきた偉大アニメ監督の「あのはな」以降の作品といえば…!
だからダブルオーもだけど鉄血も実質あの花なのだ。
ほら。気が付けばガンダムの話をしていたのに結局あのはなをお勧めするという怪現象。それだけ凄いのだ。あのはな。(混乱)
そんな心を動かされた好きな作品はいつになっても新しい何かでまた出会いたい。
ガンダムとかになると、意外と簡単に出会えると私は思う。
なぜならば…
スパロボ!
マキブ!
Gジェネ!
とにかく新作ゲームがいっぱい!!
いつになっても刹那に会えるよ!!ゲームによっちゃELSと共存した50年後くらいの刹那にも会えるどころか使えるよ!強すぎ!!
そこで「あの花」である。
「あの花」はスーパーロボットではないので間違ってもスパロボの新作に「ついに!【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】からめんま参戦!」とかはないのだ。(でもレイアース参戦したくらいだかな…スパロボって…ボソボソ…)
だが、めんま自身が望んでいるのだ。
生まれ変わりする事を。
と、いう訳で今回は気が付けば今年で「あのはな」から10年後の8月、生まれ変わっためんまはどんな風になったのか?を考える回にしたいと思います。
☆アニメから’’その後’’の「あのはな」は?
全話見終わってから涙が流れない人は私の中で「人の心を持ち合わせてない人認定」を受けてしまう名作、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
この作品で「幽霊」となって現れた主人公なのかヒロインなのかな「めんま」は最終話で無事成仏する。
だが、あのはなファンはめんまが成仏するも泣かされた視聴者である我々の中で生き続けるめんまと今後を過ごす事となる。
すると「めんま」は成仏するも「あのはな」という作品は中々成仏しなかった。
まず、記憶にあるだけで「あのはな」の新作は…
2011年:小説
上・下巻で小説が発売されていた。
私、読んでないのですがきっとストーリーや登場人物はアニメ版をベースに作られ、読み終える数ページ前からは文字を読んでいるハズなのにどこからか「secret base 〜君がくれたもの〜」が聞こえてくる事間違いなしだろう。
そして、ストーリーを知っているのに泣けるという「事実あのはな」なのに「実質あのはな」だと思われる。(意味不明)
2012年:漫画
僕のイチオシである漫画版。
アニメの11話をギュッともせず漫画という媒体で魅せてくれるあの花。
フラっとコンビニで立ち読みした月刊ジャンプ的な雑誌でたまたま目にし、アニメの方見終えてるのに毎月楽しみに立ち読みしつつ単行本をゲットするという良いファンなのか外道なのかわからない楽しみ方をさせてもらったのを憶えている。
内容も「これが原作か。アニメ版クオリティ高く仕上げてくれよんなあ」と普通に勘違いさせられるほどイイ内容なのである。
このブログで漫画版を株を下げるような独自目線で全話紹介してしまったので結局はファンでなく外道な楽しみ方をしたという事も再認識させてもらった名作です。
2012年:ゲーム
そんな漫画版を立ち読みしていた時にファミ通か何かを立ち読みした時に「あの花」のゲーム化の情報を得る。
どどど…どんなゲームなの?!と当時PSPを所持していたもののFF7のザックスが主人公のヤツがやりたいからという理由で当時の彼女に借りパクされていた私はこのゲームを入手できなかった。マジ残念。
アレか!超平和バスターズ内に参加できて選択肢によっちゃめんまやつるこを越えてゆきあつまで攻略できるゲームなのか?!という想像しかできないゲーム。
が、きっとアニメ本編を未視聴の方にも「あの花」の素晴らしさが理解できるゲームなのは違いない。ここぞというシーンでどこからか「secret base 〜君がくれたもの〜」が聞こえてくる事間違いなしだろう。もしくは普通にPSPのスピーカーから。
2013年:劇場版
映画版である。1時間半の総集編。
ここで改めて総集編かー…!と思わせてただの総集編じゃなかったのが嬉しい所。
めんまが成仏した1年後の話。そしてアニメ版の名シーンを「思い出す」形で見せてくれたのがまたヨシ。
あと、小学生時代の超平和バスターズが新しく描かれており、こんなんされたらめんまもじんたん惚れますわみたいな内容に仕上がっているのでヨシ!
そして、内容知ってるのにやっぱり泣いちゃうんスよねぇ。。( ;∀;)
2015年:ドラマ
私が通勤に朝日が出るか出ないかくらいの電車に乗り、始発のバスで会社に向かうも上司に「君さあ、もっと早く来れない?周りもっと見てよ、君一番出社遅いからね?」とか言われ心の中で(俺を殺す気かてめーは)と思い上司に目で訴えつつも仕事をし、帰宅は終電1本前に乗り長い帰りの電車で「あと5時間後にまたこの駅に居るのか…」とか毎日考えていた頃に放送されたらしいドラマ版。もちろん見てない。日課だったような気がするめざましテレビすら見てない。
だが、このドラマのおかげで存在を知る事となる。
浜辺美波ちゃんを。。カワイーッ
そして、アニメ放送から毎年といっていい頻度で何かしら登場していた「あのはな」がプツリと姿を見せなくなった。
最終的にゲームや映画、漫画などと新しく生まれ変わっためんまであったが最終的に超美少女の浜辺美波と生まれ変わった事で満足したのだろう。
浜辺美波ちゃん!みーつけた!見つかっちゃった。
これで繰り返されためんまの生まれ変わりは幕を下ろした。
そう思ったのだが…その4年後…。
2019年:ぱちんこ
マジか。
そう思った事を私は忘れない。マジか。
あの花大好きな私も遊んだ。
なんと、パチンコ化するにあたりファンには嬉しい要素ももちろん追加。
なんと、大当たりして連チャンモードへ突入すると…
めんまとお祭りに行けちゃう。
「この前言ってくれたこと ほんと?」と、グイグイくる。
この前言った事とは、めんまのお別れ会でじんたんが「好きだ」と言った事だろうと思うとこのお祭り、お別れ会から花火上げる前にあった出来事なのかな?!と推測までできちゃう。ウヒョーイ
「あのはな」と言えば!な色々な名シーンも完全リーチ化。
小説や漫画では聞こえてくる気がする「secret base 〜君がくれたもの〜」がパチンコ屋という事もあり爆音で何度も何度も鳴り響く訳ではあるんですが、アニメ本編では流れてなかったシーンでもこの曲が流れる事により、よりグッとくる場面へとなっている。
そして曲のサビと同時に発生するかしないかで期待度が大幅変わる「リバースフラワー演出」 画面がバシィィンと龍虎の拳とは違った爽快感溢れる効果音と共に、金色の花画面下からユラユラと舞う。
そして、そんな花火のような花を超平和バスターズのみんなが見ている。
更にこの時に鳴り響くポ~ウィ~パ~プィ~~~♪みたいな音がこれ考えた奴絶対頭悪いだろ…。と思わされるのだが、不思議と聴けば聴くほどこれ考えた人天才だわ…。となる最強の演出。
そして…。
幽霊であるはずのめんまに死ねっ。と思った事も忘れない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が知る中では最後に生まれ変わっためんまはパチンコ機だった。
いいのか?!めんま!?それで本当に良いのか!?
そう感じたのが2年前。
2021年、私は衝撃的なモノを目にした。
なんだ、あの花ファンならよく見る画像じゃ・・・ ーーッ
な、なんだってーーーーーッ!!!
そういえばあの花は2011年のアニメ…。
泣けるシーンかパチンコのリーチよく聴く「10年後の8月」…!!
2021年の8月だ!そうか!そういう事かリリン!!
さすがだよあの花!!やはりパチンコで最期を迎えるような作品じゃない!!
行くっきゃねえ…!!行くっきゃねえーーーッ!!
よく見ると10年後の7月から開催だけど行くっきゃねえーーーーッ!!
行ってきた。('ω')ノ
と、いう訳でここからが今回の記事題名の「あの花」カフェ~10thアニバーサリー~を楽しんできた私のレポとなります。
☆「あの花」カフェ~10thアニバーサリー
それはそれは暑い日だった。
あのチラシによると秋葉原の駅を降りたすぐ近くにある家電量販店オノデンの中で開催されているという事が書かれていた。
秋葉原と言えば東京。
コロナウイルスが猛威を振るっている中不要不急の外出、しかも東京はいかがなものか?という話だが、めんまに会うのに何が不要不急なのか理解できない私はマスクで完全防備をし、あの花カフェへ向かう。
暑すぎるその日、マスクをバッチリ装備した私はコロナウイルスと関係なく普通に熱中症で死ぬんじゃねーかな今日…と感じつつもオノデンへ向かう。
オノデンはすぐ近くにあった。
本当に家電屋さんの中にあの花カフェなんて存在するんだろうか…と不安になると
オノデンの横にあるエロエログッズ屋さんが気になってしょうがなかった。
この日私のために秋葉原まで一緒に来てくれたガンダムダブルオーは実質あの花というパワーワードを生んだ方は女性だったのでそんな事は言えずとりあえず猛暑から逃れるため、オノデンへ入店。
エスカレーターで四階を目指すものの炊飯器とかエアコンとかが階ごとにあるだけだったので本当に4階は急に喫茶店になるのか…?とやはり不安になる。
そして、エスカレーターで4階に到着すると…。
ああっ…!
めんま!みーつけた!!
無事に喫茶店の入り口を発見。そこにはオシャレなメニュー表とめんまのにしてはちょっとサイズが…あ!ゆきあつモデルか!!なワンピースを発見。
予約がなければ入れない可能性があったらしい。
「只今フリー入場です」という文字がなければマジで不要不急の外出になる所だった。めんま…ありがとな。
そしていざ「あの花カフェ」へと入店。
「こちらへドウゾ」と席へ案内してくれたのは
え?まほろさん?みたいなメイド衣装のお姉さんだった。
そしてその席に着くと…
「あの花」の絵が縁にたくさん飾られてるぅ~~(*'ω'*)
そして、席のすぐ近くには…
会社のプレゼンとかで見るような大画面でめんまがあの花のブルーレイBOXの宣伝をしていた。可愛らしいめんまの声で「本編はテレビシリーズと劇場版を収録、特典はキャラクターデザイン、田中まさよし書下ろしジャケットなどなど豪華特典盛りだくさん!!」と40秒に1回ワンセットくらいで常に流れていたのでCMを越えてもはや刷り込みの領域であった。
席の左にはめんまのCMを流すテレビ、右側には…
縁に入ったあのはなのキャラクターのイラストと…
ぶらさがりめんま!!!(*´ω`)
可愛い!とっても可愛いめんまが仕切りにぶら下がっている。
そんなめんまを見て癒されつつも私はある事に気付く。
ここハズレ席じゃね?
めんまは可愛いけど、縁に入ったキャラがモブ。
その事に気付いてからまほろさんみたいだなぁと思っていたメイドさんは
ロベルタだったのかもしれない。
もちろん「あの花」をイメージしたドリンクもありました!
バーとかオシャレな喫茶店とか普段まず行かない私としては、ゆきあつをイメージすると緑色の飲料になるのか…などと思っていると
ぼく!これにする!!あとね!お腹減ったからランチもしちゃいます!!
どれにしようかなー!スパゲティとかオムレツとかいっぱいあるなー!!
なんかこのブログイメージしたんじゃねーのかみたいなご飯あった。即コレに決定。大人なお子様な私はコレしか食べちゃだめだと思う。
注文から数分後、ロベルタが持ってきてくれた…!
ドドーン!!素敵な喫茶店ランチ!!
普段、そんな所でご飯食べない私、何だかテンション上がるッ!!
コラボドリンクもストローのリボンがめんまっぽさを演出しているハズなのにそんな事すらも忘れるくらい何だか喫茶店ランチ!!奥様のランチ!(想像です)
今回あの花カフェに付き合ってくれたガンダムダブルオーは実質あの花系女子のランチはエビフライカレーとモブのイメージドリンク!
ただ、オシャレすぎてドリンクからモブ感は感じられない!凄い!!
いいぞ!!オシャレな喫茶店…イイゾ!!
東京!平日!喫茶店!ランチ!!ワタクシ、とても優雅な休日ですわ!!
ほら!耳を澄ませてみると聞こえてきますわよ!!奥様!!
「本編はテレビシリーズと劇場版を収録、特典はキャラクターデザイン、田中まさよし書下ろしジャケットなどなど豪華特典盛りだくさん!!」という声が。
大人のお子様風プレートは大人なお子様が好きなモン全部乗せという夢のようなプレートなので当然とても美味しかったです。
そこで、注文してみたものの普段缶コーヒーばかり飲んでいる私に美味しさが理解できるか心配なメニュー…。
これ。
この白いのがアンバサとかカルピスとかじゃなくて、杏仁豆腐という中華料理屋のランチを注文すると毎回遅れて出てくるアレでしか普段食べないもの。そこまで甘いものが好きでしょうがない訳ではない私が飲むには想像を越える甘さでなのでわ…ホイップクリームまで乗ってるし…と、ビビる。
いざ!
・
・
・
全然甘くねえ!!
むしろ甘さを厨房に忘れてきたんではねーのか?!もしくはロベルタに甘さ持ってかれたのか?!と心配になるくらい甘くなかった。
いや、これは甘くなさすぎる。そう思うと好きでもないくせに無性に甘さが欲しくなってきた。
そこで気付いたのが…。
ホイップクリームだ!!
青い点々ついたホイップクリームを混ぜる事により本領発揮なんだ!きっと!
疑ってごめんよ…ロベルタ…厨房…。
よし、混ぜるぜ!!
クルクル… あっ
ああっ。
め・・・ッ
めんまをイメージしたドリンクが…ッ!!
「最低だ、俺って」をイメージしたドリンクになってしまった!!
ごめんよ!めんま!!ごめんよ!!!
ごめ…ウッ…(意味不明/※ジュースの下の方杏仁豆腐な甘さがあって凄く美味しかったのでちゃんと混ざってなかっただけでした。)
「あの花カフェ」にはオシャレで美味しいご飯はもちろんの事、壁には「ここはあの花展なのか!?」と思えるような絵がたくさん飾ってありました。
エンディングで涙を流しながら見た記憶のある絵や…
アニメでのシーンなど!
そして…!
あの花カフェで販売されているグッズの展示…!
声優さんのサイン入り最新めんまのイラスト!!
なんと!ご来店されたそうです!
着席中40秒に一回自分の声を聞きながら食べるご飯ってどんな感じかなのか聞いてみたいですね!(なんだそりゃ)
そして、そんなあの花カフェを堪能した私はお会計。
お会計表を持って、レジに向かおうとした時にとふと思った。
ラーメン屋だったっけ、ここ。と。
そして、会計に向かってる最中に気付く…!
く…っ!なんだ「めんまのねがいをかなえるパフェ」と「パッチンありがとう、ごめんねケーキ」って…こっちを注文すればよかった…!!と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そう。会計を済ませた。ここで「あの花カフェ」はおしまい。
では、ないのだよッ!!
レジの向かい側にはグッズがたくさん売ってたのだよ!!
シャツやらアクリルのキーホルダーやら、ぶらさがりのめんままでッ!!
ほら!!見て!!この棚なんて!!
こんなに可愛らしいめんまのイラストが!!
あの花カフェ、イイなァ~!愛を感じますなァ~~!!
何がイイってさ、このめんまのイラストが描いてある棚!
よく見ると!!
「ひぐらしのなく頃に」のキャラが居る。
嘘だッッ!!と思ったのは言うまでもない。
「めんま、みーつけた!」とレナの「見ぃーつけた…」で間違えたにしても無理があると私は感じる。
そして、グッズをよく見ると何やら可愛いのを発見。
「ちびるめアクリルキーホルダー」なるものを発見。
だが…
君は誰かな?
いない。あの花にこんな黒執事系な男子はいない。
他のキャラクターも見てみると…
あれ?冴子?
店員さんに「ちょっと、あの花のグッズなのにシティーハンターの冴子のキーホルダー混ざってますよ」と言いそうになるくらい冴子な女性。
←冴子
いや、そんなバカな…この棚は「あの花」のグッズ…!
いやでもめんまのイラストの上にひぐらしぶち込むくらいだから何か間違えてもそんなにおかしくないか…?!
いや…ッ!あ…あれ…?!お前…!?まさか…!?
いや、俺にはわかる…!お前は…!!
ぽっぽだろ!?
高校に行かず世界を旅して回ったぽっぽ…!
左向いたら刷り込みのCM、右向いたらぽっぽ…!
なぜ…!そんな姿に…?!
あれ…という事は…!!
あなるか…!!
このオシャレなお姉ちゃんなのか人妻なのか分からん雰囲気…!
なんだ…この同窓会に行って久々にクラスメイトと会ったかのような感じ…!
ああ!そういう事か!!!
すまねえ!ゆきあつ!つるこ!!気付かなかった!!
この仕事がデキそうな男と女は…ゆきあつとつるこ…!!
このワイルドなぽっぽと脱ギャルしたあなるは…!!
と、いう事はこれ…!!
10年後の姿…ッ!!
と…とと…と…
と、いう事は…!!
問:気が付けば今年で「あのはな」から10年後の8月、生まれ変わっためんまはどんな風になったのか?
答:全く変わらなかった。
いやいやいや。馬鹿な。
10年だぞ。
何も変わらない訳がない。
私だって初めてあの花を見た時と比べて…まあまあシワとかシミとか白髪とかちょっと走っただけなのにすぐ息上がるとかこう…変化あるぞ?
いや、だが…そういえば…死んだことのある人が言ってたな…
「いいよな悟空はあの世じゃトシをくわねえんだもんあ」
「まあな クリリンも死んでみるか?」
そう、彼らは作中で2度死んでいる。そんな二人の会話だ。
これは信憑性がある。この悟空に関してはクリリンが死んだ時、毎度髪の毛が浮き立つくらい怒ってるのにそんな事を全く覚えてないかのように「死んでみるか?」と謎のススメまでしている。なんだこれ。しかもクリリンの方が何度も先に死んでるぞ悟空よ。。
だが、めんまは事実何も変化していない。
みんなが服装を変え、化粧を変え、髪型を変え…と確実に10年という時を過ごしている中、めんまに関してはマジで一切変化なし。
やはり悟空とクリリンの言う事は間違いなのか…。
なんて、考えていると…
←コレの元となったであろうイラストを発見!!
しかもこの絵、よく見なくてもファンならニヤリな…!
あの花でよく見た絵と同じ構図なのだ!!
これは嬉しいぜ!!
一人ずつ比べると、これまた10年後との差が分かるから楽しい!
【ぽっぽ】
→
イイ感じに10年過ごしたのだろうというのが伝わる。
彼は高校に行かずに世界を回っていた。きっとめんまが成仏してから自分の生き方が定まりそこへ向かって生きてますな感じな想像をさせられる。
モブ…男を上げたな!!
【あなる】
→
白ギャルを卒業し、きっと大学生になってからめっちゃモテたんじゃねーかなみたいな想像をさせられるあなる。
あれだけ嫌がっていた「あなる」と言うあだ名を「フ…別にそう呼ぶのは構わないけど人が居る所でそれ言ったら恥をかくのは誰かな…?」と大人な対応を見せてくれるに違いない。女を上げたな!あなる!
【じんたん】
→
引きこもっていた時期もあったかもしれない。
だが、めんまがくれた大きな経験と思い出が彼を変えたのだろう。
みんなと集まれて楽しく普通の人生を送れているのはめんまのおかげ。
その感謝を忘れずに今も「みんなのリーダー」なのもしれない。
そしていつも着ていた「地底人」みたいなシャツを着るセンス…
「あの10thはな」Tシャツを着る事でもうそんなシャツは着たくないけど今回は10周年だしな…仕方ない、よし、着ちゃうか!だったのだろう。(想像)
【ゆきあつ】
→
元々勉強ができるゆきあつはきっと大手な会社に勤めているのだろう。
その見た目からの仕事デキる感は実際「デキる」のだと想像させられる。
そして、普段は仕事で忙しいのだが、今回この写真を撮るためにきっと忙しい仕事を途中で切り上げてそのまま合流したんだろうとまで考えさせられる。
やるな…ゆきあつ!熱いぜ!
【つるこ】
→
僕のヒロインつるこに一体何があったというのだ。
えーと…何だ…「あの花」って当時彼ら彼女らは高校1年か2年生くらいの頃の出来事だったと思われるからその…10年後だから26~7歳くらい…だよな…。
彼女だけ20年後の8月じゃないか…?
つるこ…一体どんな人生を送ってきたのだ…彼女は本当にあの絵を描くのが好きだったつるこなんだろうか…きっとあの花の続編が出るとしたらつるこに一体何があって冴子になってしまったのかという内容の外伝だろう。更に10年後の8月に期待しよう。
【めんま】
→
変化なし。
「ちびるめ」されてるから変化なしかと思ったのに、マジで変化ねーじゃん!!並べても!!
ポーズ違うだけ!!10年前と今ッ…!ポーズ違うだけッ!!
やっぱり彼らの会話は間違いなかったのか…!
いいなあ…!トシくわねえの良いなぁ…俺も死んでみ…
ん…!?
あ…
あれ…!?
よく見ると…これ…!?
問:気が付けば今年で「あのはな」から10年後の8月、生まれ変わっためんまはどんな風になったのか?
答:ちょっと身長伸びた。
赤いマルの所の足、左は背伸びしていて、右が普通に着いている。
そしてワンピースのヒラヒラの部分の大きさが違う事がよく見ると分かる。
最期に、背伸びして背景の橋の3本目の線(なんて言って良いかよくわからんが)に届いていないというのに10年後のめんまは背伸びせずに3本目の線に頭が届いている。
そう、10年後のめんまは身長が伸びているのだ。
そして更によく思い出してほしい。
身長が伸びているという事は…
←コレはドラゴンボールの中だけの話であり、あの花の世界の死後は年齢を重ねているということだ。そもそもあの花の作中で死んだの小学生なのに高校生くらいの姿で現れてる訳だしね。
歳の取り方というのは、もちろんひとそれぞれである。
日頃から外で日にあたるような仕事をしていれば人より早くシミやシワ等が出てきてフケてるように見える人もいれば、日頃から外に出ないや化粧水だとか肌のケアをちゃんとしていれば逆に若く見られる事もあるだろう。
え…何も変わってなくね?な人も居れば20年後…?な人も居る訳だ。マクロスフロンティアのシェリルとランカが同じ高校生だとは私は未だに信じられないくらいだから、それはもう人間いろんな人がいるのだ。
めんま。
めんまは確かに背が伸びた。
伸びたのかも、しれない。
だが…
【小学生】
【高校生】
【約26歳】
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問:気が付けば今年で「あのはな」から10年後の8月、生まれ変わっためんまはどんな風になったのか?
答:やっぱ全く変わらなかった。
小学校低学年から26歳になっても同じワンピース…。
逆に20年後、30年後の「あの花」でめんまがどんな服装か気になりますね。
20年後はそのワンピース…
だよ。
【▼ガンダムダブルオーは実質あの花系女子はその後…】