リョウ・サカザキしかいないと思う。
いや、他にいなくもないんだけどさ。
むしろ字面で言ったらリョウよりロンの方が「龍」っぽい感じもあるし
笑龍(シャオロン)だって居るし
龍娘(ドラゴンギャル)だって居るし…
みんな大好き藤堂竜白も居る訳だしさ。
【▼みんな大好き藤堂竜白】
だが、ここはSNKファンとしてバーニングファイトを推したい気もしなくもないが、「無敵の龍 リョウ・サカザキ」を推します。
格闘ゲームファンなら誰もが思う違う技名を叫ぶがどっかで見た事ある技を繰り出し、さらわれた妹、ユリを助けるために闘い抜いた漢。
何だ!武道をやってるクセにその金髪とチャラチャラした胴着の色は!と思った方、まあ落ち着いて下さい。
リョウはまずハーフの子で母親譲りの金髪、そしてオレンジの胴着はその母が初めて仕立ててくれた思い出の胴着の色であり、後に事故死してしまった母の形見の胴着なのだ。何だ!と思っちゃいけない設定があるのだ。
そしてその「無敵の龍」は2021年現在も新作「KOF15」に参戦が確定。
リョウは自身の流派「極限流空手」の強さを広めるべく今も活躍する。
CAPCOM社の「リュウ」と言えば彼、スト2のリュウだと思う。
同じくCAPCOM社の「ブレスオブファイア」にもリュウと言う主人公が居るが、「CAPCOMでリュウと言えば?」という問いにはゲーマーの誰もが「スト2だべ」と答えると思う。
もし「ストライダーじゃね?」とか言う人が居たら「貴様の辞世の句ならその程度だろうよ」と会話の成立しない返事をしてもOKだろう。
【▼だから貴様は飼い犬なのさ】
今も新作が出ているストリートファイターの主人公だけあって知名度も高い。
それだけならまだしも↓↘→+パンチ等のコマンドを彼の必殺技である「波動拳」から格闘ゲーマーならば誰もが「波動コマンド」とか「昇龍コマンド」などと呼ぶ。
それがギルティギアとか全然違う格闘ゲームでも相手にコマンドを伝える時、そう呼ぶ。
CAPCOM社の「リュウ」というかもう格闘ゲームのリュウと名乗ってもおかしくないくらいの男である。
そして、このリュウはとにかく顔が広い。
当然、CAPCOM社のキャラクターが集まるゲームには僕が主人公ですみたいな位置にカーソルを置きつつも魔界の人や恐竜などとも友達。
X-MENやスパイダーマン、超人ハルクなどのアメリカンコミックで有名なマーベル社のキャラクターとも友達。
僕がリュウの友達ならば是非ワルキューレを紹介してもらいくらいだ。
アクビちゃんやヤッターマン、ガッチャマンで有名なタツノコプロの方々とも友達だ。スゴイ。私にドロンジョ様を是非紹介してほしい。
手塚治虫キャラともお友達だ。
もう、凄い。凄すぎるぜ!リュウ!
手塚キャラは別に誰も紹介してくんなくて大丈夫です。
そうなると当然…
大人気、任天堂のスマッシュブラザーズにも参戦!
もう、任天堂とお友達!
なんならスマブラを介してFFのクラウドやソニックなんかともお友達だ。顔が広すぎる。リュウ。
そんなリュウが一番交友関係を築いたのはどこの会社の友達なのだろうか。
私が知る中では、一番付き合いが多いのが…
ネオポケで3度、ドリキャスで3度(移植版除く)、ネオジオで1度、任天堂DSで1度、スマブラでも共演…!と、11回もコラボしている会社こそが…!
僕の大好きなSNK社ではないか!
もう、親友!朋友!マブ!!
このSVC-CHAOS-は、CAPCOMとSNKのクロスオーバーゲームとしては7作目に当たる訳なのだが…とうとう…!
SNKの龍と!
拳を交える前に会話を交える!!
中々見れない「他社」キャラクター同士の会話!
この己の拳のみで闘う格闘家の会話は…!!
会話の先手はリュウ、とうとう会えた極限流空手のリョウ。
CAPCOM所属であるリュウも格闘家としてのリョウの噂は聞いていた。
「最強の虎。噂は聞いていたよ。」と、爽やかに間違えた。
それを聞いたリョウ。間違えられたが極限流空手の事を知るリュウに…!
「俺は龍の方なんだが。」とちょっと怒っている。
どうでも良いけど、相方とはロバートの事だと思われる。
だが、僕の知っているロバートは
相方がベガ。
は、どうでも良いとして。
そんな間違えられてちょっと立腹気味なリョウにリュウは謝る。
「そ、それは失礼。」
「「貧しい方が」龍だったな。」
と、言う訳で今回は一体いつからリョウ・サカザキは貧乏なイメージをついたのか?というのを考えて行く回にしたいと思います。
☆リョウ・サカザキは貧乏なのか?
現在2021年、最後にリョウ・サカザキの金銭的状況を確認でききたのは2016年、KOF14のエンディングであった。
そのエンディングでリョウの姿を確認してみると…
まず、焼肉屋に居た。
この焼肉屋は…
極 限 焼 肉
確実にリョウ・サカザキの極限流と関係がありそうな名前の焼肉屋である。
本日貸し切りの極限焼肉の店内では…
KOFで優勝した極限流チームの祝勝会中だった。
そして、その彼らの会話を聞いてみると…
「そういえば、リミューアルオープンしてそこそこ経ってますが、極限焼肉の調子はどないでっか?」
「いやぁ絶好調といって良いだろう。さすがワシ。」
「まずは腹ごしらえ、名物の極限ハラミが大好評なんだよねお父さん!」
「多少無理はしたが、一等地のコンビニ撤退跡地に店を出すという作戦がよかった。」
「ゆとりあるサービスが売りのひとつやさかいな。」
極限焼肉という店の調子は絶好調。
そして、タクマから新メニューを聞かされる。
「牛豚乱舞は一皿二人前で、なんと税込み980円で提供できる!」
「売れる!これは売れるで!」と興奮のロバート。
目がキラキラとしているユリ。
そんな会話を聞いたリョウ・サカザキは…
「俺は、サウスタウンを出ようと思う…」と決意していた。
かつては「極限流空手」の創始者であった父、タクマサカザキは格闘大会KOFで優勝した自分らの事より極限焼肉の方が大事であった。
そして、一緒に優勝したハズの妹のユリと親友ロバートも焼肉屋経営の話しかしていない。格闘技に全てを尽くしていたリョウは、弟子のマルコと共にサウスタウンを出る事を決意する。
と、ここでわかる通り
実家は絶好調の焼肉屋を経営してるんだから、貧乏ではなくね?という事だ。
だが、リュウは「貧しい方が龍だったな」とハッキリ発言している。
なぜ、「貧しい方」とか言われてしまったのだろうか。
もしかして…
裕福すぎるコイツの横にいつも居るからだろうか。
そういえば関西弁の彼、ロバートは龍虎の拳1の時から「イタリアの名家ガルシア家の御曹司」みたいな設定で同じ流派なのに胴着も着ずに何かイケてるジャケットで闘っていた。そして…
とにかく見せつける真っ赤なフェラーリ。
そう、移動だけならまだしも背景にすらフェラーリ。
バッテリー上がっても金はいくらでもあるんで余裕ですと言わんばかりに龍虎2のステージ背景の誰も乗ってないフェラーリのヘッドライトは点灯している。
そこで、リョウ・サカザキだ。ロバートと比べたら「貧しい」と言われてしまう財力かもしれないが、彼だって大きなバイクで移動している。
貧乏人にはバイクは購入も維持も難しいのだ。
下駄。
龍虎の拳の時代背景が1900何年なのかは知らないので、ノーヘルはまあいいやとして同じバイク乗りである私からしても下駄でマニュアル車はどうやって操縦するんだろうかと考えさせられる。
真っ赤なフェラーリ乗りと下駄のバイク乗り。
バイク用にスニーカーやブーツでも買えば良いのに…と思ったのだが多分下駄も安いモンじゃないのでオシャレのつもりなんだろう。
もしくは下駄でギアチェンジやブレーキ操作を確実にするのも何かの修行とか。
そんなオシャレと修行を兼ねたリョウの下駄は…
試合中は邪魔らしい。
このズレたオシャレと真っ赤なフェラーリ野郎のせいで勝手に貧乏と思われたリョウ・サカザキではあるが、実家は大繁盛焼肉屋。
2016年に発売されたKOF14のEDで得た情報のおかげでリョウの貧乏は気のせい、という事で今回は締めたいと思います!
これ、2003年の情報だった。
2013年、リュウに貧乏と言われた13年後の2016年、確かに貧乏ではなくなったと思われるリョウ・サカザキ、今回は2003年以前のリョウが他社キャラのリュウに貧しいとか言われる程貧乏だったのか?という事を振り返っていきたいと思います。
☆過去を振り返らずを得ない【1】
【KOF2003 エンディング】
大会を終えて道場に戻るとリョウ・ロバートの師匠であるタクマが襲われていた。
「わしとしたことが、ぬかったわ。」
「…あの親父が、ここまでやれれるなんて」
相当な実力者がタクマを襲ったと思ったリョウ。
救急車で運ばれるタクマ。
「一体何が目的で親父を襲撃したっていうんだ」とリョウ。
そこで妹のユリは言う。
「お金目当てのドロボー…」
同年2003年にリュウから「貧しい方」とか言われたものの、極限流道場には金目当ての泥棒が!!
しかもそいつは金目当てでタクマを倒せる程の男だと言うのだから一周回って犯人は実力と極限流貧乏説を知る辺りリュウなんじゃねーのか?!とも思えたが…
「うちの道場に金があると思ってる連中がいると思うか?」とリョウ。
2003年で既にサウスタウンでは有名な貧乏だったっぽい。
【KOF2001 エンディング】
秘密結社ネスツの基地が崩壊。
誰もが絶体絶命だった中極限流チームは生き延びた。
「我が弟子が困っておるのに助けん師匠がどこにいる」
と、そんな中ロバートを救出したのはタクマだったことが判明。
「しっ、師匠!」と感激するロバート。
そしてタクマは言う。
「それに、お前がおらんと金が入らんしな…」
「ハッ!!」
唐突なクズ発言で感謝感激のロバートの気を緩まそうとするユーモアかます師匠。
さすがです師匠…!
→
と、思いたかったのだがこの悪人顔が本音だったという事を我々に悟らす。
そして、親友ロバートを父が金ヅルにしているとわかった息子のリョウ。
この発言には黙っていられなかった。
「まずいぞ、親父!金がいるから助けたなんて!」
と、貧困は人の心をも変えるという事を教えてくれた極限流親子だった。
【KOF99 エンディング】
秘密結社ネスツの幹部「クリザリッド」倒した極限流メンバー。
崩れ落ちてくる天井、極限流チームはその場所から逃げていた。
全力で走る中、ユリが気付く。
「あっ、お父さん!」
父であり、極限流創始者のタクマの姿が見えない。
後ろを見てみると…
タッタッタッ…
ガラガラガラ…
ドシャアッ
「親父ーーーー!!」
と、涙を流すも誰一人立ち止まらない極限流メンバー。
そう、生き延びてこそ。生き延びて極限流を伝えていかなければならない。
そして、崩れるネスツ基地を無事脱出した極限流。
彼らは瓦礫に埋もれてしまったタクマのために…
手を合わせる。
自分達をここまで強くしてくれたタクマ。
そのタクマが創り上げた「極限流」をこれからも広げていく、と。
そんなタクマのために作られた墓が
思いのほか超即席。
わざわざ線香をあげ、花と天狗の面まで用意したのだから一度帰宅して少し時間が経ったものだと思われるがサカザキ家には父の墓を建ててやる余裕がなかったのか。そしてロバートもロバートで弟子なのに少しも協力しなかったのか。
そんな事を考えさせられる悲しいエンディングであった。
そして、タクマは…
元気だった。
【龍虎の拳2 エンディング】
「やっぱり俺が優勝か。大した奴はいなかったな。」
と、初代キング・オブ・ファイターズで優勝したリョウは上機嫌だった。
「リョウ、やったな。お前ほどの男が俺のライバルとは、はなが高いで。」
と、リョウの優勝を喜ぶロバート。だが話はまだ終わってない。
「ところで、ここまでの旅費と今までの借金やけどな、優勝賞金から」
「ひかせてもらったで。で、これがお前のとり分。」
「ホレ、500円。」
「金の事はきっちりせんとなあ。」
「なんかもんくあるんか?」とロバート。
ここで分かった事が、当然だがKOFなどの大会での移動は金がかかることとリョウはその辺のお金をロバートから借りていたのとその他借金があったらしい。
が、ロバート。ちゃんと返済してもらえると思ったタイミングで取り立ててなんなら利子も付けずにリョウにどういう訳かキリよく余った500円を渡している。
「なんかもんくあるんか?」と言うロバートだが無いだろう。
むしろ金を貸してくれて待ってくれたロバートに感謝すべきリョウだが…
「とうぜんだ!」とリョウ。
一体この優しいロバートに一体どんな文句があるのだというのか。
そのリョウの言い分はこちら。
「この金持ちのボンボンがー!セコイまねすんじゃねー!」
立派な逆ギレである。
そこまで色々してもらったというのに文句垂れるリョウをロバートがブン殴るのはまだわかるとして
ロバートが蹴られて鼻血を流すのはどうもおかしな話な気がするのだが。
☆過去を振り返らずを得ない【2】
貧乏なのか?
お金持ちではないらしいというのは伝わってくるが、貧乏なのか?
普通に人並の生活送れてるのにロバートが横にいるせいじゃね?とも思う。
確かに即席な墓を建ててみたりしていたものの、普通ネスツ基地跡にまともな墓建てなくね?というのもあるし、借金が~とは言ってるものの旅費とかで世界を回ったら金はかかるから金持ちの友人に協力してもらったりとそこまでおかしな話にも感じない気がするのだが…?
よく考えたらまあまあ高そうなアメリカンのバイクを所持し、道場まで経営しているのだから、やはり普通。むしろお金がないとは言え高卒の初任給くらい稼いでいるのではないだろうか。
貧乏、なのだろうか。
貧乏っつったら、アレだ。
浦沢直樹のHappy!だ。
兄のせいで初っ端から2億5000万の借金を抱えさせられ、ボロボロのアパートで下の兄弟3人を食わせるために頑張るも借金取りが家に来てソープで働かさせられそうになるくらいの絶望から始まったHappy!だ。
テニスの試合で賞金2億5000万という文字を見てテニスのプロになろうと奮闘するもののそんなことどうでも良いくらいイジメに合うHappy!
テニス漫画だと言うのに試合の結果より主人公・海野幸の明日の方が気になるHappy!だ。
そんな貧乏っぷりを魅せてくれるHappy!と言えば…
テニスウェアもラケットもシューズもこの1着しかない。という所。
衣服がない。これぞ貧乏。(イメージです)
そこでリョウ・サカザキだ。
彼の衣服関係はどうなのだろうか。
【龍虎の拳】
胴着・黒インナー・バイク・下駄とかなり揃えている。
リョウ・サカザキのベースはこの衣装から、という事になる。
【龍虎の拳2】
黒いインナーが消えた。
夏場の大会だったのか。ここから既に彼の貧乏は始まっていたのか。
【龍虎の拳 外伝】
黒インナー復活。
やはり夏場の大会だったようだ。
【KOF94】
「オレたちゃこれで飯食ってんだ!負けたら明日はねえんだよ!」とか言い始める。Happy!と同じである。多分極限流道場を建てるのに2億5000万はかかったんじゃないだろうかと考えさせられる。
「そうだそうだ。負けたら明日はないんじゃ」みたいな顔してる。
流石は極限流創始者のタクマ。状況はリョウと同じなのだ。
「いや、ワイは負けても明日あるけどな」みたいな顔のロバート。
金持ちボンボンらしいのでリョウの「負けたら明日はねえ」発言にさぞ「巻き込むなや」と感じたに違いないだろう。
ついでに補足情報として、リョウはこのSNKオールスターであるKOF94で相当気合が入っていたのか…
オシャレ下駄復活。
【KOF95】
散髪代を浮かすためか、髪がかなり伸びている。
だが、元々がイケメンなリョウは前髪が伸びているくらいの方がカッコイイ。
そして散髪代がないか?と思わせておきつつ金銭的余裕を披露する。
クルッ…
グッ…
ビリッ
「押ゥ忍!」
胴着破いた。
謎すぎる一発芸を魅せてくれるリョウ。確か母が仕立ててくれた胴着…と思ったのだが、きっと同じ色の違う胴着を何着も持っているのだろう。
【KOF96】
異様にオレンジ色が濃いので新しい胴着だと思われる。
前作’95で破りすぎて予備が消滅したか?とも思ったが人並の生活を送っている(ハズ)のリョウであれば胴着の新調など余裕なのだ。
【龍虎の拳 外伝】
普通に私服もあるのだ。
だが、私服はバーニングファイトのデュークっぽさがが凄い。
オレンジ胴着以外もちゃんと用意していたリョウ。これで脱Happy!である。
そして、みんなの不安もここで打ち消してくれる。
下駄じゃない。
【KOF11】
KOFⅪのエンディングにて、キングも誘い極限流のみんなと高そうなレストランで食事会の予定だったのだが、ユリやロバート、タクマは一向に現れない。
そう、現れないのはユリ達の作戦通り。
ここでリョウとキングを二人きりにして強制的にデートをしてもらうという作戦なのだ。
このデートでリョウとキングの二人は急接近…!を願うユリやロバートだが…
オレンジ色のスーツ。
私はこのオレンジ色のスーツを着てる人は生まれてからまだリョウ・サカザキと
ティモンディの高岸さんしか見た事がない。
【KOF14】
今のところ最新作のKOF14、このエンディングに登場するリョウも私服。
やっと普通の私服で登場した今作であるが、本人もまさかこの後サウスタウンを出る決意をする事になるとは思わなかっただろう。
☆なぜ貧乏なイメージが強いのか?
そんな貧乏じゃなくね?
服がない訳でもないし、家が無い訳でもない。
私服はちょこちょこ登場するし、家に関しては道場だ。
むしろ皆勤賞なので旅費がなくてKOFに参加できないとかそんな話もない。
一体何が。一体何がそんなにリョウを「貧乏」のイメージが付きまとうのだろうか。
私はその「謎」を説く事ができた。
そのリョウにまとわりつく「イメージ」の正体は…
オーラだ。
そう、黙っていてもその人から発される【優しそう、怖そう】などの雰囲気、逆に「魅力」とも言える見えない力…オーラ。
そう。オーラだ。
KOF15にも参戦決定したシェルミーなんて良い例だ。
確かに胸も大きくスタイルも良い、そして露出度の高い服装。
なんてエロい女なんだ…と感じるもH大好き♡だとか一回デートしたらヤラせてくれるとは一言も言ってない。これはこっち側が勝手にそんな気がすると思い込んでいるだけなのだ。
このリョウを見て貧乏っちいなあと感じられる人は居るのだろうか。
そう、居ないハズだ。
だが、オーラというものはどのようにして発せられるものなのか?を考えた事があるだろうか。
私が思うに…
過去の経験はいかに隠してもオーラとして発せられると思う。
世の中には良い事をしても悪い事をしても隠す人間が居る。
だが、それを隠している人間はふと自分の気付かない所で過去の自分を曝け出しているという場合がある。
行動、発言、考え方。
一体何で相手に自分のオーラを感じさせてしまうかは分からない。
だが、相手は感じてしまうのが「オーラ」である、と。
だからシェルミーに関してもオロチ四天王というボスキャラ感満載な役割を持っているのにもかかわらず過去セフレが100人くらい居たり、過去家に帰ってはライブチャットでエロすぎる配信をしていたりえ?そっちの穴…そっちの穴ですか!?みたいな過去を経て今の彼女があるのかもしれない。(想像です)
見た目や雰囲気でそんな想像させられるのが「オーラ」。
リョウ・サカザキも隠し切れない「貧乏オーラ」が出ているのかもしれない。
だが、ゲームをやっている我々だけでは感じられないオーラ。
実際に対面したものにだけ感じられるというオーラ。
少なくとも、リュウはリョウに実際対面した者から聞いた噂で「貧しい方」発言をしていると私は感じた。
だが、リョウに一体どんな過去があったのか。
それは…
龍虎の拳の説明書にあった。
タクマが幼いリョウに稽古している所から始まる公式の漫画。
上段蹴りをモロに喰らうリョウ・サカザキ。
「こんな修行耐えられないよ」と訴える。
「私が元気なうちにお前に極限流のすべてを伝授しておきたいんだ。」
「この世の中、自分の力で成功を勝ち取らない限り、お前を誰も助けてはくれないんだぞ。」と言う父のタクマ。とても厳しいが極限流と共に正論も叩き込む。
同一人物とは思えない。
少年ロバートはそんなタクマとリョウの稽古を見ていた。
何不自由ない生活を送っていたロバートであったが…
「僕、本当はお父さんの後継ぎなんていやなんだ。」
「自分の力で成功をつかみたいんだ。」
リョウの稽古を見ていたロバートにも、タクマの想いは響いた。
そして、そんな生活から飛び出したロバートはタクマの元へ行き極限流空手を伝授してほしいと頼み込む。
そこで今の親友であるリョウとの長い付き合いが始まる。
だが、そんな毎日は急に終わる。
リョウ、10歳の誕生日タクマとリョウの母親の乗った車は事故に遭う。
母は即死、父のタクマは瀕死の重傷。
悲しむリョウの妹、ユリ。
この事故がきっかけでサカザキ家は大きく変わる。
「もう泣くなよ。俺がついてるじゃないか。」
そう言い妹を慰める兄のリョウ。
泣きたいのは彼も同じだった。
父のタクマが入院している間、当然収入源はなく、父の作り上げた「極限流空手」の道場を売り払う事を余儀なくされていた。
そして数か月後、父のタクマは退院したが…
【リョウへ ユリのことを頼む 父】
そう書かれた置き手紙を残しどこかへ消える。
父のタクマと母のロネットの事故には不審な点が多かった。
何者か故意に起こされた事故であった可能性が高い。
父のタクマは、退院してからその犯人を捜していた。
そして、今回急に置き手紙を残した父は何かを掴んだのだろうか。
だが
それ以来、父が戻ることはなかった。
父が消えてから数年。
リョウは妹のユリを養うため早朝から夜中まで死に物狂いで働いていた。
だが、ユリには贅沢させてやれる訳でもなく苦しい生活が続いていた。
「父さん、俺は一体どうすればいいんだ。」
リョウはユリの寝顔を見て、思い出した。
「この世の中、自分の力で成功を勝ち取らない限り、お前を誰も助けてはくれないんだぞ。」
「自分の力で勝ち取る…」
タクマの言葉を思い出したリョウが取った行動は ーー
ストリートファイターとなり、金を稼ぐことだった。
だが、彼はまだ弱かった。
「お願い!もうこんなことはやめて。」
「私、贅沢なんてしなくていい。今のままで充分幸せだもん。」
ユリに少しでも贅沢をさせてやれたい、そしてこの苦しい生活が少しでも楽になればと始めたストリートファイトであったが、それは逆に妹のユリを心配させるだけであった。
が、数年後。
リョウは街でも評判のストリートファイターに成長していた。
リョウ対多勢のストリートファイトが始まろうとしていた時、ロバートが乱入。
「ロバート、やっと戻ってきたのか。相当腕を上げたな。」
久しぶりの再会を喜ぶリョウ。だが、そんな場合ではなかった。
「リョウ、こんなことしている場合じゃないんだ!」
「ユリちゃんが車で連れ去られたんだ!」
「手懸りは車のナンバーがサウスタウンのものだったいうことだけだ。」
「両親だけじゃ飽きたらず、ユリまでも俺から奪うというのか。」
「許せねえ、この腕で叩きのめす!」
「じゃあ、俺も手を貸すぜ。」
サウスタウン ――
その街の裏側では欲望と憎悪が渦巻いていた。
一体、誰が、何のため、ユリをさらったのか!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問:一体いつからリョウ・サカザキは貧乏なイメージをついたのか?
答:初代龍虎の拳の壮絶すぎる生い立ちからその後も「本物の貧乏」の経験から溢れるオーラを抑える事ができず普通の生活を送っているっぽいのに貧乏イメージが消えなかっただけだった。
むしろあの頃と比べ物にならない今を手に入れていた極限流の方々。
一度失踪したとは思えない焼肉店経営者のタクマ。
一度誘拐された事のあるとは思えない「ママ…」と泣いていたユリ。
金ヅルにされていた過去を忘れて仲良くやっているロバート。
そう。いいじゃないか。コレで。
貧乏じゃない。誘拐もされない。家族は全員揃っている。
過去、確かに貧乏だったかもしれないリョウ。
その貧乏キャラはオーラのせいという事にしたいのだが…
正直言ってオーラじゃなくて実際貧乏継続中だと思ってました。私。
だが、なぜそう感じたのだろうか。
今も長々と記事で振り返った通り、そんなに貧乏要素はないのだ。
オーラではないものでリョウから貧乏を感じていた?
そんなバカな。あえて言うならば
これくらいだ。
ナレーションで「生活は苦しく」と書いてあるくらいでリョウ自身が「貧乏」なんだと言っている訳ではない。
そう、認めなければ貧乏じゃないのだ。(極限流理論)
むしろ思い出してほしい。
龍虎の拳2のキングのエンディングにて歩けなかったキングの弟ジャンの手術費用。
キングさんも「あんた達」と言っているのでリョウとロバート2人で出したのだ。
これは貧乏のなせる業ではない。たとえ費用がロバート9:リョウ1だとしても手術費用なのでそれでもかなりの金額だろう。
そう。お金のかかる粋な計らいもできるリョウ。
なぜ貧乏なイメージが消えないのだ。
その答えは…
リュウが導き出してくれていた。
最初の話に戻るが…
この二人の格闘家が拳の前に会話を交える。
「最強の虎。噂は聞いていたよ。」
と、きっと極限流に対する嫌がらせでダンから聞いたであろう話を信じていたリュウは爽やかに間違えつつリョウとの対決を楽しみに声をかける。
「・・・それは相方の方でね。俺は龍の方なんだが。」
そう言いちょっとムスっとするリョウ。だが極限流の名が広く知れ渡っている事は彼にとっても嫌な話ではないだろう。
「そ、それは失礼。「貧しい方が」龍だったな。」
と、本当に「それは失礼」と謝った後に更に失礼を重ねるリュウ。
ストリートファイターであるリュウは拳はもとより口喧嘩も強いのだろう。
だが、それを聞いたリョウは黙っていられなかった。
そう、黙っていられる訳がない。
確かに、辛い過去があった。
だが、それは過去だ。
現在は違う。
バイクだって所持している。
胴着を破いたって替えはいくらでもある。
下駄じゃない靴だってもっている。
オレンジ色のスーツで高そうなレストランにも行く。
普通の私服だって持っている。
だから「貧しい方が」と言われ、彼は言った。
問:一体いつからリョウ・サカザキは貧乏なイメージをついたのか?
答:イメージじゃなくて貧乏だった。
「…貧乏なんでな、ケンカは買えないぜ。こっちから売ってやらぁ!」
オーラがどうとかこうとかじゃなくて本人談。
戦国武将、真田幸村がこんな事を言っていた。
「人間には触れちゃならん傷みがあるんだ!!」
「其処に触れたら後は生命のやりとりしか残らんのだ!!」
リョウの「触れちゃならん傷み」に触れたリュウ。
この生命のやりとりの結末は ー。
【▼当ブログ二度目のリョウ・サカザキ回】