ああっ、子供な大人部

私のアニメや漫画、ゲームへの「愛」を表現するブログです。よろしくお願いします。

第102回・読書感想文には『あのはな』を。【3:龍勢花火準備編】

【▲前回】

~主な超平和バスターズ

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【じんたん】引きこもりニート。通称クズ。めんまが見える。

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めんま】死んでしまったがじんたんにだけ見える。かわいい。

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【あなる】ギャル。本名「安城鳴子」であなる。前回出番ほぼなし。

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【ゆきあつ】じんたんと仲直り。趣味は女装(めんまコス)

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【つるこ】じんたんとゆきあつを仲直りさせた。名探偵。

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【モブ】みんなからは「ぽっぽ」と呼ばれている。

 

~前回までのあらすじ~

「もうひとりのめんま」はゆきあつだった。

その件も含め、つるこのおかげで仲の悪かったゆきあつとも仲直りした。

これからめんまの本当の願いを叶えるため、超平和バスターズは頑張る。

 



 

☆「そうだ!神様にお手紙送ろうよ!」

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めんまはね…カクレンボしてるの」

前にめんまがそう言った事があった。

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「…カクレンボ?」

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「おうちに帰ったらね…ママがめんまの仏壇に」

「カレーお供えしてくれてたの」

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「ママね めんまの頭悪いからお家帰ってくるかもって思ってるの」

「そういうのがね パパもねサー君もねきっとみんな悲しくって…」

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「たぶんね めんまはね」

めんまはちゃんと死んじゃったねーってちゃんと天国にいるねってみんなに思われてたほうがいいの」

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(そうだ…こいつはいつもこうだった…)

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「だってみんなには見えないんだもん だったらかくれたままでいたほうが きっといいの」

(阿保な物言い ズレた行動 でもその裏でいるも周りのことばかり気にしてた…)

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めんまはね めんまがいなくなっても ずぅっとみんなが仲良しでいてくれたらなって」

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「それだけっ」

 

めんまは現れてから一度、自分の家族の元へ行った。

だが、そこにはゆきあつとは違う、めんまに囚われた【母】の姿があった。

 

 

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めんまんちに行けば何かお願いのヒントが掴めるかもしれないだろ?」

そう言ったのはぽっぽだった。

早速超平和バスターズに「めんまの家に行こう」と連絡するも…

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ゆきあつ、つるこ不参加。

定期テスト前 今日は遅くなるから無理。鶴見も同じく。」とのこと。

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じんたん・ぽっぽ・あなるの三人で向かう事に。

進学校も大変なんだよ…」とあなるが言うが

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「それに…あんなことあった後だしやっぱ来にくいんじゃない?」

f:id:catherine_yanagi:20200720230855p:plain←あんなこと

 

 

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じんたんは行く事になったものの、どうしてもめんまの家に行く事に抵抗があった。

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「俺達が行って めんまのおふくろさんどんな顔するのか…」

そればかりが気になっていた。

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「信じられないみんなが来てくれるなんて」

芽衣子も喜んでくれるわ」

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「入って入って」

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「ねぇ 芽衣子に挨拶してくれるかしら?」

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仏壇の前でめんまに挨拶する3人。

だが、じんたんは…

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少し動揺していた。

やはりめんまの母が今どんな気持ちなのかが気になっている。

そして…

f:id:catherine_yanagi:20200720232749p:plainチラ…

 

 

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めんまの家 行かなくてよかったの?」

学業で忙しいつることゆきあつ。

めんまの家にじんたん達がいる頃、二人は電車に乗っていた。

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「お前だけでも行ってくればよかったろ」

「ゆきあつ君を一人にしておけないから」

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「…正直助かる…」

「あら 素直になったのね」

この前の一件から、少しゆきあつも変わった。

つるこ曰く素直になったらしい。

こうしてみんなが【あの頃】に少しずつ戻っていく。

 

そして、ふと思い出す。

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「”あの日”俺達はめんまに電話で呼び出されたよな?」

ゆきあつがふと思い出してつるこに言う。

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「えぇ…たしか…」

「あの時 何か相談があるって言ってなかったか!?」

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「―――ッ!そういえばめんまが相談したいことがあるからって――」

 

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日記を借りる事に成功した。

このめんまの日記を見れば叶えてほしい”お願い”が何かわかるかもしれない…!

 秘密基地に戻った3人は借りためんまの日記から「お願い」を探る。

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「じゃあ いくぞ」

気合入れて日記をめくる。

そこには…

 

 

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2月12日 今日はみんなとあそびました。おもしろかったです。

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2月14日 今日はみんなとあそびました。たのしかったです。

 

 

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僕が小学生の時、夏休みの宿題の日記でマジでこんな感じの文章で提出して先生に怒られたのを思い出すのとほぼ一緒の内容の日記だった。

わかる。わかるよめんま。大丈夫だぞ。夏休みの日記はそんな感じだったけど急に趣味で1記事1万文字越えのアニメ・マンガの考察ブログとか書き始めちゃう人もいるくらいだから世の中は。ウンウン。

f:id:catherine_yanagi:20200720234827p:plain「これちょっと違うじゃん」

「たのしかったです」「おもしろかったです」以外の何かをみつけたあなる。

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3月21日 今日はみんなとあそんでいるときころびました いたかったです

おんなじじゃん。

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「ここも違うぜ!”今日はみんなでじんたんのお母さんのおみまいにいきました”―――」

 

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「お見舞い…か…」「そういやよく行ったよな みんなでぞろぞろよ」

 

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身体が弱く、入院していたじんたんの母のお見舞いによく行っていた小学生のころの超平和バスターズ

めんまはじんたんの母が気になっていた。

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「じんたんのお母さんずーっと病院だね…」

「そうだ!神様にお手紙送ろうよ!じんたんのお母さん早く元気にしてくださいって!」

と、超可愛い意見を提案するめんま。

だが…

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「どうやって?」

 

そりゃそうだ。ここでこの話はお終い!かと思いきや…

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「じんたん あれ!」と指さすモブ。

かなり自信ありげだが、一体その先には何が…?

 

 

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じんたんは思い出した。

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「”みんなで花火をつくろうってきめました”」

「”むずかしいとおもいました”」

「”でもがんばります”」

「あ!思い出した!ロケット花火に手紙入れてよ!神様に届けようって」

母親のお見舞いの時に神様に手紙を届けようと言っためんまを思い出したじんたん。

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「おい!これじゃねーかお願いって」

「そうだよきっとそう!あの時作ろうとして結局駄目だったじゃん」

と、めんまの言う”お願い”が日記から見えてきたことに喜ぶあなるとぽっぽ。

もちろんじんたんも喜んでいるに違いない!と思ったが…

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「俺の…母さんのため…?」

 

 

 

 

☆「そんなことしたらママ…」

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遅れてつることゆきあつが秘密基地にやってきた。

そして、めんまの願いが花火じゃないか?と話すが…

 

「ないな」

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「”花火の火薬取り扱いは火薬類取締法において18歳以上で国家資格を持ってないと行えない”」と、ゆきあつの調べた結果分かった。

するとぽっぽが…

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「そういや昨日掃除してた時出てきたんだけど」

 

 

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超平和バスターズ製花火の設計図。

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「”花火をたくさんあつめてかやくをバラバラにしてからいっこにまとめる”」という安易すぎる考えにゆきあつも驚き。

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「”トイレットペーパーのしんに入れる燃えるからダメ!!”」という子供でも考えればわかる事を自信満々に設計図に書いている事に「あ…あたりまえじゃん…」とあなるもツッコむ。(ここが卑猥に聞こえたアナタは幼稚園からやり直しましょう。僕はさっき入園手続きを済ませました。

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「こえぇ!ガキこえぇぇ!」とぽっぽもビビる。おじさんとしては15~18くらいのガキの方が常識・行動力など総合的に怖いよと彼らに伝えたい。

 

「でも」

 

 

 

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「昔はこれでいけると思ってたんだよな…」

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「祭りで見るよりすげーの飛ばせるって思ってた…」

 

 

 

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花火作成は国家資格が必要とわかったみんな。

とりあえず帰宅することに。

花火はムリっぽいのでつるこがめんまにもお願いは分からないか聞いてみると…

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「本人も忘れてるみたいで…」

「でも作ってみて違いましたじゃ徒労だろ」と厳しめなゆきあつ。

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「わ わかった!帰ってちゃんと聞いてみる!」とじんたん。

そう、花火は高校生たちには難しい。

もしかしたら違う何かかもしれない、ことに賭けたい。

 

 

じんたんがいなくなった後、ゆきあつは言った。

 

「相談って本当に花火のことだったのか?」

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「わからないけど…たしかにやり残したし」

電車でも話した「めんまからの相談」の話の続きだった。

「なぁ なんであの日あそこに宿海がいたんだろうな」

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「宿海には内緒にしえ集まろうって めんまが ――」

 

 

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「え?」

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「いや…だからなんつーか流れでさ」

「お前のかーちゃんに会って…それで ―」

今日あった事を夕飯を食べながら話すじんたん。

まだ”お願い”は聞けてないが、とりあえず報告するも意外な反応が…

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まさかのボッシュート4連発。

世界ふしぎ発見でも紹介されない幽霊からひとし君人形ではなく晩飯をボッシュート

本来机からひとしくん人形が沈む様を「ボッシュート」だった記憶があるのだが「ぼっしゅーと」はめんまが飯を取り上げる様を言うらしい。

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これには何も不正解してないのにボッシュートされたじんたんもびっくり。

だが、めんまはふざけていない。

 

「…どうして!そんなことするの…?」

 

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「そんなことしたらママ…めんまのこと思い出しちゃうじゃない」

 

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めんまママにすっごくすっごく寂しい思いさせてる…」

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「これ以上ママのこと寂しくさせたくないの…!」

 

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めんまが見た”今”の家族たち。

自分の死が原因で何かがおかしくなっていた事を感じためんま

それは母の自分に対する想いだった。

母に少しでも自分を忘れてもらい、前に進んでほしいと願うめんまなりの気遣いだった。

 

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「もうめんまのこと…思い出させたくない…」

「思い出させたくないって…そんなの無理だろ だって――」

「無理でも!」

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「お前みんなの前で花火したじゃねえか…忘れないでいてくれたらうれしいって言ってたじゃねぇか…!」

 

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じんたんもめんまがみんなに忘れられたくないと言った事を憶えている。

そして、めんまを忘れられないみんなが今、お願いを叶えようとしているのもまた事実。

めんまは母に対してだけ逆の事を言う。

 

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「でもママは ――」

「いい加減にしろよ!」

 

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「お前はいつもそうやって人のことばっか気にして!」

「もっと自分のこと考えろよ!」

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「イライラすんだよそういう態度!」

「自分が傷ついてんのにヘラヘラ笑ってさ…!!」

 

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「泣くときは人のことばっかで ――」

 

じんたんは何で自分がこんなにめんまに怒鳴っているのかが分からなかった。

人の事ばかり気にするめんまの何かが気に入らなかった。

じんたんには自分の気持ちを隠し人前で何でもないフリをする事の気持ちが分かるから。

だからこそ、自分でも分からないイラつきが彼を襲う。

 

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「――ッ じんたん…」

めんまはじんたんを呼ぶが、彼にめんまの言葉は届かない。

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「俺は…!」

「じんたん!」

 

 

 

 

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なんやねんコイツ。

 

 

 

 

☆「生きてるってカンジするよ!」

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「花火?作れる人知ってるよ」

紹介が遅れました。このいきなり出てきて無理だと諦めるしかないと思っていた花火をたった1コマで解決してくれるおじさん

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じんたんの親父です。

「うちの現場にいるおじさんが祭りのときは花火師になるんだって」

「なーに?仁太君花火作りたいの?」

理由を聞かれるものの、さすがにめんまの願いを叶えるためにとは言えないじんたん。

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「あ…いや ぽっぽ達と」とたじたじな言い回し。嘘ではない。

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「そっか じゃあ頼んであげよっか」と、何だか話はすんなり進む。

クスりと笑ったのはきっと、不登校だった息子の中で「何か」が変わり始めているのを感じたからだろう。

その「花火」でまた変われるなら父は手助けくらいはしちゃうのだ。

 

…('ω')

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この美人を嫁にする…

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このオッサンは何者なんだ…(`・ω・´)

 

 

 

そして、花火について話を聞きに行くじんたんが言われたのは…

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「20万!?」

簡単な花火でもそれくらいかかるとじんたんパパに紹介してもらった花火師に言われてしまった。

決して安くはない金額である。特に高校生くらいだと。

どうでも良いけど今私が通勤用にと最近購入したが早くも違うのにしとけばよかった…と後悔している台湾だか中国産の変なスクーターがそれくらいの金額である。

f:id:catherine_yanagi:20200722000705p:plainコレ。CUXI100。アドレスにしとけばよかった。。

 

 

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「おおぉい!そんな金額見たことねーよ…」

と、驚くぽっぽ。でも君が乗ってたカブも中古で10万越え、もし新車なら20万超えるから見た事ないは言い過ぎでは…?じんたんも「だよなぁ…」だ。

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「いや!ダイジョーブ!きっとなんとかなる!」

と、閃いたかのように強気になるぽっぽ。彼の考えた策は…!?

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「俺とあなるが死ぬ気でバイトすりゃーな!」

と、間違っちゃないけど安易な策だった。

「ちょっともう勝手に決めないでくれる!?」とあなる。

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「20万ってかなりの金額よ!?」と言われるとそういえば私が高校生の時は部活が終わってから19時から22時までとか週4・5くらいで働いて4~5万円のお給料だったなぁ…('ω') なんて事を思い出す。確かに20万ってかなり大きな金額だ。

「へーきへーき」と簡単に言うぽっぽはバイトとはいえ今の僕くらい月に稼いでいるのだろうか。

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「二人で週7で働けばいけるって!」とぽっぽ。彼の瞳に冗談が混じっているようには見えない。

「ちょ…さすがに無理でしょッ!」とあなる。

そう。体力的に厳しいのだ。あなるのあなるを使ったバイトとかなら5日もあれば20万くらいパパパ~ンとイケると知り合いの風俗嬢「ショウ子ちゃん」が言ってた気がするが…そもそも女子高生不可ですね。反省。

【▲ショウ子ちゃん】

 

 

 

 

 

「…俺もやる」

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「俺もやる! バイト!」

 

 

 

 

 

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と、いう訳であなるがバイトをしているゲーム屋でバイトをする事となったじんたん。

あなるに指導を受けるものの…

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結構憶えがいいらしいじんたん。

教育係のあなるが1ヵ月かけて覚えた作業をサラっと会得。

だが…

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「いらっしゃいませ~」「…らっしゃいませ…」

と、そういえばこの前まで引きこもりだったんだよね、君。というのを思い出させてくれるじんたんの「…らっしゃいませ…」

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「こっちは全然駄目だね」とニヤニヤするあなる。

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ど…どうだ…( *• ̀ω•́ )b

 

 

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頑張って声を張るじんたん。評価は〇か×でなく「負けず嫌いなとこ全然変わってない」だそうです。

 

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「なんかこうしてると あの頃と変わらない」

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「ついこないだまで 魂抜けた感じだったくせに ――」

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「…ああ そうだ 私 やっぱり」

 

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「今でもじんたんが好きなんだ ――」

 

 

魂が抜けたようだったじんたんを見てきたあなる。

そして、そのじんたんが”あの頃”のように戻ってきているとも気付くあなる。

前に抱いていた気持ちが、今回の件を通して思い出していた。

 

 

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じんたんの変化に気付いたのはあなるだけじゃない、めんまもだ。

f:id:catherine_yanagi:20200722004658p:plain「夜はすぐ寝ちゃうし」

f:id:catherine_yanagi:20200722004719p:plain「朝はすぐいっちゃうし」

と、引きこもりだったじんたんが活発になってきたのを怪しむめんま

じんたん、引きこもってるより今の方が100倍良いからソッとしとてあげて

 

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じんたんパパもじんたんが早寝早起きしていても何をしているかまでは知らなかった。

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回覧板を持ってきたおばちゃんから仕入れた情報だったらしい。

不登校で朝からバイトしている所を目撃したらしいので、学校を退学したものなのか?と心配でじんたんパパに聞いてみたらしい。

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バイトを始めたと聞いためんま

 

あの引きこもりだったじんたんがバイト。

超平和バスターズが再び集まるようになったのはめんまのおかげ。

そして、その中でも引きこもりだったじんたんが外に出て何かに打ち込めるようになったのもめんまのおかげ。

彼女はじんたんも含め、【あの頃】と変わってしまった人たちを何人も元に戻しているのだ。

今度はじんたん。

 

そんなじんたんの変化を聞いためんまは…

 

f:id:catherine_yanagi:20200722005458p:plainいくない!

f:id:catherine_yanagi:20200722005520p:plainいくない!!!

f:id:catherine_yanagi:20200722005547p:plainいくなぁぁぁぁあい

 

ただただ可愛かった。

 

 

 

 

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いくなぁぁぁぁあい と外を走り始めるめんま

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f:id:catherine_yanagi:20200722012943p:plain秘密基地に到着。

そして、秘密基地の中をのぞいてみると…

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別に彼女らにはめんまの姿は見えないのに何か隠れちゃうめんまかわいい。

あなるとつるこが秘密基地に居た。

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「これ 少ないけど私と松雪から」

フリーマーケットでいらないもの売ってみたの ごめんなさいねバイトできなくて」

「ううん!ありがと!」

つることゆきあつは学業が忙しく、バイトができない。

だが、花火の力になりたいと少ないがとお金を用意していた。

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じんたんは今もゲーム屋でバイトをしている。

そして、夜になるとぽっぽの紹介で工事現場で働いているらしい。

「稼ぐには土木関係が一番なんだって」

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「しっかしロケット花火ってお金も飛んでくんだねぇ」

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花火 ―――

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お願い… めんまの…

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めんまが…自分のこと考えてない間…」

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「ずっと…じんたんがめんまのこと考えてくれたんだ…」

 

どうしてじんたんがそんなに頑張って働いているのか。

めんまにとっての謎は解決した。

それは【めんまのため】だという事。

 

 

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「かっけぇんすよ じんたんは…!」

ぽっぽも、めんまのために頑張れるじんたんを今も昔も同じ気持ちで憧れた。

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「かっけぇんす…!」

 

 

 

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「ねぇじんたん 学校大変?」

バイトしてる事を知っているめんまだが、知らないフリしてじんたんに聞く。

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あ、そういえば毎日学校行ってることになってんだっけ?と思い出したかのように「あぁ…うん」と返事。

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「…でも 楽しいかも」

「楽しい?」

学校とバイトを重ねて考えるじんたんはそう返事した。

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「家にずっといるより楽っていうか…こう生きてるって感じがするっていうか」

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今までは家に一人、何をする訳でもなく何かのせいにして生きていた。

今はめんまのお願いを叶えるため、毎日必死に働いている。

それは今までじんたんが感じた事のない”生きてる”と思える気持ちになれた。

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「…生きてる」

「あ!いやッ えっと…実際にどうって話じゃなくて…」

「その…こう てか今までの俺が ―」

つい、「生きてる」と口にしてしまったじんたん。

めんまに生き死にの話をしたかった訳ではないだろうが、つい本音を喋ってしまった。

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「…めんまも めんまもね!」

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「生きてるってカンジするじんたん見てると」

「生きてるってカンジするよ!」

 

 

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「とりあえず前金持ってきました!」

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「まだ全然足りないけどこれでとりあえず作り始めていくれないでしょうか?」

「お願いします!」

 

じんたん達は、貯めたお金を持っていき花火師にお願いする。

めんまのためにと集めたお金を差し出すも…

 

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「悪いけど駄目になったんよ」

「え!?」

 

意外な答えが返ってきた。

 

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「祭りの役員さんについ話しちまったんよ」

「したら高校生に手貸すなんてって怒られちまったんだよな」

「ほんっと!悪いな!」

 

花火師から理由を話される。だが…

「そんなの…!こんだけがんばったんすよ!」

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「誰ですかその役員って 俺 直接話して…!」

納得できるハズがなかった。

めんまの願い、そして自分たちの想いはもうすぐ叶うハズだった。

それを「駄目になった」の一言で終わらせる訳にはいかなかった。

 

花火師のおじさんは言う

 

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「それが…本間さんとこの…」

 

 

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めんまんちの ―――――?

 

 

 

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「お姉ちゃん」

 

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「仁太君達があなたのために色々がんばってくれてるみたいよ…」

 

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「ふざけてるわね」

 

 

 

 【▼続編】