第68回・僕の知ってる遊☆戯☆王は原作を読むと何か違かった。
今更なんですが…
遊☆戯☆王 全巻読みました!
そう、遊戯王。
とにかく流行りましたよね、気が付けば20年くらい前に。
もともとは少年ジャンプで連載されていた「ゲーム」を題材にした漫画が遊戯王。
イジメられっ子である主人公「遊戯」が宝物にしていた千年パズルがあと少しで完成、という所から物語が始まります。
「このパズルを解いた人にはもれなく願いをひとつ叶えてあげよー ってさ!」
主人公である遊戯はパズル完成に願いを込めていた。
きっとパズルが完成したら、自分の願いは叶う。
そう信じ、「城之内」と「本田」にイジメられつつも毎日学園生活を過ごしていた。
そんなイジメられている遊戯に話しかける風紀委員を名乗る男。
イジメられっ子の遊戯のボディーガードを引き受けると言う。
だが、狙いは「ボディガードとして働いたから金をよこせ」という更にタチの悪い弱い者イジメであった。
遊戯をイジメていたクラスメート、「城之内」と「本田」は風紀委員にボコボコにされてしまう。
「やるなら僕をやってくれよ!」と言い、遊戯は彼らの身代わりとなりボコボコにされる。遊戯を普段イジメていた城之内は驚いた。何故、遊戯は自分らをかばってくれたのか、と。
’’友達’’だからであった。遊戯にとって彼らは友達。
城之内や本田はそうは思っていなかったようだが、遊戯は彼らを’’友達’’だと信じていた。
遊戯が千年パズルに込めた願い。
それは’’親友がほしい’’という願いだった。
だから彼は、自分が友達だと信じたもの人たちを守りたかった。
殴られるだけで何もできない上、金まで請求された悔しい思いをしたその夜・・・
とうとう「千年パズル」を完成させる。
これで彼の「親友が欲しい」という願いは叶うのだろうか…?
ズキューン
ズキューンであった。誰が想像できただろうか。ズキューン。
その夜、遊戯は自分や友を殴った風紀委員を学校へ呼び出す。
金を用意した、と。
「どう オレとゲームをしようぜ」
彼は指示された金額の倍を用意、だが、ただではその倍の金額は渡さない。
そこで彼はゲームを風紀委員に挑む、そのゲームに勝てたら倍の金額をくれてやる、と言う。
彼はあのイジメられっ子の遊戯なのだろうか?
違う、彼は遊戯であって遊戯でない。
千年パズルを完成させた時、願いが叶うのではなく、「「闇のゲーム」を受け継ぐ正義の番人」となるのであった。
「ルールを破ったら運命の罰ゲームが待ってるぜ!」
それが「闇のゲーム」だそうだ。
そしてその闇のゲームは「人間の本性」を暴く。
目の前の欲望を我慢できない人間はだいたいルールを破る。
そしてルール違反を犯した人間は…
正義の番人 遊戯によって裁かれる。
↓
風紀委員は遊戯により「罰ゲーム」を受け、たくさんの金が手に入ったと思い込んでいるのだが、実際はゴミや葉っぱが金に見えるだけ、という微妙にエグイ精神状態にされてしまった。
城之内、本田を殴った風紀委員は遊戯によって裁かれた。
だが、遊戯自身はこの時まだ自分に何が起こっているのかは解っていない。
遊戯をイジメていた城之内は彼が自分を守ってくれていた事を忘れていなかった。
「見えるんだけど見えねえモン」
城之内も遊戯を見習い、宝物を持つ事にした。
それは「見えるんだけど見えねえモン」だそう。
「オレとお前は互いに見えっけどよー 友情ってやつは見えねーだろ!」
城之内が宝にしたもの、それは自分をかばってくれた遊戯との「友情」であると。
「うん」
これは千年パズルが叶えたのだろうか、それとも遊戯本人が叶えたのだろうか。
そんな事は遊戯本人にとってもどうでも良い事なのであろう。
こんな出来事から遊戯王は「遊戯」と「城之内」の友情から話がスタートする。
で、そんな感じで毎話何かトラブルが起こり、正義の番人である遊戯の「闇人格」が発動し「ゲーム」を挑む。
とてもシンプルなゲームですら「闇のゲーム」となり、本性をさらけ出しイカサマをする悪い奴に勝利し、裁いていくと言った感じの漫画なのですが…
いつの間にかカードゲーム主体に。
最初はたまに漫画内で登場するトレーディングカードを「闇のゲーム」で闘う所から、気が付けばトレカで闘う漫画に変化していた遊戯王。
だが、そのトレカは現実世界でもグッズ化され、それがまた大変人気。
「遊戯王カード」と言えば聞き覚えがある方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
このカードゲームが流行りまくったおかげで「罰ゲーム!」がこの漫画を表す言葉だと思っていたのだが、いつの間にか
「俺のターン」だとか「ドロー!」だとか「攻撃表示で召喚!」だとか「場にカードを伏せ、ターンエンド!」とかもうそんな感じだ。
そして遊戯がカードで負けた!と思えば「それはどうかな…?」という言葉と同時に大体逆転勝利だ。
そして一番驚いたのが…
まだまだ「遊戯王」は終わってなかったらしい。という事。
もちろん原作である漫画しか読んでいない私は遊戯以外のキャラクターの名前は想像すらつかない。ジョジョと同じでみんな「ユウギ」という単語がどっかしらに入っているとかであろうか。
で、最近読み終えた遊戯王ではあるが、私も流行っていたので当時漫画も読んでたし、アニメも見てたし、なんならゲームボーイとかで発売されたゲームとかもやっていました。
だが、年齢が上がるにつれ私は遊戯王から離れ、そして時を越え今読み終えた。
そんな遊戯王を読み終えた少年からオッサンに変化していた私の感想は…
と、いう訳で、今回は僕の知ってた遊戯王と原作がどう違うのか?を比べる回にしたいと思います。
☆遊闘1 シモン・ムーラン
遊戯王の最終ストーリー「王の記憶編」に登場するキャラクター。
「王の記憶編」は現実世界ではなく、闇遊戯の記憶である古代エジプトが舞台。
その古代エジプトでは闇遊戯の正体が明らかになる。
彼の正体は…
ファラオ。
古代エジプトのファラオ、つまりは「王様」である。
そのファラオである闇遊戯の側近を務めているのが、シモン。
なげかわしや~~。
玉座で居眠りしているファラオに「なげかわしや~~」
顔は隠れ、目しか見えないシモン。だが彼は…
遊戯の祖父にソックリらしい。
【←じーちゃん】
確かに同じような目はしている気もするが、そんなに似ているのだろうか。
きっとアニメ版では声優が一緒、とかなんでしょう。
そんなじーちゃん似の側近、シモンに目を起こされる所から「王の記憶編」は始まる。
なげかわしやー。
【僕の知ってるシモン・ムーラン】
ラスボスのペガサスを倒す事で現れる…
隠しボスである闇遊戯
と、肩を並べる謎の隠しボス。
そう、彼こそが私の知る「シモン・ムーラン」である。
彼は原作で登場する何年も前、まだゲームボーイがモノクロだった時代から存在していたのであった。
まだこの頃、原作の遊戯王では千年アイテムも全て出現していなく、王の記憶編はおろか、闇遊戯が何者か?などという疑問すらなかった頃である。
一体彼は何者なのだろうか、私の知るシモン。
やまおくに すむ せんにん だった。
この謎の仙人、シモンはGB版遊戯王で隠しボスとしてデビューする。
彼は次回作、GB版遊戯王2でも登場する。
GB版2はゲームボーイカラー対応なのでもちろんシモンもカラフルに。
「おぬしのカードとこころがひとつになっておらんとワシをたおすことはできぬぞ…」と、カラフルになって凄むシモン。
だが、彼はGB版の2にて…
ちゃっかり隠しボスをクビになっていた。
ラスボス手前のステージ3の対戦相手に降格していたのだ。
隠しボスでデビューを果たし、次回作で弱体化。
やはり謎の仙人が隠しボスは何かおかしいとKONAMI側も感じたのだろうか。
そしてシモン登場3作目はゲームボーイという枠を越え、プレステへ。
今まで原作で登場したキャラクターととにかくカードで対戦するだけだったGB版と違い、PS版はストーリーモードを搭載。⁽クリア激ムズ⁾
舞台は古代エジプト、主人公は名もなきファラオ。
これも漫画で「王の記憶編」が始まる何年も前に登場したゲームであるのだが、既に闇遊戯が古代エジプトのファラオで、シモンが側近である、という設定は同じだったようだ。
私はこのゲームのおかげで漫画を最後まで読まずとも当時、闇遊戯はファラオなんでしょ?となんとなく認知できたのであった。
ただ、このゲームで初代隠しボスのシモンに更なる変化が。
→
肌が青くなっているように見える。
ゲームボーイからプレステへとゲームを跨いで登場するシモン。
画質が向上した彼は肌の色が変化してしまった。
ただ、ターバンやらで目以外を隠しているのだから、そう見えるだけなのでは?とも思ったのですが…
確実に青い。
シモンの肌は青くなってしまった。
ストリートファイター2に登場するブランカ氏は普通の人間だったらしいのだが、アマゾンで暮らしているうちに肌が緑になってしまったという話を聞いた事があるのだが…。
山奥で仙人をしていると肌が青くなってしまうのであろうか。
それは謎であるのだが、一つ解っている事だけがある。
初代で隠し裏ボスを務め、2作目でステージ3で何とか強さを保ったシモンであったのだが…
【フリーデュエルモード】
とうとう作中最弱のキャラクターとなる。
カードで遊ぶ村人や老人以下となったシモンムーラン。
私の知るアナタが一番嘆かわしい。
☆遊闘2 イシズ・イシュタール
入院中に遊戯達は彼女の存在を知る事となる。
「古代エジプト展」が開催される。
この写真に写る女性の首にかかっているもの、これが遊戯のパズルと同じく千年アイテムなのではないだろうか?という所から彼女は登場する。
「私はイシズ・イシュタール」
古代エジプト展の責任者として美術館に居るエジプトの女性だ。
だが、作中で彼女に最初に会ったのは遊戯達ではない。
海馬瀬人、だ。
彼は遊戯のライバルであるゲームのエキスパート。
イシズは彼、海馬に用があった。
だが、海馬はイシズの話にとにかく興味がない。
彼女は知っていた、作中登場するカードゲームの起源が古代エジプトである事を。
そして幻の「3枚の神のカード」の存在を海馬に教える。
何故、海馬にそんな事を教えたのか。
レアカード窃盗集団 グールズ
彼にその「グールズ」が奪った2枚の神のカードを取り戻してほしいと頼む。
イシズは海馬に残りの神のカード「オベリスクの巨神兵」を渡す。
このカードを囮にグールズと接触し、残りの神のカードを取り戻してほしい、と。
そんな話から「王の記憶編」の前の話に当たる「バトルシティ編」が幕を開ける。
レアカード窃盗集団グールズのボス・・・
マリク。
彼の名前は「マリク・イシュタール」
イシズは実の弟、マリク救うため、動き出す -
【僕の知ってるイシズ・イシュタール】
シモンが隠しボスをクビになった事で有名なGB版遊戯王2
そのラスボスを務める1に引き続きカラーになって登場ペガサス。
ラスボスのペガサスを倒す事で現れる…
隠しボスである闇遊戯
と、肩を並べる謎の隠しボス。
そう、彼こそが私の知る「イシズ」である。
頭の飾りが違うだけではない。
目だ。目が違う。
ゲームボーイ版のイシズは目がキツイ。
え?僕グールズだと思われてませんか?
こんな感じでオカルトチックで何だかSっぽいイシズさんは漫画に出てきた「イシズ」と全然別人である可能性が高いのだ。
【▲イシズ・イシュタール】
【▲イシズ・イシュタル・ナオミ】
名前がちょっと違う。
GB版に登場するイシズも原作でイシズが登場する前に先駆けて登場。
イシズ・イシュタルの部分がまだこうキャラが固まってない感じがしますね。
ナオミってなんだよって少年ながら思ったのを忘れません。
そのイシズ・イシュタル・ナオミ氏もシモンと同じでPS版の遊戯王にも登場しているのだ。
海馬の開催するカードの大会に遊戯の対戦相手として登場。
目のキツさは若干残るものの、的な発言をする感じの女性ではなくなったようだ。
何か自信たっぷりな発言。
だが、彼女のこの自信は持っていても仕方ないものである。
このゲーム、イシズの登場くらいから難易度が激ムズになるのだ。
水系モンスター主体のそのデッキは神のカードとは程遠い亀のカードばかり召喚してくるのである。
そんな亀のカード使いのイシズに負けると…
このドヤ顔。
そして対戦前から見え隠れしていた悪そうな性格がにじみ出る。
そんなイシズに勝利すると…
キレすぎ。
そんなキレ気味のイシズさん、このプレステ版遊戯王で意外な変化が。
この人は「イシズ・イシュタル・ナオミ」ではなく…
石津ナオミだった。
肌が青くなるシモン、エジプト人から確実に日本人名に変化したイシズ。
ナオミの部分も謎だったが、イシュタールがどっかに消えてしまった。
私の知ってたイシズはこんな感じだったので…
【▲オカルトなイシズ・イシュタル・ナオミ】
【▲タカビーっぽい石津ナオミ】
・
・
10年以上の間
・
・
【▲原作 イシズ・イシュタール】
あ…あれ…?イシズってこんな感じなの?と思った事を忘れない。
そして、原作のイシズにも読者にこんな感じなの?と思わせる部分が一つあった。
【初登場:地味な長袖】
↓
【中盤:半袖】
↓
【二の腕にあった輪っかを外す】
↓
【魔法カード巨大化を使用したと思われる胸】
↓
【終盤:とうとう横乳登場】
→
個人的には日本国籍石津ナオミより衝撃的な変化であった。
☆遊闘3 野坂ミホ
城之内と友情が生まれた遊戯であったが、城之内の友達「本田」が苦手であった。
だが、城之内は親友である遊戯に本田の悩みを相談した。
野坂ミホ。
遊戯や城之内、本田と同じクラスの女子、野坂ミホに本田は恋をしていた。
黄色いリボンが個性的で「リボンちゃん」と呼ばれているそうだ。
そんなリボンちゃんにどう想いを伝えればいいか?という相談だ。
そこで出てきた案・・・
真っ白なジグソーパズル。
コレに手紙を書き、バラバラにしてリボンちゃんに贈る。
ピースを組み合わせる事により、手紙が読めるというなんともロマンチックな案であった。
本田、この案をとても気に入る。
だが…
遊戯に書かす。
ラブレターの代筆なんてそんな事あるンか…
だが、親友である城之内の友達、本田の頼み。
これはもう、遊戯の親友と言っても過言ではない本田からの頼み。
きっと遊戯も「てめーで書けよ」と思いつつ徹夜で文章を考える。
彼の文才の無さもなかなかであった。
徹夜で考えた文章が「きいろいリボンもバッチリきまってるネ」だ。
これもう逆にラブレター代筆の恨みを込めてるとも感じるくらいだ。
だが、大事なのは気持ちだ。文章ではない。 ハズ。
リボンちゃんの机の中にパズルを仕込む3人。
本田の想いはリボンちゃんに届くのだろうか -
遊戯のクラスに向かっている最中の教師「蝶野先生」
このホクロが特徴の美人教師には、もう一つ名前があった。
’’退学魔女 リン’’
彼女の手により退学になった生徒が半年で15人も居るくらい、とにかく彼女にたてつく生徒は退学にさせられているようだ。
そんな退学魔女リンは…
恐ろしく機嫌が悪かった。
お見合いをしたらしく、他の先生に「どうでしたか?」と聞かれただけでこのキレっぷり。
拳で鏡を割り、正義の番人である闇遊戯よりも悪そうな目付きだ。
「そうだわ ストレス発散しなければいけないわね」
キレてばかりいるとお肌に悪い。ストレス発散だ、と。
蝶野先生が考えたストレス発散方法・・・
抜き打ちの所持品検査であった。
高校や中学の頃、確かに所持品チェックなんてあった事があり、「こら、学校は何をする所だ?ゲームボーイなんか持って来やがってお前は…」「すみません…⁽ネオジオポケットなんですけど…₎」みたいな事もあった気がする。
だが、蝶野先生の狙いは少し違う。
ストレス発散だ。
所持品により教師の立場を利用し、生徒を裁くフリをし退学やら停学やら命じ、ストレスを発散するつもりなのだ、きっと。
僕は男子なのでちょっと解らないのですが、タバコやコンドームぅぅぅと同じくらい高校生に悪なんでしょうか、口紅って。
こ、これはピンチ・・・!!机の中には遊戯が書いて、城之内が机の中に仕込み、本田の想いが込められたパズルが…!
リボンちゃん、パズルを発見。
蝶野先生もパズルを発見。
「あ…あの…」「知りません…」「気が付いたら机の中に…」
リボンちゃんの可愛さが炸裂するワンシーンだ。
これは本田もイチコロだ。可愛い。
可愛すぎるぞ野坂ミホ。
それに比べ酷すぎるこの人。
リボンちゃんに宛てたプレゼントを開封する先生。
しかも勝手に組み始めちゃう。
そして読み上げちゃう。
教室は爆笑。
「くそーっ センコー この状況でいちばん傷ついているのはリボンちゃんだぜ…」
自分のせいでリボンちゃんが笑われている、そんな状況に我慢ができなかった。
「これを書いた者は名乗り出なさい!今なら許さないコトもないわよ!」
⁽フフ…処罰よ!⁾
とても楽しそうな蝶野先生。嫌だわぁ、こんな大人。
この状況を楽しんでいる最低な教師と最悪な状況の本田。
「くそ・・・リボンちゃんにこんな大恥かかせちまって・・・」
「これ以上隠しとおすコトもできねーし・・・」
「あばよ リボンちゃん!」
本田は笑われるリボンちゃんが我慢できず、パズルを入れたのは自分であるという事を白状し、この状況を終わらせようとした。
こんな状況での告白ではリボンちゃんに振り向いてもらう事など不可能。
本田は今、自分の恋を諦めようとした。
「そ…それ ボクが書きました!」
その時、席を立ち、パズルの文章を書いたのは自分だと言い本田を庇う遊戯。
本田は驚いた。
あのイジメていた遊戯が「また」自分を庇った。
だが、遊戯のその男気溢れる行動を見て城之内が黙って居られる訳がない。
「いや!机ン中に入れたのはオレだぜ!センセー」
彼も立ち上がった。そう、これが彼らの友情。
遊戯がパズルに願い、ずっと欲しかったものだ。
「オレ達はたとえ笑われよーがリボンちゃんに嫌われよーがどうってコトねーぜ…」
今、本田と遊戯と城之内は正真正銘「親友」となった瞬間なのかもしれない。
熱い、熱すぎるゾ遊戯王。
彼らの友情を熱く感じた本田も、立ち上がる。
「そのパズルはオレの気持ちっス ホント!」
「犯人はひとりのハズよ!誰かウソをついてるワ!」
先生、まだこの状況を楽しむクソ女だった。
そして思いつく
残りのピースを組めば差出し人の名前が書かれているハズだと。
そして、その差出人であった人物は・・・
これもう闇のゲームだろ。
退学・・・こんな事で退学・・・。
なんというか…退学魔女リン・・・恐ろしすぎる。
本田、恋を侮辱された上に退学確定秒読み。
だが、彼は遊戯と城之内から感じた友情に感謝した。
パズルが残り1ピースで完成。
遊戯は正義の番人と変化していた。
先生、顔がひっくり返したパズルみたいに崩れ落ちる。
本田を退学にしている場合ではなくなった先生。
化粧が落ち、見れたモンではない顔になってしまった先生は走り逃げ去る。
「心の化粧ははがされたぜ!その顔があなたの本当の顔さ!」
「どんなに化粧をしても醜い本性は隠す事はできないぜ!」
正義の番人、闇遊戯による「運命の罰ゲーム」の効果であった。
こうして、遊戯は本田の退学をなんとか回避する。
蝶野先生…’’退学魔女リン’’は作中唯一ゲームすらせず勝ち負けもなしに闇の罰ゲームを受けた伝説の人なのであった。
そして後日 -
本田はリボンちゃんに正々堂々と告白し、フラれた。
だが、この事をきっかけに、遊戯と本田にも友情が生まれたのであった。
【僕の知ってる野坂ミホ】
「遊戯王デュエルモンスターズ」というアニメがあり、そちらは原作中盤のカードゲームをメインとした方をアニメ化したものらしい。
私の「遊戯王」のアニメといえば、イジメられっこの遊戯が城之内と親友になり、最終話は千年リングの持ち主「獏良了」とゲームで闘い勝利する初期の方のアニメ版なのだ。ついでにハンターハンターも初期派。
遊戯王の主題歌といえばやはり「渇いた叫び」だと私は思う。
そんな渇いた叫びが流れるOPである。
遊戯を先頭にその仲間たちが歩いている。
城之内。彼はアニメ版でも変わらず遊戯の親友を務める。
ちなみに妹も登場。入院してたけど目は見えるみたい。
本田。彼はこのアニメ版だと少し変化があった。
なんと、学ランの襟を首元まで閉め、美会員となって登場。
杏子。そういや遊戯王のヒロインなのに当ブログではとくに触れてなかった。
まあ、その、あれだ。可愛いよ。うん。
ミホちゃん、メインキャラ昇格。
ミホちゃん、オープニングから登場。
遊戯と「仲間達」が歩く中、その中に居た。
原作では横顔しか映らなかった彼女はアニメだとガッツリ正面を向き、メインキャラとして登場。一体誰が予想できた事か。
そんな遊戯王のメインヒロイン、野坂ミホについて軽くダイジェストで紹介したいと思う。
・野坂ミホ
左の女子が原作でのヒロイン真崎杏子。右に居るのが「あ…あの…」「知りません…」「気が付いたら机の中に…」というセリフしかないにも関わらずアニメ化の際にレギュラーキャラとして登場、野坂ミホちゃんである。
2019年現在、まだ通用する気もしなくない美少女だ。
原作にて杏子ちゃんは「女の子の友達居るのか?」と思うくらい遊戯や城之内と一緒に居るかバイトしているかだ。そんな杏子のよき友人といった立ち位置で登場。
ちなみに、自分の事を「みほ」と呼ぶ。
杏子が援助交際をしているかもと考えるミホちゃん。
遊戯王という漫画はエンコーからカードゲームまで取り扱う凄いアニメなのだ。
ちょっと照れている辺りがなんだが女子高生って感じである。
ちなみにミホちゃん曰く「意外と杏子はオヤジ好きのする顔してるし」との事。
本田を朝から並ばせて限定版の腕時計を手に入れるミホちゃん。
なんとも嬉しそうではあるが、杏子は引いている。
何に杏子が引いているのかというと、本田がミホちゃんに原作同様恋心を抱いている事を知った上で行列に並ばせて自分のものを買わせたという行為にである。
軽々しく言う「本田君だぁ~い好き♡」という言葉がまたグッとくる。
城之内について相談を受けるミホちゃん。
杏子の左に居る女の子は城之内に恋心を抱いていた。
「城之内くんの好きなものって、何かな?」と杏子とミホちゃんに質問。
城之内に喜んでもらえるプレゼントを渡したい、という事みたいだ。
「本田君とよくエッチなビデオの話をしてるわよぉ♪」と、笑顔で答えるミホちゃんであった。
何て女だコイツ・・・と思いきや、親友である遊戯に聞いてみた所
「エッチなビデオかな」
満面の笑みで答える遊戯。
さらっと正解するミホちゃんであった。
怒るミホちゃん。
大学生にストーカー被害にあうミホちゃん。
その被害は城之内、杏子、本田にも及ぶ。
自分の友達が攻撃され、黙って見ていられるミホちゃんではないのだ。
ミホちゃんは遊戯を連れ、ストーカー野郎の元へ行く。
夏服のミホちゃん。
なんとかこう、ミホちゃんとときメモのコラボはないのだろうか…!?
恋するミホちゃん。
原作では本田をフリ、アニメ版では本田を良いように操るミホちゃん。
彼女の本命は千年リングの持ち主、獏良だった。
獏良はミホに興味なし。
だが、ミホのこの表情、女の顔としか言いようがない。
ああ、ミホちゃん…。
コスプレするミホちゃん。
学園の美少女コンテストの水着審査にて披露。
貝殻のビキニで登場。ミホちゃんは千年パズルに願った遊戯と同様、このコンテストで優勝したら獏良との恋が叶うと思われている。
洋服を選ぶミホちゃん。
杏子と一緒に買い物をするミホちゃん。
遊戯王って、ゲームとかでバトルしてるのは良く見るけど、こういった日常的なものは少ない気がする。
そこでミホちゃんを投入する事により、遊戯王は日常ものとしても光り輝くのだ。
人形になったミホちゃん。
闇のゲームにより、魂を人形に移されてしまったミホちゃん。
原作には登場しなかったミホちゃんだが、アニメ版では原作でやったダンジョン・ダイス・モンスターズにも無理矢理滑り込み役をゲット。
そして、杏子に代わり一番最初に人形にされる。
本田を良いように使ったミホちゃんの末路は惚れた獏良に人形にされる、といったものであった。
劇場版ミホちゃん。
アニメ終了後、デジモンだったかと同時上映された遊戯王劇場版。
そこにもミホちゃんは登場。
簡単にカードゲームのルールを説明する遊戯の横で「へ~」「ミホでもできるかなぁ」と、よくルールが解ってない様子。
記憶が正しければアニメ版では遊戯とカードで勝負をし、チューしてあげるからもう一回♡などと言っていた気もするのだが。
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と、いう訳で、原作を読んだら「あれ?この人達は…?」となった遊戯王でした。
イシズの別人っぷり、逆によく出れたなと思うシモン、あれ…いつになったら登場するの?と単行本で探しまくったミホちゃんでした。
僕がゲームボーイ版の遊戯王とプレステ版、そして旧アニメ版しか知らない、という事は解る人には解ると思います。
ただ、今回紹介した3人より「あれ?」と思った人が一人居ます。
孔雀 舞 だ。
私、この人ゲームボーイ版で初めてみて、その後原作を当時読んで知ったんですよ。
ハーピィレディなるモンスターを操る人だ。
GB版から原作を読むと、とにかくこの孔雀舞にはガッカリした。
裸じゃなかったんだ、この人。って。