気が付けば17、8年も前の話になるが…。
今でも大好きゲームメーカーのSNKが倒産したのが2001年。
だが、倒産後に発売は不可能かと思われたKOF2001が登場した。
あ、あれ…!?出た!?となったのは憶えている。
ちゃんとSNKのロゴ入りだし。
何が何だかよく分からなかったが、私は大喜び。
ゲーム内容はまあ置いといてネスツ編は完結した。
そして翌年…、目を疑った。
ええぇ!?
メ…メタスラまで新作発売されたぞ!?とそらもう驚き。
しかも聞いた事もないメーカー2社から。
ファミ通やゲーメスト的な雑誌も購入してない私は今のように手軽にネットで新作情報を仕入れる事もできない。なのでゲーセンに足を運ぶとかそんな感じで出会うしか方法がないのだ。アーケード新作ゲームなんて。
家族で出かけたカラオケ屋のゲームコーナーにひっそり置いてあり不意に出会ったメタスラ4にとにかく驚いた。
SNKは…死んでない!?
倒産してしまったSNKではあるが…←このように見た事も聞いたこともないメーカーが魂を受け継いでいる!!と感じた。
ゲーム内容はまあ置いといてメタスラは3が完結編でなく、シリーズは継続した。(スマホゲーじゃなくて普通に新作出ないかなー)
そして、当然のように
KOF2002が登場。
そら2001が出たんだから2002も出るだろうと言われればそうかもしれませんが…SNKが倒産したハズなのに普通に発売されるKOFには驚いた。
アーケードゲームのOPのくせに普通にアニメを垂れ流すギルティギアXXにもかなり驚いたが、その驚きを越えた。
OPはアニメでヌルヌル動くし戦闘画面も美麗グラフィックがヌルヌル動く上にBGMが生音源で超カッコイイメタル調のBGMなスタイリッシュなコンボがウリの格ゲーギルティギア<発売されただけのKOF2002だ。
ギルティギアXXがKOFに負ける要素なんてキャラ数くらいしかないのだが、私には倒産したSNK作品の新作がしかもNEOGEOで発売されてるという事がとにかく驚いた。
そう、家庭用ゲーム機はプレステ2がドリキャスに勝利した後、そしてゲーセン的にはCAPCOMが自社製基盤のCPシステムからNAOMIに移行し、CG使いまくりのキャラ数増やしまくりでBGMには歌とか流しちゃってた後にNEOGEOで新作。
生音源ギターな感じもCG使いまくりもオープニングがアニメなギルティギアも記憶が正しければNAOMIとかって基盤だ。
そして驚きはまだ終わらない。
新作出た。
KOF2002も驚いたが、それより前にNEOGEOで新作格ゲー出た。
そして、2003年。
豪血寺一族出た。
まさかKOFの2003年版より先に豪血寺の新作がNEOGEOで出るとか誰が想像できた!?
なんだ、どうなってんだ!?どうなってんだSNK倒産後のNEOGEOは!?
そう感じた事を忘れない。
そして、新幹線に乗るから暇つぶしに…と入った駅前の本屋。
そこで私は衝撃的なものを目撃した。
サ、サムライスピリッツゼロ…!?
サムスピまでNEOGEOで復活しようとしてるのか・・・!??!
・
・
・
【SNKvsCAOCOM SVC CHAOS】ってなんだーーーーー!??!?!?!?
と、通常の人間が新幹線に乗るテンションでないまま新神戸駅行きの新幹線に乗ったあの夏を今もよく憶えている。
格ゲーファンのみんながCAPCOMvsSNKの「3」を待ち望んでいるであろう中、KOFの2003より早く登場。
しかもそんなCAPCOMvsSNK「3」と錯覚させられるゲームまでもNEOGEOで登場した。
ゲーム内容はまあ置いといて私はめちゃくちゃこのゲームを遊んだ。
始めて稼働初日の朝からゲーセンに向かい、並んでプレーした。
あと、PS2持ってなかったけどこのゲームの移植がドリキャスで出ない事が判明してから即PS2購入した。
そんな「SVC」を遊んでいて気になったのが…
ケンの足の裏があんまり綺麗じゃなさそうな事…
公式サイトで「フオントグランドステップ」の紹介を学ランで参戦していたのになぜか99~02仕様の草薙京が説明していた事…
より、火引ダン。
SVCより前に発売されたCAPCOMvs~にも登場していたダン。
同じくクロスオーバー格ゲーに参加していたその時は特に気になる事もなかったのだが…
間違えるほど似てるか?
と、いう訳で今回はSVCでダンはなぜロバートと間違われてたのか?というのを考えていきたいと思います。
☆ロバート・ガルシアとは何者なのか?
CAPCOMの「ストリートファイター2」で爆発的に増えた対戦格闘ゲーム。
SNKもスト2後に「餓狼伝説」を発売、その次の格闘ゲームがコレ。
さらわれた妹を捜すため、危険な街 サウス・タウンに乗り込む・・・
そして、ロバート・ガルシア。
彼はリョウの親友、そしてライバル リョウと供にサウス・タウンへ
と、いった感じでこの二人がメインの龍虎の拳。
「極限流空手」の使い手である二人は、その拳で格闘家たちを倒し、情報を集め、さらわれたリョウの妹ユリを探す。
真っ赤なフェラーリを乗り回し、サウス・タウンを探すロバート。
「待っといてやユリちゃん」とロバートという名前に似合わない関西弁は「イタリア語訛りの英語を日本語に翻訳したもの」の表現らしいです。
捜索の末、誘拐犯だと言われても納得の強面のオッサンを撃破。
だが、犯人は彼ではなく「不敗の格闘家」だと言う。
そして、港の近くにある空手道場へ向かうロバート…
「どぉら!!何が不敗の格闘家じゃ」
「天狗の面つけて笑かしよんな!!」とその言い回しは訛のある英語の翻訳とは思えないほど綺麗な関西人のオッサンそのもの発言だった。
そんなロバートの必殺技が
:龍撃拳
:龍牙
龍虎1では「ビルトアッパー」という名前だったらしい。
:飛燕疾風脚
残念だったな、「竜巻旋風脚」とは違うゾといった意気込みを感じられる蹴り技。だが、後にロバートのみ「飛燕旋風脚」に変化するのでやはり…。
:幻影脚
その長い脚で相手を蹴りまくる技。リュウやケンには真似できないだろう?といった雰囲気を醸し出すものの、それ春麗の技であったよね?とも思える。
:覇王翔吼拳
【格闘ゲームにおける超必殺技】というのは龍虎の拳が世界初なんだとかそんな話を聞いた事がある。
そんな偉大な存在、超必殺技をロバートはデビュー作で使う。
:龍虎乱舞
相手の所まで高速で近づき…
相手をボコボコに殴りまくって…
アッパーでパコォォン!
今では当たり前のように聞く「乱舞技」の元祖も龍虎乱舞だとかどこかで聞いた事があります。後に影響を与えまくる龍虎の拳はとても偉大なゲームだ…!!
そんな必殺技を駆使し、不敗の格闘家とK.Oすると…!
天狗面の男は崩れ…そこに「覇王翔吼拳」でトドメを刺そうとする…!
「やめて!!ロバートさん」と、無事だった妹ユリ。
「ユリ!!大丈夫か?心配したんぞ・・・」と兄貴のリョウ。
「ユリちゃん」と書いてあるがゲーム本編ではイタリア訛の英語で音声が流れる。文字に起こすと「ィユゥリィ・・・」と発言するのでロバートが関西人のオッサンではない事を思い出す。
無事だったユリは「その人は、私たちの・・・」と、言い…
と、文字と背景の色合い的にも
バック・トゥ・ザ・フューチャーを我々に思い出させてゲームは終了する。
龍虎の拳で有名となった「ロバート」はその後もSNKの看板タイトル「KOF」に何度も登場しKOFの定番キャラクターとなってみたり、龍虎の拳本編では3作目にあたる「外伝」で主人公を務めたりなどした。
それが、ロバート・ガルシアだ。
あえて気になる点を言うならば…
リュウコのケンとタイトルまでスト2のリュウ・ケンっぽいなという事くらいか。
☆火引ダンとは何者なのか?
1995年に発売、ストリートファイター2シリーズがマイナーチェンジマイナーチェンジで5作発売された後に登場。「ストリートファイターZERO」
なにしろ発売から25年も経っていて少し状況は変わっており、2020年の若者の「ストゼロ」は酒、自称ゲーマーオッサンの「ストゼロ」はコレと言った感じである。(か、どうかは不明)
そんなストゼロは「ストリートファイター」シリーズの3作目。
初代→2→ZEROと「3」は?と感じた所で出たのはZERO。
初代と2の間の時系列の話らしいです。
若い姿で登場のリュウ・ケン。
2では故人のガイルの親友、ナッシュの登場。
ファイナルファイトのガイとソドム。
そして、ダン。
ストリートファイターZEROに初登場、「火引ダン」
一体何者なのか、と言われると
「帝王を憎む男『ダン』戦いの中あらわる」とクリア後のメッセージで教えてくれる。
そう、隠しキャラなのだ。ダン。
彼は「ストゼロ」の舞台でサガットに挑むべく登場。
そんな帝王に挑む必殺技は…
:我道拳
腕を突き出し、気を放つ飛び道具。
「波動拳」との差は目の前で消えるから飛び道具なのかも分からない事。
:晃龍拳
技名の響き・コマンド・見た目が「昇龍拳」そのものの技。
だが、無敵判定などもなく弱い。(白く光ると最強の対空技)
:断空脚
残念だったな、「竜巻旋風脚」とは違うゾといった意気込みを感じられる蹴り技。そしてこれが唯一ダンの強味ともいえる技。
:震空我道拳
スーパーコンボ版の「我道拳」相手に連続ヒットさせることが可能。
だが、やはり目の前で消えるため飛び道具といえるのかは不明。
:必勝無頼拳
両腕を交差させ、気合を入れ…
相手をボコボコに殴りまくって…
アッパーでパコォォン!
と、見てもらえばわかるように…
色々と龍虎の拳入ってる。
+
| |
って感じがとにかく凄い。
顔と髪型がロバート、変な色の胴着(オレンジかピンク)と「オラオラ」な発言がリョウって具合で良い感じにミックスされている。
必殺技もオリジナル技を入れつつ龍虎乱舞風なものまで搭載。
ダンは自身の拳法を「サイキョー流」と謳っているが、本当は極限流なんじゃねえのか?と言いたくなるよな技を披露。
だが、「オッシャー」だの「オラオラ」と言った言い回しがロバートと言うよりリョウの方を連想させる。(胴着を着てるというのもあるだろうが)
ロバートといえばといった多分阪神ファンやろなぁと感じさせる関西弁(訛りの英語)が一番の特徴なのだ。
技や格好、そして勢いだけならば「リョウ」と似てると言われても仕方がないと思う。
そこで思い出してもらいたいのが…
このテリーの爽やかな笑顔で「よう!ロバート!」だ。
間違えるにしても「極限流の使い手」と間違うならまだわかる。
SVC当時KOFも94年から2002年まで一緒にやってきた仲間をどっちかといえばリョウっぽい男にドヤ顔で「よう!ロバート!」だ。
テリーがアホなのか、それともダンがよほどロバートに見えたのか?それともテリーがアホなのか?
謎は深まるが…
そんなにこの二人…
似てるかね…?
☆「火引ダン」と「極限流」:1
このキャラセレ画面(ストゼロ2)も
龍虎の拳のリョウの挑発「オラオラ」から来てるとしか思えない。
だが、いくら似ていると言っても私はダンと龍虎キャラには大きな差があると感じる。
まず、リョウは主人公であり、ダンは隠しキャラ。
そして、彼ら龍虎の二人には異名がある。
「無敵の龍」と「最強の虎」だ。
ダンには異名などない。プレイヤーから
「仕組まれた最弱」と思われてるくらいだ。
そう、弱い。しかも攻撃力が低いとか、防御力がカスとか技が少ないとかそういう弱さではなく、技の性能がカス。
無敵のない対空や飛ばない飛び道具。
密着しないと当たらない乱舞技など、弱い。
だが、彼はどちらかというと格闘技の強さでなく、キャラクターの強さで攻めてたようにも感じた。
ロバートな見た目とリョウな胴着。
そして
<オラオラァ
<どしたどしたァ
<ゥ楽勝ッ!
<ウラウラウラウラ
<ヒャッホォォォ
と、とにかくキャラが濃い。
うるさい。そして弱い。
そして流派が「サイキョー流」
もう、龍虎キャラを違う視点で同じゲームセンターという場所から攻撃してるようにすら感じるダンという存在。
無理がある。
コレとロバートを見間違えるなんて無理がある。
ストリートファイターゼロが1995年、続編のゼロ2が1996年。
同じく1996年にはリョウとロバートも出演している
そこで不思議な変化が起こった。
リョウとロバートは「虎皇拳!」や「龍撃拳!」と言ってはいるが
我道拳になった。
誰がどう見ても我道拳になった。
飛ばない。一体何があった。
それだけならばまだ良い。
翌年KOF97では今まで黙って相手をボコボコにしてパコーンと吹っ飛ばしていた奥義、「龍虎乱舞」すらも
<オラオラオラオラァ
<もらったぁあーッ!
と、必勝無頼拳っぽさが出ている。
ここで皆様も混乱してきていると思うので、おさらいです。
<ウラウラウラウラ
<ヒャッホォォォ が、必勝無頼拳。
<オラオラオラオラァ
<もらったぁあーッ! が、龍虎乱舞。
おりゃおりゃおりゃおりゃ
よっしゃあーーーッッ!!
が、花の慶次。
よっしゃあ漢唄はどうでもいいとして、極限流に一体何があったのか。
まさか、ダンに影響されたのか?
それは違うとして、虎皇拳と龍撃拳だ。
一体、なぜいきなり我道拳っぽくなってしまったのだろうか。
・
・
・
「あれ?アンタ極限流の・・・。」というチョイの発言に注目。
そう、私は思った。
今までダンの「サイキョー流」の技は「極限流に似ている」と思っていたが、ダンの拳法は「似ている」のではなく「極限流そのもの」なのではないか?と。
龍撃拳(虎皇拳)は構えが同じに見える。
ロバートの方は龍虎の拳ではパワーゲージがないと我道拳みたいに飛ばないって事があったのをKOFになれた皆様忘れがちである。
上に飛ぶアッパーである事が共通する「龍牙(虎砲)」と「晃龍拳」
そもそも同じ流派で同じ技なのに「龍牙」だの「虎砲」だの名前が変化するのだから内1つが「晃龍拳」でもそんなにおかしな話ではないのでは?(虎皇と龍撃拳もそうだが)
流石に「飛燕疾風脚」と「断空脚」は同じ技は無理があるか?と思ったものの…
飛燕疾風脚も後に名前だけの全然違う技に変化している事を忘れてはいけない。多分、空中で飛び蹴りを2段決める事ができたら飛燕疾風脚を名乗って良いとかそんなガバガバな決まりなんだろう。
・
・
・
いや、そんなハズはない。
そんなハズは…ないハズだ。
龍虎の拳も、キング・オブ・ファイターズもダンには関係ない。
そう思ってはいたのものの、衝撃的な文字を発見した。
「Do you know the art of fighting?」
Of course! I know Art of Fighting!
PS2版のストゼロコレクション内で隠しモードを出すために無理やり遊んだ海外版ストゼロ2で読んだ文字を思い出した。
どういう訳だかわからんが、確かにケンがダンに対しゲーム内で「Do you know the art of fighting?」と聞いた。
どどど、どういうこと!?どういうことなのッ!?
教えてッ!!マゴット先生~~~~~ッッ!!!
と、いう訳で英語の達人であるマゴット先生に翻訳していただいた。
以前、海外の方からこのブログに対するコメントをスラスラっと読んでサラサラっと翻訳していただいた超人であり聖人であるマゴット先生。
あなたのためのうぃぃぃぃぶ!というweeb(海外版の2ちゃんねる的なもの)を翻訳してまとめサイトを運営されている完璧超人です。
再びそんな偉大な方に翻訳をお願いして意味を教えてもらうと…
高度なジョークだったらしい。
千鳥のノブが翻訳家だった時に言いそうな事まで。
ダンの極限流を匂わせる英語はまだ終わらない。
ストゼロ3の勝利画面にて…
2行の文にSNK詰め込みすぎ。
「art of fighting」だけでも驚きなのにまんま「the king of fighters」までブチ込んでくるアメリカのダン。
これの意味は…
要は「格闘家として最強でありたい」的な事であろう。
うん、勝利セリフにそこまでブチ込んでくるアンタは最強だよ。
いや、逆に僕みたいなバカにここまで分かりやすくゲームの中のメッセージを超スピードで翻訳して下さった…
マゴット先生が最強ってことで。
・
・
・
一体何なんだこの男は。
髪型と胴着で極限流を感じさせ…
必殺技でも極限流を感じさせ…
勝利台詞でも極限流を感じさせ…
エンディングでも極限流を感じさせる。
マーブルスーパーヒーローズvsストリートファイターのエンディングでまでも極限流感を出しまくるダン。
しかもこの妹、偶然にも名前が「ユリ子」と言うらしい。
「ィユゥリィ・・・」をさらった
龍虎の拳のラスボス「Mr.KARATE」
本家ユリはその男にトドメを刺そうとした時止めた。
「その人は、私たちの・・・」
親父だった。
そう、「天狗の面つけて笑かしよんな!!」と言われていた男は極限流師範であるリョウとユリの父親「タクマ」であった。
いくら極限流を匂わせるために妹まで急遽用意したダンとは言え、天狗の面をつけた父親は用意できまい。なぜなら…
ダンの父絡みのストーリーはふざけていいモノではないからだ。
眼帯をしているサガットの目を奪った格闘家は「火引 強」
ダンの父親である。だが、ダンの親父はムエタイの帝王サガットに挑み敗れる。
「そいつはなァ…オレのオヤジだっ!!」
「フ…バカめ!親子共々、地獄に落としてくれる!」
ふざけて明るく振る舞い、それでなお最弱キャラのダン。
だが、それでも自身が格闘家を続けるのはサガットを倒すため。
そんなシリアスなストーリーのダン。ダンの父親は…
天狗の面をつけた父親だった。
☆「火引ダン」と「極限流」:2
極限流すぎる事は伝わった。
極限流っぽい技を使い、ユリっぽい妹が居て、勝利セリフでKOFや龍虎の拳を匂わせ、天狗の父までいた。
だが、私は思った。
っぽいだけで「極限流」は使えてなくね?と。
そう、妹や父、そしてマゴット先生を唸らせるレベルの高いジョークまでは見事としか言いようのない徹底っぷり。
だが、極限流はちゃんと使えてないよね?と。
そう、見た目でロバートだと思われる事は無理がある。
なら、チョイの「アンタ極限流の・・・」という発言を元に考えていきたいと言うのに肝心な極限流が使えていない。
少なくとも彼が初登場した「ストリートファイターゼロ」シリーズのダンは今まで見て来た通りなので極限流っぽいだけである。
しかも奥義である「超必殺技」が真似できそうな「龍虎乱舞」だけである。
よく考えたら「龍虎乱舞」みたいな技なんて腐るほどあるのである。
スーファミのセーラームーンの格ゲーでセーラープルートとウラヌスも確か龍虎乱舞みたいな超必殺技だったし龍虎乱舞なんて外部太陽系セーラー戦士でも真似ができてしまうのだ。(暴論)
ダンはどうだろうか。
ストゼロ以降のダンは龍虎乱舞以外の奥義が使えているであろうか?
【頂上決戦最強ファイターズ】
奥義がどうかは別として「余裕ッチ」はマスター。
そして、レベルMAX状態で震空我道拳のコマンドを入力すると…
普段あまり見慣れないポーズを取り…
まさかの覇王翔吼拳を発射。
色といい、構えといい、完璧である。
目の前で消えなければ。
【SNKvsCAPCOM -SVCChaos-】
腕を交差させ「我道…」
「翔吼拳!」
と、覇王翔吼拳を普通に使う。
なんなら構えにスキがあるもののパワーゲージを消費しない辺りダンの方が優秀なんでは!?と感じる。
目の前で消えなければ。
極限流のリョウの超必殺技には「天地覇煌拳」という奥義がある。
「一撃必殺!」と言い拳に力を込め
相手を思いきり正拳突き。
見た目のわりにダメージはそこまで高くないが…
喰らった相手は必ずピヨる。
基本的には必殺技ゲージを使う超必殺技であり、このSVCで1試合に1度しか使えない大技「エクシード」に選ばれている。
もちろんダンも使える。
もちろんノーゲージで。掛け声は同じく「一撃必殺!」
ドゴッ!
完璧である。なんならタイミングによりガードポイントまであるので本家天地覇煌拳より使い勝手がいいのではないか!?と感じるくらいだ。
手さえ逝かなければ。
凄く痛そう。
大丈夫みたいです。
【ストリートファイター4】
スーパーコンボより更に大きなダメージを叩き出す「ウルトラコンボ」を発動するダン。「サイキョー流奥義!」と言うものの、構えは龍虎乱舞や覇王翔吼拳で見る腕を交差させるアレ。
龍虎乱舞かのように相手の所まで飛び込み…
龍虎乱舞かのように相手をボコボコにし…
龍虎乱舞かのようにアッパーでパコォォォン!決める。
その名も必勝無頼拳を昇華させた「疾走無頼拳」
というかもう龍虎乱舞である。
だが、ウルトラコンボは1人につき2つ搭載。
1つは龍虎乱舞だったがもう一つは…?
普通に覇王翔吼拳だった。
やはりダンは極限流の使い手だった!?
最初はSNKvsCAPCOMシリーズでコラボしてるからソレに合わせたパロディかと思いきや、とうとうストリートファイター本家でしかもウルコンで使い始めたぞ極限流…ッ!
これはもう…サイキョー流を名乗るが実は極限流で決まりか!?
そんな事を考えていると、衝撃的な資料が手に入った。
龍虎の拳より未来の世界。
これは「極限流空手」の幹部・門下生・総帥の集合した絵。
幹部はこの4名。
上からさらわれた後、己の身を護るのは己だと入門した妹のユリ。
紫色の胴着を着ているのがあのロバート。
濃い顔の男が未来の極限流を背負うと思われるマルコ。
中央下で両手を広げるのが主人公を務めたリョウ・サカザキ。
そして集まる門下生たち。
真ん中に映るは極限流空手総帥の「Mr.KARATE」として一度は敵対したリョウの父、タクマ。
と、ダン。
☆ダンはなぜロバートと間違えられたのか?
チョイは間違えた事など言っていなかった。
サイキョー流を名乗るダンが極限流の技を当たり前のように使えるのは藤堂竜白と同じく、入門していたからであった。
【▼ダンの同期だという事が発覚・藤堂竜白】
ダンと極限流の関係は理解できた。(気がする)
だが…
ハッキリと「ロバートだ」と言うのが二人いる。
技と髪型くらいしか似ていないのだ。
「胴着を着てる」や「オラオラ」などの発言はどちらかと言えばリョウ寄りだし、顔で言ってもイタリア人(関西弁)と日本人のダンでは髪型が同じようなだけで見間違えるほど似るはずがないのだ。
一体彼らの何が似ていると言うのだ…。
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・
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問:SVCでダンはなぜロバートと間違われてたのか?
答:香澄とテリーはケツアゴでダンをロバートと認識していた。
いやいやいやいや。
あるだろ、他に見間違えた理由が!
こう、ほら、もっと…こう
KOF2000に出てくる…
アナザーストライカー!
アナザーストライカーのロバートが思いのほかダンだった!とかなんならダンがアナザーストライカーでした!とかだったりするんじゃないのか!(んな訳ねーだろ)
思いのほかダンだった。
胴着を着たロバートがアナザーストライカー。
胴着の下に黒いインナー、そして髪型…まあ…似てなくはない…。
いや、むしろ似ている・・・。
ただ、白い胴着とはいえピンクの胴着と見間違えるだろうか?
この白い胴着のロバートを見てからピンクの胴着を着たダンを見て「よう!ロバート!」となるだろうか?
?
??
!???
問:SVCでダンはなぜロバートと間違われてたのか?
答:アナザーロバートがもはやダンそのものだったから。
そら間違える。仕方がない。
ちなみに、SVCのダンはロバート以外にも見間違えられていた。
ダンはロバート以外何に似ているというのだろうか。
それは…
もはや人ですらなかった。