第81回・藤堂香澄は父の藤堂竜白と結局会えたのか?
1994年 -

あの世界的名作映画「LEON」が公開された。
そして同じく94年 -
あの名作シリーズが、誰も想像できない形で生まれ変わった。

機動武闘伝Gガンダム
誰が想像できただろうか。
戦場の超能力とも言える能力「ニュータイプ」である少年達の活躍。
兵器であるミサイルやビームライフルを駆使し戦う宇宙での戦争。
モビルスーツに偶然乗り込んだ少年達は過酷な戦争へ巻き込まれ、人の「死」を間近で体感し、成長していく物語。
このGガンダムは… 全てが違う!
戦争どころか…!


パンチやキックだ!
ガンダムなのにどこの国のガンダムが強いかとガンダムを使った格闘技「ガンダムファイト」で決めるのだ!
今まで「宇宙世紀」と呼ばれる時代をあの戦争から何年後~とかその間コチラでは~とか色々やってたのに、ガンダムという機械だけを残して他は全ての設定破棄だ!
少しくらいガンダムらしさを残しても良い気もするのが…!

確実に少年ではない主人公ドモン・カッシュ。
まさかの「少年」が主人公だという掟を破る。
そして、主人公が少年ではなく青年だという事は…!

ヒロインも少女ではない。
レイン・ミカムラ。 Gガンダムのお姉さんだ。
初代ガンダムでヒロインを務めたフラウボウと比べると確実に一回り以上年上だろうよと感じさせるお姉さん感。(実際フラウとレインが何歳かは知らんが…)
今までのガンダムと違う!とは言うものの…
私、Gガンダム大好きです!

逆に宇宙世紀だとかジオンだとかアクシズだとかサイコミュだとか強化人間だとかニュータイプだとか酸素欠乏症だとか俗物!とかチェーンがチャーミングだとかフォウ!僕だ!フォォォォォォオオォウとかそんなものを全て取っ払ったガンダム。

しかもそのストーリーは簡単であり、単純。
そして、熱い。
ガンダムファイトという国対抗の大会で1番強いガンダムを目指す。
ただそれだけ、なのだ。
ただ、その単純な中にドラマがあり、個々に戦う理由がある。
これぞGガンダムの魅力。
そして主人公ドモンの戦う理由は…

「この男…町で見かけなかったか…?」

この写真一枚の半分を頼りに自分の兄、キョウジを探す。
ドモンはこの男を探しながら「ネオ・ジャパン」代表として戦う。
どれだけこの兄キョウジを探しているのかと言うと…
いきなりチンピラに襲い掛かられても…
それを簡単に返り討ちにし…

ながらも「言え!お前たちの仲間にこの男は居ないか!?」と問う。
そして開始されるガンダムファイト
決着の時!炸裂する必殺のシャイニングフィンガー
相手の頭をガシッ!頭部を破壊で相手は失格だ!

が、その前に「この男を知っているか…!?」と問う。
とにかく戦いながら兄「キョウジ」の情報を集めるドモン。

そして、その再会の結末は -

と、いった感じで見てない人は是非見てほしい。
それがGガンダム。
ガンダムファイトに優勝できるのか!?より「キョウジは見つかったのか!?」「そしてキョウジは一体何してたの!?」という方が気になってしょうがない。
そんなドモンがキョウジを見つけたかどうかは現在TOKYO-MXで再放送中のGガンダムを見てもらうとして、今回は同じく人探しをしながら闘う女子…そして「結局見つかったのか!?」と気になるであろう…

藤堂香澄ちゃんが父親の藤堂竜白に結局会えたのか?を考える回にしたいと思います。
o0(今回いつもに増してひっどい前置きだなぁ…。)
【▼前回?】
☆藤堂香澄、父を探す旅【龍虎編】

その人気っぷりはゲームセンターだけに収まらず。
家庭用のNEOGEO、その兄弟機NEOGEO-CD、みんな持ってたスーパーファミコン、持ってるとちょっと通なメガドライブ、いくら何でも通すぎるPCエンジンCDROM2等色々なゲーム機で発売された。
どの機種版でも最初のステージに登場する異様な雰囲気を醸し出す男。

藤堂 竜白
「藤堂流古武術」を極めた男。
その藤堂の前に現れた「極限流空手」の使い手「リョウ」は問う。

「妹の居場所を教えてもらおう!」
これはもう、Gガンダムと同じ流れ。
Gガンダムでは「そ…そんなヤツは知らねぇー!」とドモンが問うも全く手がかりにもならない男ばかりであったが、この藤堂は違う。

「お前のその拳で聞くが良い」
勘違いしないでいただきたいが、これはゲームをスタートして30秒以内に辿り着ける画面であり、第1ステージなのだ。
この発言、気迫にヤられ「え?もう最終ステージ?」と勘違いされた方も居たのではないだろうか。

激闘の末 -
勝者は -

極限流空手 リョウ・サカザキ
妹を探すリョウ、その拳で聞けと言った藤堂。
漢・藤堂竜白は言う。

「女の居場所はわしにも分からん・・・・」
この男は一体何を言っているのだろうか?
その痛そうな顔は激闘の末なのだろうか?
それとも本当は「居場所はわしにも分からん」と言ってから何しに出てきたんだよてめーコラぁとキレたリョウに今ボコボコにされたんじゃないか?と心配になるくらいだ。
これが藤堂竜白だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんな藤堂の活躍から4年後の1996年。
龍虎の拳第3作目になる「外伝」が登場。
今回主人公ではないものの、そこにもリョウ・サカザキは登場。

そして訳も分からず最初の敵を倒すと…

「さて、ロバートの居所を教えてもらおうか。」
と、今度は妹でなく親友のロバートが行方不明だという事が発覚。
どうせ「ロバートの居場所はわしにもわからん…」とか言われるんだろうなと思っていると…

ちゃんと教えてくれた。

そしてロバートを探す旅をしている事が詳しくわかる。
一緒に歩いているのは初代龍虎の拳でさらわれた妹のユリ。
ロバートを追って街中を歩くリョウとユリ。
・
・
そしてここに、そのリョウを追う一人の少女の姿があった。


「リョウ・サカザキ。どこにいるんだ」
「必ず見つけ出してやる。」
謎の少女がリョウを探していた。
この少女は何者なのか。
それは、今回の主役、ロバートにバッタリすれ違った時に発覚する。



ロバート・カルシアとか可愛い呼び間違えをする香澄ちゃん。
とにかく「止まれ止まれーっ!」だ。

「ガルシアや。何やねん。」と冷たいロバート・ガルシア。
そらそうだ。
いきなり止まれと言われ、しかも名前を可愛く間違えられていたら龍虎の虎は務まらないのだ。
すると香澄ちゃん…
ペタンと正座
からのグイー

「わっ、私の名は藤堂香澄。」と、可愛く緊張気味の少女。

「二年前お前たち極限流に敗れた藤堂竜白の娘だ。」

この子の名前は藤堂香澄。
あの藤堂竜白にはなんと、娘が居たのだ。

「宿敵リョウ・サカザキはどこだ。」
彼女がリョウを探す理由は父・竜白の無念を晴らすためであった!?
そしてまだ緊張しているのだろうか…

カルシア。
あの父を
ここまでボコボコにした極限流のリョウが憎いから?
香澄はリョウがこの町に居るとどこからか聞いて日本からわざわざ決着を付けるためにやってきたのか?
そして、リョウともう一人の極限流の使い手である「ロバート」にバッタリ出会えた。
これはもう、緊張もするだろうし、無礼だろうがなんだろうがリョウの居所を聞くしかない。
その熱い少女の想いにロバートは…?

まず言葉が通じなかった。
英語で話してくれへんか?と関西弁で言われるという不思議は知らない人からすれば違和感だらけだろうが、ロバートの関西弁は英語の訛りを日本語で表現したものらしいので…あのー…そのぉ…えーっと…まぁざっとこんなモンや。(ロバート風に)

香澄も香澄で全然話を聞かない。

英語じゃないから何言ってるのかわからないのに襲われるロバートvs話を聞かない娘、香澄。
そして勝負の末、香澄の敗北で新たなる事実が発覚する。

「親父さんのことはわいもリョウも知らへん。力にはなれへんで。」
え?藤堂竜白は一体何があったの?行方不明なの?と全国の藤堂ファンが焦る。
そしてロバートにボコられてしまう香澄だが、リョウを探すことを諦めない。
リョウを熱心に探す香澄ちゃんは…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラスボス、ワイラーの土地に不法侵入してしまう。
「そこで何している 勝手に俺の土地に入ってくるとはいい度胸だな」とワイラー。
これは香澄ちゃんが悪い。いくらリョウを探すと言っても人んちの土地に勝手に入ってはいけない。
人の土地に勝手に入って怒られた香澄ちゃんは言う。

カルシア同様、言葉の壁が立ちはだかる。
香澄ちゃんの話す日本語と他のキャラが話す日本語は意味が異なる。
香澄ちゃん以外の日本語はこのゲームだと翻訳されたものだと思っていいだろう。
だとしても何で不法侵入してそんなに偉そうなんだ香澄よ。


「この場所を人に知られてはまずいんだよな。」
「悪いがお前にはここで消えてもらう事になる。」
<ヴォァー!
そう、今作のラスボス「ワイラー」と言えばイケメンだが薬の投与により北斗の拳のアミバになる事でパワーアップを果たす男という事で有名なラスボス。

不法侵入の上英語が聞き取れないが怒られた事だけが事実の香澄ちゃんですら
「こ…こいつ…何だ?どうなってんの?」と若干引いてる。
そして…

結果ボコって逃げる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、ワイラーをボコって逃げた先に…

とうとうリョウ・サカザキと出会う。
「ちょっ、ちょっと待ちなさい。」
探していたリョウにとうとう会えた香澄ちゃん。
そのリョウを目の前に…!
ペタンと正座
からのグイー

言葉の壁にはもう負けない!
という香澄の熱き想いが伝わる英語。
そして、その熱き英会話を披露する香澄にリョウは…!!

日本語でおkだった。
香澄…!この旅の勝負、とりあえず言葉の壁には全敗であった。


「父様はお前達に敗れて以来行方不明となっている。」
「父様はどこにいる。」
やはりリョウにボコられた後、行方不明となっていた藤堂竜白。
そしてその居場所を知るはきっとリョウ・サカザキ。
それだけを頼りに香澄ははるばる日本からここまで来た。
そして極限流への仇討ちではなく、単純に父を探したい一心の香澄 -

香澄、龍虎1のリョウと同じ気持ちになれた。
だが、リョウが藤堂の居場所を知らない事に変わりはない。

「とぼけても無駄だ。」と話を聞かない香澄。
こうして、香澄はリョウに居場所を聞くために勝負を挑む。

香澄vsリョウ、激闘の結末は…!

香澄優勢…!
必殺・重ね当てでとどめを刺そうとするも…!

「それまで!」

「かっ、母様…!」
試合を中断させたのは藤堂香澄の母。

「父を思うあなたの気持ちしかと受け止めました。」

「が、無断で家を飛び出した行為は厳罰に値します。」
英語が通じたり通じなかったりする場所まで無断で飛び出す娘もそうだが、携帯電話もないような時代にバシっと発見する母の凄みも感じ取る事ができるゲーム龍虎の拳。流石だぜ。

「この度は娘が迷惑をおかけしたようで。」
と、親のこの感じの相手に謝る感じ。大人になった今逆に懐かしくなりつつあり、藤堂香澄はまだ「少女」なんだなと感じさせてくれる。


「それでは香澄、帰りますよ」
「はい、母様。」
こうして藤堂香澄のリョウを探す旅は終わっ…

っていなかった。
香澄は一人、リョウの元へと戻ってきた。

「どうしたんだい?」
そう、リョウが尋ねると香澄はリョウに…

自分のハチマキを渡す。


「再戦の証にこれをあずけておく。」
「私はこれを取り戻すため必ずお前の前に戻ってくる。」
「その時にもう一度闘ってくれるか?」

「よし、約束しよう。」
自分のハチマキを渡し、香澄はリョウと再戦の約束をした。
今回は父親の事でリョウを訪ねたが、次回は格闘家して香澄はリョウを探すこととなるだろう。
こうして香澄のリョウを探す旅は終わっ…

るのはまだ早かった。
とにかく約束をより確実にしたい香澄。「絶対だぞ。」

「ああ、約束だ。」とリョウ。これにて香澄の旅は終わっ…

「絶対だぞ。逃げたりしたら承知しないからな。」と香澄。
乙女はいつだって不安なのだ。リョウと再戦を熱く約束する。

「ああ、わかってるよ。」
こうして、三度に渡る香澄との再戦の約束をしたリョウ。
これにて今回の旅は幕をおろ…

しつけぇよ( ´Д`)

母様に怒られ、香澄の旅は幕を閉じる。

龍虎の拳外伝が発売された1996年。
今も大人気KOFシリーズの3作目である96が発売される。

香澄はしれっとKOFに参戦。



真面目な武道家の少女に転向。
←同一人物なのか!?と思うくらい大人しくなった香澄。
そしてチームエンディングでは

入院していたキングの弟のジャンが退院し、涙を流すくらい喜ぶキングさん。
「舞!香澄!今日は朝まで飲むよ!いいね!」とキングもウッキウキだ。
全然親父を探している気配もない。
このゲームから分かる藤堂香澄は
私服がとても地味。という事くらい。
その後のKOF、99と2000にも参加する香澄だが…

KOF99はキングとマリーの人数合わせで参加。

KOF00でも舞とユリの人数合わせで参加。

勝利画面ですら龍虎外伝であれだけ「父様はどこだ?」と言っていたのに、参加したKOFの三作品はホントにただの武道家として参戦。
ここまで落ち着いていると、龍虎外伝とKOF96の間で父・竜白は見つかったんじゃないのか?と思うくらいだ。
2000年に発売されたKOFを最後に藤堂香澄は長らく姿を現さない。
そして、次に姿を見せたのが…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2003年に発売された「SNKvsCAPCOM SVCCHAOS」だ。
2000年・2001年に発売されたSNKvsCAPCOMはCAPCOM産。
【CAPCOM産】
ミリオネアファイトという大きな格闘大会に参加するSNKとCAPCOMのキャラクター達。夢のコラボを更に盛り上げるかの如くステージは全体的にお祭り騒ぎだ。
では、SNK産のvsCAPCOMはどんな感じだろうか?



なんか全体的に暗い。( ´Д`)
ひと気のない場所で闘うSNKとCAPCOMのファイターたち。
そのドット絵が精密に書き込まれた背景ではあるが「これ何?どこ?」と聞かれたら「知らない」としか我々プレーヤーは答えられない場所が舞台。
ここは一体何なのか?それは各キャラクターのエンディングにヒントがあった。
【証言1】

「もどれたでヤンス…」と泣いているチョイ。
あの不思議な場所は「行った」訳ではなく「迷い込んだ」ようだ。
【証言2】

「異界か・・・不思議な所だったぜ」と、京。
異界。マジか。
【証言3】

異次元。
だが、ギース様にかかれば所詮お遊び。流石です。
【証言4】

死後の世界。
とにかく、訳の分からない所に迷い込み、闘う両者のキャラクターであった。
そして、早すぎた異世界モノとして展開するSVCにはもう一つ魅力があった。

全キャラクターに会話デモが実装されている。
これはクロスオーバー系のゲームではファンは嬉しい機能。
そしてこの会話デモにて藤堂香澄は復活する。

KOFでは一言も言わなかった「父様はどこだ!」
龍虎外伝ではとにかく父を探すため、そしてそのヒントを得るために日本から海外までリョウを探して冒険する香澄、KOFではただの武道家として参加する香澄。
そして、SVCでは父を探して異世界まで乗り込むという龍虎外伝を越えた香澄が登場。
ここで、父の藤堂竜白を探すために異世界まで乗り込み、果ては他社のキャラクターとも出会い拳を交えるというもはやこれが龍虎の拳外伝2だと言っても良いのではないか?と感じられる香澄の異世界冒険記を紹介しようと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【vs:春麗】
そこで香澄を「すらっとして可愛い子だな」と心で想い、目をやると…

香澄は殺気を感じ、春麗に攻撃。
【vs:ガイル】

ガイル少佐と出会う。そして龍虎の頃より更に口が悪くなった香澄は問う。
「父様はどこだ!」と。だがガイル少佐はもちろん知らない。
「たのむ、このとおりだ」と何度もお願いする香澄だが、どんなに頼まれてもガイル少佐が藤堂竜白の居場所など分かる訳がない。
そこで香澄が取った行動は…

襲い掛かる。
【vs:サガット】

サガットが誘拐したとでも思ったのだろうか。
【vs:テリー】

テリー、困る。
サガットと同じような事を言わるも、この返事。
テリーの人良さが見え隠れする。
【vs:舞】

父の居所を聞け。
だが、猪突猛進で父を探す香澄の勢いすら止めてしまう舞ちゃんのボディ。
ス…スバラスィ…( ^ω^)
【vs:色】

人に物を訪ねる態度ではない。
【vs:ヒューゴー】

被害妄想が酷い。
【vs:デミトリ】

吸血鬼に血を吸われてもゾンビにならなくないか?
いや…もしかしたら香澄は「ジョジョ」の第一部を読んでからここへ来たのかもしれない…。
【vs:ゲーニッツ】

苦戦したラスボスという事を忘れ、通りすがりの布教活動の人と勘違いする。
香澄ちゃん、久々の登場で色々と忘れている事が多そうだ。
【vs:ダン】

あ・・・!

カルシアじゃない。。(´・ω・`)
【vs:マーズピープル】

久々に言葉の壁にぶつかる香澄。
だが仕方がない。相手は宇宙人だ。ピポポピパ!
【vs:リョウ】

「あ!リョウサカザキ!」
「おう、藤堂の。」
この二人と言えば…
…だ。
自分のハチマキをリョウに渡し、再戦の約束をしたのだ。
今、このSVCという舞台で再戦の約束は果たされる…!

香澄、再戦の約束も忘れる。
【vs:洗脳されたケン】
ベガ率いるシャドルーに洗脳され、自分がコントロールできなくなってしまったケン。
興奮状態が続き、誰が見てもおかしいという事が分かる状態のケン。
そんなケンと出会った香澄は…

竜白の居場所を聞く。
【vs:暴走庵】
オロチの血が暴走した八神庵。
普段は冷静で口数の少ない八神ではあるが血が暴走すると本能でしか行動ができない。

言葉など伝わらない。
彼にはもう、「暴力」しかないのだ。
そんな壊れてしまった八神庵を見て、香澄は…

竜白の居場所を聞く。
【vs:タバサ】

失礼。

失礼。
タバサも少し立腹気味だ。

しかも厚かましい。
こんなムカつく顔で指までさされ「ん?何か違うのか?怪しげなのは同じことだろう?」とか言われたにもかかわらず竜白の居場所を占ってあげちゃうタバサがどれだけ人間として素晴らしいかが分かる。

香澄、クズだった。

異世界で出会う格闘家に父親の事を聞いて回るも、得れた情報はない香澄。
そして迷い込んだ場所で最後に出会ったのが…。

真 豪 鬼
この男との激闘の末 -


香澄は勝った。
だが、ここで全てが終わった訳ではなかった。


香澄の周りから、小さな光が。
そして、その光は

香澄を包み


雲を突き抜ける。

香澄が居た場所には小さな光があるだけ。
彼女は一体どこへ行ってしまったのだろうか -
彼女が向かった場所、それは

魔界。
赤くドロドロしたその場所は、魔界であった。
そしてそこに座り込むのは魔界の番人

今まで闘ってきた格闘家たちとは訳が違う。
「魔界の化け物」だ。
そして、その化け物を目の前にした香澄は…

いつも通りだった。

レッドアリーマーをボコる事により異世界から普通の世界に帰る事ができた香澄。
彼女は他社のキャラや魔界の人たちにも藤堂流の強さを見せつける事ができ、満足。

色々な人に聞き込みをした竜白の情報。
分かった事は異世界には居ないっぽいという事だけだ。



夕日に向かって走る香澄。
そう、異世界に居ないならとりあえず現実世界には居るんだ。
その父を探す心があれば、いつか見つかるはずさ!
走れ!走るんだ!香澄!!

☆その後の藤堂竜白は?

2003年発売のSVCで、香澄と父の竜白は会えなかった。
その後の香澄は2005年に発売されたKOF11に登場。

2003年のSVCに登場した事で、自分が父親を探しているキャラクターだという事を思い出したか、彼女の参加する「アンチ極限流チーム」では発言が「父様はどこだ?」しかない。
それしか言わない香澄から分かることは、2005年の時点でやはりまだ竜白には会えていない、という事だ。
だが、その翌年、いつもは背景にて登場していた父の藤堂竜白が背景以外でゲームに出演していたのであった。

KOF11の翌年に発売された2006年の「KOFマキシマムインパクト2」だ。

その2作目に藤堂竜白は姿を現した。
彼はゲームの「ミッションモード」にて現れる。
そのミッションモードの「エクストラミッション」
最初は車を破壊。
次は岩をモアイ像に削る。
その後はvsメタルスラッグ。
ラストはロードローラーを破壊。

お久しぶりです('ω')ノ
それがロードローラーに乗っていようと何だろうとかまわない。
彼は間違いなくここに居て、また、みんなの記憶に刻まれるのだ。
藤堂竜白も元気な事さえわかれば、後は娘の香澄と再会するだけ、なのだ。
それさえすれば、香澄の戦いも、旅も、本当に終わりが来るのだから。

その拳で聞くがよい!
↓

↓
あっ…
↓
ああっ
↓
あーーーーっ
↓
ドッゴォ
☆藤堂竜白は死んだのか?

しかも最後は大爆発。むしろ生きている方が怖い。
そして藤堂を殺したのはプレーヤーである自分自身だという事もまた怖い。
ここで、藤堂が死んでしまったとなると、香澄はもう父である竜白と永遠に会えないという事になってしまうのではないか?
そんな事があって良いのか?
そんな藤堂竜白の安否が確認できるものが、ただ一つだけあった。

発売自体は先ほど藤堂がロードローラーで復活したKOFマキシマムインパクト2より前のゲームなのだが…

まず、NEOGEOで発売されたゲームのキャラクターがたくさん登場する。
八神庵vs鷲塚なんて誰が想像できた事か。
そして、一番参考になるのが…


何故か龍虎の拳のリョウとロバートは老いて登場する。
リョウの方は他のゲームで何故か何年後~って姿で登場するので何とも言えないのだが、ロバートまで老いた登場はこのゲームが初なのである。
色々なシリーズからキャラクターが登場するネオジオバトルコロシアムだが、龍虎の拳だけがゲーム本編より何年も先という設定で登場。
これはきっと、龍虎の拳ファンは外伝で止まった龍虎の拳の「先」が見えたようで歓喜したに違いない。

きっとこのリョウサカザキは香澄との再戦もとっくに済ませているに違いない。
そんな「もしかして」を想像させてくれる素敵な出演だぜ。

こんな有り得ない+想像する事さえなかった組合わせでの対戦も可。
NEOGEOゲームが大好きな人はニヤリとする事間違いなしの、ネオジオバトルコロシアム…!

あかりと言えば超必殺技は「劾鬼・百鬼夜行」
妖怪やらお化けやらを召喚して相手をボコボコにする技だぜ!
もちろんネオジオバトルコロシアムでも使用可能!

迫る大量の妖怪やお化け達!

って、いつもより多いなこりゃ!!

月華の剣士の頃と比べたら倍以上のオバケの行進。

あかりもビックリしている。
いつももっとカラフルな妖怪達なのに今回色はないし超いっぱいいるしなんなんだ~~!?と驚いているのがよくわかる。

あっ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A:多分もうこの世に居ないので一生会えない。
という悲しい結末となりました。
この藤堂竜白死亡説を取り払うには…!
まだ間に合う、SNK様!
KOF15に藤堂竜白正式参戦しかないですぞ!!
からのグイー