第117回・「カードキャプターさくら」と「恋心」研究部
「魔法少女リリカルなのは」を見ました。
僕はリアルタイムでは全く知らず、プリキュアやセーラームーン的な少女に向けたアニメの皮をかぶった大きなお友達に向けた作品なのかな?と思っていたのですが大きなお友達に向けたアニメだったみたいです。
機会があって視聴した私も無事大きなお友達になった訳なんですが、「リリカルなのは」を見て思った事がたくさんあった。
まず、主人公の魔法少女「高町なのは」ちゃんは普通の小学三年生(本人談)らしい。
その小さな体で急に任された「魔法少女」という使命を果たそうとする感じはとても素晴らしい。セーラームーンが猫に任されるならリリカルなのははフェレットだ。
中学二年生(本人談)の月野うさぎちゃんはおデコにつけたアレで繰り出す「ムーンティアラアクション」で敵をリフレーッシュさせる訳なのだが…
なのは氏の場合…
「シューーート」
ドッゴォ
ドラゴンボールでしか見れないと思われていたレベルのビームを発射しまくる。
魔法少女なのはわかったけど…魔法は予想を超える激しいバトルシーンで相手の動きを封じるか防御するか攻撃するか以外で見た記憶があまりないのと小3でこの武器扱わせて大丈夫か?!と親戚のオジサン目線になってしまった。
どんだけ凄い攻撃を受けても服がボロボロになるか顔が汚れるかくらいしかしないのが小学生を守ってますね…よかった!と親戚のオジサンは安心する。(クロノ君だけやたら頭から流血してる気がしたのはきっと男子だからだろう。うん。)
そして、闘う少女といえば変身シーン。
比較対象がセーラームーンな時点でやはり親戚のオジサンな訳なんですが、やはり普通の少女→闘う少女になるにあたり私服のままな訳がない。
セーラームーンの場合何だかキラキラした背景とキラキラしたセーラームーンになり、クルクルしてちょっとずつ改造セーラー服になって行く野球拳やスーパーリアル麻雀とは反対のパターンだ。
対するリリカルなのは…!
ああっ、出てる!
普通の小学三年生の乳首出てる!
と、もう見てるこっちも親戚のオジサンから変態のオジサンに変身してしまう衝撃的変身シーンでした。
と、そんな事を言ってる訳ですがこのアニメ、思いのほかストーリーが深い。
そして、登場キャラクターの信念が強い。
敵キャラクターにも負けられない理由がある。
私利私欲や地球征服だとかそういうモノではない、理由。
最初はただ襲われるなのはであったが、後々敵が闘いを仕掛けてくる理由も明らかに。
主人公である「なのは」が勝った所で「じゃあ敵側のアレはどーなるの?」と思わせるストーリー。
そんな魔法少女リリカルなのはという作品は私の知らない所でとても人気だったそうです。
今も人気なのかどうかは不明ですが、私が思うこのアニメが人気になった理由は…
この主人公「高町なのは」の美少女っぷり。
小学三年生だ。僕が割り算のひっ算ができなくて算数を諦めた頃と同い年だ。
きっと普通に少女として最強のビジュアル+魔法少女+田村ゆかりと、そして…。
主人公「なのは」と親友「フェイト」から感じる何かこう…
幼い少女の友情を越えたその…なんというか…
えーっと…
えーっと…
その…
百合感。
そう、その女子同士による親密度の高さは「マリア様がみてる」を越える何か。
この「魔法少女」+「小学三年生」という組み合わせにより存在が隠れ(きれてないとは個人的に思っ)た「小学生」+「百合」という究極ジャンル…
新ジャンル【幼レズ】
そう、もはや幼レズ。
これがなんともいえない「リリカルなのは」の人気を生んだ隠れたテーマなのではないだろうか。と感じるくらいだ。
小学三年生という年齢からはあり得ないと言っても良い重すぎる「使命」「闘い」「友情」そして幼レズ。
ファンを自称する人がどんなに「リリカルなのは名作!あのアクション凄いよね!あのシーンの作画とBGMは神だよな!」とアニメ通ぶった事を言った所で君ィ…なのは×フェイトの絡みが見たいだけなのでわ?と思うくらいだ。
・
・
・
「なんかどっかでこんなようなの見た事があるな。」
これが見終わった私の感想である。
いや、そんなの有り得ない。
魔法少女+小学生+美少女+幼レズ…
跳満級の破壊力。
ここまで凄い組み合わせのアニメをどこかで見た事がある気がするだなんて。
記憶を探る私。
そして思い出した。
これだッ!!役満級!!
なんならこの漫画は幼レズなんてささいな恋愛吹っ飛ばすような恋が入り組んでいるんだ!
だからか!なのはとフェイトがイチャイチャしてるのを見ても別に何も不思議を感じなかったのは!!
と、いう訳で今回は「魔法少女リリカルなのは」の幼レズなんて全く気にならなくなるような「カードキャプターさくら」の恋愛事情は何がどう役満級なのか?についてご紹介したいと思います。
☆さくらとCCさくらとは一体何なのか?
原作は少女漫画雑誌「なかよし」で連載されたいた。
私がこの作品の存在を知ったのは2000年ごろ、NHKにて放送されていた
アニメ版。たしか土曜日の夕方にやっていた「ズッコケ3人組」の放送が終わった後に放送されていたと記憶している。
昔付き合っていた彼女がこの漫画をとても愛していたみたいでこの作品の話題が出た時に「懐かしいね~、土曜日の夕方にやってたよね~」と言うと「なんだ再放送かよ」と何だか見下され「リ・メイリンちゃんだっけ?が可愛かったよね」と言うと「原作見てねーのかよ、アニメ版にしかいねーから」と言われ何かムカついたからその日のうちに原付でブックオフを巡り全巻揃えて読破した記憶がある。
そんな思い出の漫画であるが、なかよしは小学生の女子が読む漫画であるとナメていた事も事実。
同じく「なかよし」のセーラームーンや地獄少女などと同じで「ただの少女漫画」とスルーするのは勿体ない作品であると私は思う。
ストーリーは少女漫画だけあってとても分かりやすい。
さくらちゃんが父親の書庫でこの古い本を開いた。
するとその本は光り輝き…
本から現れる謎の生物。
こにゃにゃちわーー!
ほえーーーーーーーー!?
この今聞かないよそんな関西弁の挨拶…をする生き物はケロちゃん。
この本を守っている「封印の獣」だそうだ。
その本の中には「クロウカード」というものが入っており、その本からカードの封印を解くとカードの絵が実体化され、悪さをするらしい。
「…って中身ないよ」
「本を開けてわいを目覚めさせたっちゅうことは」
「多少なりと魔法を使う素質がおまえさんにあるっちゅうこっちゃ」
そして、本の番人ケロちゃんの説得により…
悪さをしているカードを発見しては…
「レリ~~~~~ズ!(封印解除)」
で、封印の杖を駆使し…
クロウカードの精霊たちを召喚し…
「あるべき姿に戻れ!クロウカード!!」と悪さしていたカードを…
封印。
こうしてカードキャプターさくらが誕生。
漫画の内容はそんな感じで話は主に「カード集め」と「恋心」で構成されいる。
そして、みなさま薄々気付いていると思うのだが…
さくらちゃんの破壊力が凄まじい。
そう、破壊力だ。読者の心をキュンとかトゥンクとかじゃない。
普通に破壊してくるこの可愛さ。
さくらちゃんがニッコリするだけでキラキラするか背景に存在しない花が咲くレベルなのだ。
可愛い。可愛すぎるぞさくらちゃん。
そう、これだけさくらちゃんが可愛いとなれば作中の野郎共が狂ってしまいこの作品の恋愛観をブチ壊してもおかしくないだろう。
軽く紹介も終わった所でこの漫画の凄み…。
レリ~~~~~ズ!(封印解除)
☆さくらと「同い年」編
大道寺知世(だいどうじともよ)ちゃん。
彼女はさくらの1番の友達。
そんな知世ちゃんもさくらが大好きなのだ。
さくらがカードを集める時の魔法少女感溢れる衣装は変身しているのではない。
全部知世ちゃん作なのだ。
腕前プロ級の裁縫。そんなヒラヒラで可愛いさくらが見たい一心で何着も何着も用意する。それだけではない。
ビデオカメラにカードと戦うさくらを収める。
さくらちゃんガチ勢の知世ちゃん。ちなみに彼女の家はみんなの想像するお金持ちでそこの一人娘の知世ちゃんの語尾には「ですわー」だ。
裁縫がプロ級、家はお金持ち、趣味はビデオ撮影。
そして好きな刑事ドラマは
はぐれ刑事純情派ですわー。
あの素人がどれだけ練習しても高音すぎてトランペットの音がでないメロディで有名なはぐれ刑事純情派が好みだと言う知世ちゃん。
彼女の想い人は誰なのか。
「わたしもさくらちゃんが大好きですわ」
どこからか花びらが咲くのはさくらちゃんだけではない。知世ちゃんもだ。
素敵な笑顔で「さくらちゃんが大好き」という知世ちゃん。
そんなさくらちゃんの返事は…
「わたしも」
とっても微笑ましい。
少女達の友情がより熱く、固く結ばれたシーン。
これからも知世ちゃんはさくらちゃんの親友として、そしてさくらちゃんも知世ちゃんとずっと仲良く…
「きっと さくらちゃんとは違う意味の」
「『好き』ですけど」
レリ~~~~~ズ!(知世→さくら)
・大道寺園美
知世ちゃんのママである大道寺園美さん。
おもちゃ会社の社長をしているみたいでこの人のバリバリな経営のおかげで娘である知世ちゃんは「ですわ~」と語尾につけるくらいのお嬢様に育つ。
さくらちゃんとはぐれ刑事純情派が好きな知世ちゃんのママはさくらちゃんを見て…
何か妖しい雰囲気を出す。
そしてその似ている人とは…?
従妹であったさくらの母、撫子(なでしこ)だった。
知世ちゃんとさくらちゃんが同級生の幼レズと見せかけてはとこで幼レズだったという事が発覚する。
幼稚園の頃から従妹の撫子が大好きだった知世ママ。
その半べそで言う「あほな虫」とは一体誰なのか。
「木之元先生!」と知世ママが驚いている人はさくらちゃんのパパである。
よって「あほな虫」とはさくらちゃんのパパという事となる。
知世ママの高校生の時の新人教師がさくらちゃんパパという事で知り合いだった。
「君が撫子さんをどんなに大事に思ってるか知ってるから」
「だからぼくもいっしょうけんめいがんばったんだ」
さくらの母であり、知世ママの従妹であった「撫子」は死んでしまった。
その事もあり、大好きな「撫子」と結婚したさくらパパが許せなかった知世ママ。
「わたしが 一番撫子のこと好きだったのよ」
「撫子さんも 君が大好きだったよ」
「でも わたしが欲しかった「好き」じゃなかったわ」
・
・
・
レリ~~~~~ズ!(知世ママ→さくらママ)
☆さくらと「想像を越えた」編
・李小狼(リ・シャオラン)
さくらは片思いをしていた。
相手はさくらの兄「桃矢」(とうや)の友人である「雪兎」(ゆきと)君。
見て分かる通り、文系なイケメンである。
さくらは雪兎を見ると「はにゃーん」としてしまうそうだ。(本人談)
そんな雪兎の誕生日に何をあげたら良いかを友達に相談していると…
香港からの転校生「李小狼(リ・シャオラン)」がやってくる。
彼がどうして香港から日本に来たのか。
彼もまた「クロウカード」を探していたのだ。
同じくクロウカードを探しているさくらちゃんとは対立。
だが、ここで誰も予想ができなかったであろう事が起こる。
←雪兎
なぜ照れるんだ小狼君。
そう、なぜだか男である雪兎君に優しくされると照れる。
さくらちゃんが雪兎に誕生日プレゼントを渡す。
照れてるさくらちゃんカワユス(*'ω'*)
そして、それを見ていた小狼君は…
「?」
レ…レレ…レ…
レリ~~~~~ズ!(小狼→雪兎)
何でもアリか!!何でもアリなのか!?CCさくら!!?
・木之元桃矢
桃矢(とうや)君。
パッと見地獄先生ぬ~べ~に見えなくもない彼はさくらちゃんの兄。
李・小狼とさくらちゃんが夢中になる雪兎くんと仲良しだ。
「バレンタインのチョコレートでーす!」と元気いっぱいの同級生秋月さん。
モッテモテ。
「なんでおれに?」「桃矢君が好きだから♡」
桃矢君のモテっぷりも良いけど秋月さんの元気いっぱいでストレートな感じが良いな~!青春だな~~!と思っていると…
「それに 桃矢君の大切なものもらうんだから お礼もかねてね」
大切なものって何!?大切なものって何!!?
そして何だか不思議な雰囲気を出す秋月さんは…
うおおおおッ!
大切なものって何!?ねえ!!??
・
・
・
!!?
「おれのもんを誰にやるかはおれが決める」
凄い!桃矢君!あの雰囲気でよく我慢…いや断れるな!
君も健康な高校生のハズだ…!一体何が君を止めた!?
「おれ…好きなやついるから」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
かっけえ!かっけえよ桃矢君!!
僕も…誘惑に負けずにそう想いを貫ける男になりたかったッス!!
桃矢君にそこまで言わせた相手は…!!
「…おれ… …おまえが…」
レリ~~~~~ズ!(桃矢→雪兎)
・月城雪兎
その笑顔で小狼君とさくらちゃんを翻弄する雪兎。
だが、その雪兎は…
桃矢から壁ドン喰らってたりしてた。
少年ジャンプ系の漫画を読みすぎていたせいか分からない。
僕の知っている「男の友情」とは遠く離れている気がしてならない。
逆を言えば「なかよし」での男の友情はこんな感じなのかもしれない。
そう、少年少女の「食い違い」は漫画で得た知識から生まれるのかもしれない。
僕も漫画のせいでか「いや~~ん」とか「まいっちんぐ」的な反応が返ってくるだろうと思っていたのに女の子のスカートをめくったくらいで学級問題になるとなんて夢にも思わなかったくらいだから。
レ…レリ…レリ…ッ!
とりあえず我慢だ。
桃矢君が目立ちすぎて忘れちゃいけない。
雪兎をもっと早くから狙っている女子が居るのだ。
さくらちゃん!
こんな可愛い顔で雪兎を見つめると、彼女はとうとう伝える。
「…好きです」
相手は小学生とは言え令和でも通用する美少女。
雪兎の返事は…!
優しく受け入れた。
ただ、さくらの気持ちを受け入れただけだ。
「さくらちゃんの一番は僕じゃない」と言う雪兎。
自分に向けている気持ちは父や兄などの「家族」のような「好き」という気持ちであり、恋における「1番」ではないと伝える。
「さくらちゃんのこと子供だと思ってはぐらかしてるんじゃないよ」
まっすぐな目でさくらを見る雪兎。
そして、自分の雪兎への気持ちは「恋」とは違うものだと気付かされたさくら。
そんな雪兎に問う。
「雪兎さんにも一番好きな人がいるからわかったんですか?」
「…そうだね」
さくらは雪兎にもう一度聞く。
「…お兄ちゃんですか?」
ンな訳ねーだろ(/・ω・)/
雪兎くんも勘違いされたら困るであろう。
ハッキリと答えた。
レリ~~~~~ズ!(雪兎♡桃矢)
☆さくらと「それは社会的にほえー」編
・観月歌帆1
さくらのクラスに算数の先生として赴任してきた観月先生。
髪も長く、スタイルもよく、普通に美人である。
そんな観月先生を見たさくらの兄、桃矢は…
さくらの先生呼び捨て。
そして観月先生はその言葉使いを注意するのかと思えば…
「おっきくなったね とーや」
と、中々意味深な反応の二人であった。
だが、この二人は数年ぶりの再会だった。
この二人の過去 -
・
・
「教育実習の最後の日にとーやに月峰神社で「好きだ」っていわれてもう1年なんだね」
過去、二人は付き合っていた。
だが、観月先生の留学を機会に別れる事となる。
そして、桃矢が高校2年になった今、妹さくらの算数の先生としてまた現れた。
「で 別れるときにわたしがいったとおりになった?」
再び出会った桃矢と観月先生。前に彼女は何を言ったのだろう。
「今度会うときにはとーやには好きな人ができてるもの」
「それにわたしにも」
「黙ってるってことは当たりね」
桃矢と別れたときにした観月先生の予言は的中した。
中学生と教育実習生の女子大生が付き合うってマズくね?桃矢の行動力は評価するけど受け入れちゃう上に1年も何やってんの観月先生。
「今度会うときにはとーやには好きな人ができてるもの」
レリ~~~~~ズ!(観月×桃矢)
そんな観月先生の好きな人は誰なんだろうか。
・観月歌帆2
柊沢エリオル君。
CCさくらの後半でさくらのクラスにイギリスから転校してきた謎の少年。
この少年は物語後半でかなりの重要人物。
イギリスで留学していた観月先生と知り合っていた。
初登場時と比べると髪型が変わったからかめっちゃ可愛い観月先生。
なぜこんな素敵な方が当時中学生の桃矢と付き合っていたのかが分からない。
だが、その謎は最終巻で解ける。
←大人のお姉さん
そんな衝撃的なシーンがこちら。
?
「知ってたんでしょう?わたしがあなたを好きだって」
「…ああ」
←エリオル君(小5)
「今度会うときにはとーやには好きな人ができてるもの」
「それに わたしにも」
レリ~~~~~ズ!(観月×エリオル)
観月先生は年下の男の子が好みのようである。
さくらちゃんのパパである。
妻である撫子は亡くなってしまったため、男手一人でさくらちゃんと兄の桃矢を育てる。
それだけでもイクメンとしてかなりのモノだが、43歳らしいのだが見た目のイケメン度も高く、職業も大学の講師とかなりレベルの高いパパ。
そもそも、奥様の撫子さんもレベルが高い。
ただの美人かと思いきやモデルを務めてしまうレベルの美人。
従妹にコレを言わせるくらいなので相当魅力的な女性だという事が分かる。
そんな知世ちゃんのママからの発言でさくらパパとママの話が聞ける。
「撫子さんはあのときまだ高校生で」
「僕はまだ先生になったばかりで…」
と、ママとの出会いの話かと思ったら…
「そうよ!!まだ新米教師だったくせに教え子と結婚したのよ!」
「私の大事な撫子と!」
レリ~~~~~ズ!(パパ×ママ)
「社会的にほえー」で済むかコレ!?
・利佳ちゃん
さくらちゃんは雪兎くんに誕生日プレゼントを何を渡すかで悩んでいた。
年上の雪兎くんに何を渡したら喜んでもらえるか…。
そこで知世ちゃんの出した案が…
「利佳ちゃんにアドバイスしていただくというのは?」というもの。
さくらも「そっか」と頷く。
「利佳ちゃん年上の人とおつき合いしてるんだもんね」とうん?となる発言が飛び出す。
小学生で彼氏が彼女が~が、そもそも早いような気もするが年上の男性というのがまた利佳ちゃんのレベルの高さを匂わせる。
そんな話をしていると、利佳ちゃん登場。
そして、悩みを打ち明けるさくらちゃん。
「ちょうどわたしもクリスマスのプレゼント買おうと思ってたところなの」
「帰りにいっしょにいかない?」
と、さくらからしたら恋の達人、利佳ちゃんと放課後にお買い物へ行く事に。
達人利佳ちゃんと一緒に選んだプレゼントなら雪兎もきっと喜んでくれる。
そう思うとまだ1時間目も始まっていないのに嬉しいさくらちゃんであった。
そんな恋する少女トークが終わると、教室に先生が登場。
「ホームルームはじめるぞー」
そしてどういう訳だか先生の視線は…
利佳ちゃん。
そして、視線を感じた利佳ちゃんは…
にこっ
微笑まれた先生は…
先生?( ^)o(^ )
レ…レレ…レ…ッ
いや、我慢だ。まだ早い。
もしかしたら利佳ちゃんが先生が少年時代に片思いしていた子にかなり似ているとか、亡くなってしまった娘に似ているとかそういったストーリーがあるのかもしれない。
逆に利佳ちゃんの方からアタックが激しすぎて普通に対処法がわからず困っているとかそんな教師ならではな悩みでもあるのかもしれない。
そんな、微笑む利佳ちゃん、照れる先生の答えはすぐ後にあった。
図書室で二人きりになる先生と利佳ちゃん。
「約束どおり」と何かを置く先生。
利佳ちゃんと何か取引でもしようとしているのだろうか。
そしてその箱を開けると…
指輪。
一体、何の指輪だというのだ小学生に。
その謎はすぐに解ける。
?
「店のお姉さんに「婚約指輪」です」っていって買ったぞ」
??
「婚約指輪」になるまで大事にしろよ」
????
アウトーーーー!!!!(利佳×先生)
☆さくらと「最後の恋」編
最初はさくらの事が好きじゃなかった小狼。
だが、一緒にクロウカードを集め、最後の敵をさくらと共に戦った小狼。
全てが終わった彼は香港へ帰る事となっていた。
そして、まだ日本でやりのこした事…
それはいつの間にか好きになっていたさくらに自分の気持ちを伝えることだった。
「おれがいちばん好きなのは…おまえだ」
その目に迷いは一切ない。正直な気持ちを伝えた小狼。
さくらはその告白を聞いてから頭の中がそれでいっぱいだった。
今まで自分は小狼をどう思っていたのか。
小狼のことは確かに「好き」だが、それは友人としてなのか、それとも異性としてなのか。
さくらにはまだそれが自分で分かっていなかった。
「雪兎さんの時とは違うこの気持ちって…なんなんだろう」
そうは思うが、まだハッキリと気づけていなかった。
さくらは小狼との事を親友の知世ちゃんに話そうとする。
だが、知世はさくらの様子が違う事に気付いて、小狼から告白された事、さくらが自分の気持ちに気付けてなくてどうしていいかわからない事…。
知世にはそこまで全てお見通しであった。
その上でアドバイスをする。
「人がいちばんわからないのは自分のことですわ」
「とくに「こころ」のことは」
「だいじょうぶです」
「答えはもうさくらちゃんの中にありますわ」
「あとはそれに気づくきっかけだけです」
「会えないと悲しくない?泣きそうになったりしない?」
年上と交際している利佳ちゃんにも聞いてみた。
せっかく自分の気持ちに気付けたのに小狼が香港へ戻る事を知ったさくらはこの気持ちをどうしていいのかが分からなかった。
「さびしい時もあるよ」
「でもやっぱり好きだから」
「会えないっていうだけで」
「きらいになったりできないわ」
「大好きな人にもう会えないっていうのはほんとうにつらいことだから」
「そうならないように一生懸命できるかぎりのことをしたと思う」
「さくらちゃんがその人に会いたくてその人もさくらちゃんに会いたいと思ってくれればまた会えるよ」
雪兎がさくらの「いちばん好きな人」について聞くと、もう会えないかもしれないと困った顔をしたさくらにかけた言葉。
こうして色々な人に言葉をもらったさくらは、自分の気持ちに正直になる。
空港へ向かう小狼の乗るバスを追いかけるさくらは大声で伝える。
「わたし…!」
「わかったよ自分の気持ち…!」
「…わたしの いちばんは」
「小狼君だよ!」
「かならず帰ってくるから!」
「いつ?」
「時間がかかると思う まっててくれるか?」
「…うん!」
心の整理がつき、自分の気持ちに気付けたさくらは小狼の告白の返事をした。
その答えは両方が想い合う素敵なものであった。
だが、小狼は香港へ帰る。
それが一体いつまた日本へ帰ってくるのかは分からない。
だが、さくらは待っていた。
会えないことは確かにつらいが、会えないだけで嫌いにもならないしお互いが会いたいと思っていれば再び会えると信じているから。
そして、数年後 -
2人はもう一度、出会う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問:「カードキャプターさくら」の恋愛事情は何がどう役満級なのか?
答:何か色んなやべー奴がたくさんいた気がするけどさくらちゃんと小狼君の恋が叶った時に作中内他全ての恋愛を忘れられるからその凄みで役満級。
いや、ホントなのよ!
CCさくら読んだ人なら納得だよね!?
みんな最終的には小狼君とさくらの恋に釘付けだから全然この漫画の恋愛倫理感ひん曲がってるとか社会的におかしいとか多様性で済まされないとか思わないのよね?!
だからその…詳しくジャンル分けしても何の違和感も覚えないだろうけどみんな最終的には小狼君とさくらの恋に釘付けなハズだから幼レズも従妹レズもやおいも教え子に手を出す教師×3(内訳:女子高生×1 小学生×2)も…
その…
あれだ…
ね?