ああっ、子供な大人部

私のアニメや漫画、ゲームへの「愛」を表現するブログです。よろしくお願いします。

第77回・僕の大好き「ゴールデンカムイ」を読んでほしい部

今更ですが…

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ゴールデンカムイ、面白い!

深夜に蒼天の拳のアニメ見てたら放映されるCMにてレニーハートがゴォ~~~デ~~~ン カ~ム~イ~~~ィィンと番組の宣伝をしているのを聞いて「なんだCR蒼天の拳か。」と全くアニメ版に興味を示さなかった訳なんですが、原作漫画をなんとなく読んでみると…

 

超面白い!

 

こればかりは自信をもってオススメできる!面白い!

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ゴールデンカムイとはどんな漫画なのか?

日露戦争に参加した兵隊

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杉元佐一【スギモト サイチ】

彼は日露戦争を生き延びた。

どんな状況でも死なない彼には「不死身の杉元」という異名までついた。

そんな杉元は、日露戦争後…

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とにかくお金が欲しかった。

一攫千金を狙うため、彼は東京から遥々北海道の山奥へ。

砂金・金粒・金塊、それを求めてやってきた。

頑張ってありもしない金塊を探す杉元。

それを見物している酒飲みのオジサン。

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そんな二人からゴールデンカムイは始まる。

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オジサンはえらく杉元を気に入る。

そんなお気に入りの杉元に

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「なあ 面白い話してやろうか?」とある話をする。

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北海道は昔、川で大きな砂金が毎日取れたらしい。

その砂金などはアイヌの民族が隠して貯めこんでいた。

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だが、ある男がそのアイヌ達を皆殺しにし、金塊を盗んだ。

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その男は捕まり、死刑囚として「網走監獄」に入れられる。

男は外に仲間がいるらしく、金塊のありかを何とか伝えようとした。

だが、手紙は書かない。看守すらもその埋蔵金が欲しいから。

日本一厳重な監獄から外の人間に伝える方法…

男の取った行動は…

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「入れ墨を彫ったのさ、同房になった死刑囚たちの体に」

埋蔵金のありかをしるした暗号をな」

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「ここから脱獄しろ」

「成功した奴には金塊を半分やる」

 

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「うーん変な話だな…」

「入れ墨なんて目立つマネを…」

話を聞いていた杉元も少しおかしな話だなと思った。

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「囚人たちの入れ墨は全員でひとつの暗号になっているらしい」

と、いう事だそうだ。

そして、死刑囚の入れ墨の噂を聞いた屯田兵達は…

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死刑囚たちを移送すると言って連れ出した。

そう、死刑囚たちを集め、暗号を解こうとしたのだ。

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だが、その兵隊たちは囚人達に殺されてしまった。

そして、囚人たちは森の中へ消えて行った…。

 

 

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「…それで?」

「あ?なにが?」

と、話はそこまでだった。

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そんな話をするだけして、寝ちゃうオジサン。

「またいつものホラ話だろ」と全然信用しない杉元。

 

 

杉元のお金が欲しい理由

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梅子という女性。

彼女は杉元の親友「寅次」の奥さん。

彼女は目が見えなくなった。

それをアメリカで治療させるためのお金が欲しかった。

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「佐一…梅子を頼んだぞ」

親友の虎次の言葉。

それを守るために、杉元は埋蔵金を探す。

 

 

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梅子と虎次の夢を見ていた杉元。

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の、後ろで銃を構えるおじさん。

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「しゃべりすぎた」

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銃を向けられた杉元であったが、オジサンから銃を奪い石で殴る。

そして逃げるオジサン。

杉元は思った…

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「なんだよ…さっきの与太話が急に現実味を帯びてきたじゃねえか」

 

 

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「放っておけばまた俺を殺しに戻ってくるかもしれねえな」

いくら彼が「不死身の杉元」だとしても、普通の人間だ。

とくに寝込みなんかを襲われたらシャレにならんと逃げたオジサンを探す。

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杉元、何かに気付く。

そこには…

 

 

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埋まっているオジサン。

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「なんであんた埋まってるんだ?」と疑問に思う杉元。

オジサンを引っ張り出すと、ハラワタがない

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そしてこの足跡。

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「ヒグマだ」と、オジサンが何故埋まっていたのかがわかる。

ヒグマには食いきれない獲物を土でかぶす、という習性がある。

「ヒグマに出くわすなんてツイてないなあんたも」と哀れんでいると…

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杉元が見たもの…

 

 

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入れ墨の暗号。

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「マジかよ」

「これが金塊の在り処をしるした入れ墨だってのか!!」

オジサンの話は半信半疑だった。

だが、それを聞かされた事により命を狙われた杉元。

そして存在した入れ墨の暗号。

梅子の目を治す事ができるかもしれないと思った杉元…!

 

 

 

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オジサンを殺したヒグマが現れる。

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せっかく金塊の希望を見つけた杉元。

目の前に現れたのはヒグマ。

「食われる…」と本人も諦めかけた時…

 

 

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急に矢が刺さり悲鳴をあげるヒグマ。

一体何が起きたのか分からない杉元。

矢の飛んできた方向を見ると…

 

 

 

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女の子がいた。

 

 

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このヒグマを毒矢で顔色一つ変えずに射貫く少女。

彼女は「アイヌの戦士」なのだ。

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杉元はどうしてもこのオジサンの死体をヒグマに食われる訳にはいかなかった。

これは探しても探しても金塊にありつけなかった杉元からすれば大きなチャンス。

そこで、杉元は少女に「ちからを貸してくれ」と頼む。

何故このオジサンの死体を守らなくてはならないのか。

杉元は少女に金塊の話をする…

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「信じる」

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「なぜなら殺されたアイヌたちのなかには私の父親もいたから」

こうして、金塊を探す杉元アイヌの少女「アシリパの旅が始まる…。

 

 

 

 

 

 

って、こんな面白そうな1話目の漫画あるのか!?

と、とにかく衝撃を受けた「ゴールデンカムイ

前回が最高に暗い1話目だったのに対し、今回はとても面白そうな1話目。

【▼前回】(暗いけど、面白いからねこの漫画!)

 

今回はそんな面白そうなゴールデンカムイはどんな漫画か?を伝える回にしたいと思います。

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ゴールデンカムイはどんな漫画なのか?【1】

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ちょっと前に紹介した通り、入れ墨の暗号を頼りに金塊を探す「杉元」入れ墨に関係する父を探す少女、「アシリパ」が旅をする漫画だ。

旅をするうちにそのアイヌの金塊を狙う軍人が現れたり、アシリパさんの父の過去を知る占い師が登場したり、新選組の生き残りが出てきたり…とにかく面白い。

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その金塊を探す旅についてゴチャゴチャしている部分は面白い事を保証するので割愛させていただく(!?)が、このゴールデンカムイには他にも魅力があるので紹介しようと思う。

 

 

アイヌ語を何だか知った気になれる

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今まで【アイヌ】というものについて全く考えず生きていた私たち。

まず、アイヌとは「北海道を主な居住圏とした先住民」であり、「少数民族で、独自の文化を有する」そして「母語は【アイヌ語】であり「日本語」とは全く異なる」んだそうです。

今まで【アイヌ】という単語はみんなナコルル以外で聞いた事なかったと思う(偏見)のだが、このゴールデンカムイにはそんなアイヌ文化とアイヌ語がふんだんに盛り込まれている。

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例えばこの言葉。

 

・ニプ フ

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「ニプ フだ」と普通に言われても意味が全く分からない。

ナコルルのアンヌムツベも多分何かしら意味があるのだろうが、我々の認識では刀を構えてこっちにぶっ飛んでくるくらいという事くらいだ。

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「ニプ フ」は…

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「木が裂ける音」の意味らしいです。

なかなか日常生活では使えないですね。

ちなみにアンヌムツベは「勝利・刃」という意味らしいですよ。

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・ヒンナ

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アシㇼパさんがモグモグしながら言う「ヒンナ」

アイヌ語初心者の杉元も意味が気になったようだ。

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「食事に感謝する言葉」

「私たちは食べながら言うんだ」

ヒンナは私たちで言う所の「ぅ…うめぇー!」なのだろう。

食事に感謝する時に使う「ヒンナ」これは覚えやすい。というかゴールデンカムイを読んでいたら勝手に頭に入ってくる言葉である。

f:id:catherine_yanagi:20190825231148p:plainヒンナヒンナ…('ω')

 

 

 

オソマ

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オソマと言われても「?」だ。

そんな「オソマ」の意味を知るのはアシリパさんと杉元が食事しているシーンからであった。

アシリパさん このままでも十分美味いんだが 味噌入れたら絶対合うんじゃないのコレ?」

「ミソってなんだ?」

おっと、アイヌ出身のアシリパさん。味噌を知らない。

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日本の食の魂と言われる味噌、それを知らない。(食の魂かは私も知らない。

こんなに美味しいものを食べたことがないなんて可哀想な子だ。

どれくらい可哀想かと言えば…

f:id:catherine_yanagi:20190825231148p:plainこのヒンナヒンナな胸を見て

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高橋しょう子だと分からない人くらい可哀想だ。

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「試しに入れてみようぜ」

「うわッ」

携帯していた味噌を開けてみるとアシリパさんは「うわッ」だ。

何故「うわッ」なのか?

「杉元それ…オソマじゃないか」

オソマ?」

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「うんこ!!

初めて見た味噌はウンコにしか見えなかったアシリパさん。

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「私にうんこ食わせる気か!絶対食べないぞ」

「うんこじゃねえよ」

アシㇼパさんはとにかく見た目で味噌を嫌う。

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「うわぁウンコ食べて喜んでるよこの男」

小学生のソレである。アシリパさん。

だが、鍋料理に味噌が合う事は事実。美味しく食べる杉元。

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「ヒンナヒンナ」

「だまれ」

 

 

 

ゴールデンカムイはどんな漫画なのか?【2】

 

アイヌの食文化を何だか知った気になれる

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旅をする杉元とアシリパさん。二人はお腹が減る。

「こんな状況でもハラは減るな」と杉元。

「生きてるんだから当たり前だ」とアシリパさん。

どうでもいいけどお腹の音が「ギュルルン」なのは当たり前なんだろうか。

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「罠で獲れたリスを食べよう」

と、言う訳でリスを食べることに。

その食べ方は…?

f:id:catherine_yanagi:20190826000106p:plainチタタにする。

それは一体どんな料理なのだろうか。

f:id:catherine_yanagi:20190826000332p:plain☆まずリスの皮を剥く

f:id:catherine_yanagi:20190826000403p:plain☆内臓は内容物をしごきだして綺麗に洗う

f:id:catherine_yanagi:20190826000503p:plain☆とりあえず脳みそ食って良し

 

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僕らと同じ反応をしてくれる杉元に感謝。

こんな笑顔で「脳みそ食っていいぞ」って言われたらどんな気持ちなんだろうか。

驚く杉元。だがアシリパさんは…

 

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「私たちの食べ方に文句でもあるのか?」

「あ…いやそういうつもりじゃないだって俺そういうの食べ慣れてないし」

と、ムッとするアシリパさん。驚いた事に申し訳なさを感じる杉元。

そこでアシリパさんが提案したのが…

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じゃあ脳みそ食べろと差し出される杉元。

不死身の男、杉元がとった行動は…

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よく頑張った。

 

 

 

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「リスは小さいから骨から肉を外すのが面倒なので丸ごと頭からタシロ(山刀)でたたいてチタタプにする」「チタタプにすれば食べづらい部分も余すことなくいただくことが出来る」

と、アシリパさんが言うようにチタタはとは山刀で叩くことみたいだ。

f:id:catherine_yanagi:20190826001843p:plain「チタタプは我々が(チ)刻む(タタ)もの(プ)という意味だ」

と、チタタプの意味を杉元と読者に教えてくれる。

「交代しながら叩くから「我々」なんだ」という事で杉元がチタタプする事に。

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「チタタプって言いながら叩け」

「チタタプチタタプ」「チタタプチタタプ」

そんなルールまで存在するらしい。チタタプチタタプ。。

f:id:catherine_yanagi:20190825231148p:plainチチタプチチタプ…。

 

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そして、チタタプしたリスの肉はつみれ汁に。

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「ん…!!うまい…ッ!!」

こうして人間に共通する「食」を通して杉元はアイヌの文化へ触れていく。

 

 

アイヌの食文化を何だか知った気になれる【2】

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「ウサギを食べよう」

とにかくこの漫画は油断していると飯の話になる。

しかも我々が普段絶対に食べないものを

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「チタタプにする」「出た!チタタプ」

と、杉元も最初は驚いたチタタプにも慣れ始める。

笑顔でメリメリとウサギの皮を剥ぐアシリパさんにも慣れた

f:id:catherine_yanagi:20190826004656p:plainどうかは微妙な表情だが。



 

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今回は脳みそでなく目玉。

「ウサギの目玉食べてもいいぞ」とニッコリのアシリパさん。

アイヌ文化に文句をつける訳にもいかない杉元。

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「何だその顔」

「目玉はその獲物を捕った男だけが食べていいものなんだぞ」

と、杉元の考えはアシリパさんにお見通しかつ、我々にアイヌな文化を教えてくれる。

だが、脳みそなり目玉なり食べ慣れない杉元。

彼が取った行動は…

 

 

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ちょっと遠慮してみる。が…。

 

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f:id:catherine_yanagi:20190826005436p:plain「あう…オエッ」

頑張りきれなかった。

 

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「うまいか?ヒンナか?」

「ヒンナ」

 

よく頑張った。

杉元えらい!ウサギの目玉をちゃんとヒンナしました!

これでおっきくなれますね!よく頑張りました!

 

 

「ヒンナ」

f:id:catherine_yanagi:20190826005738p:plain「よしよしもう一個あるぞ」

頑張れ。

 

 

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で、ウサギは「エゾマツタケ」と「オシロイシメジ」、それとにんにくを肉に混ぜて鍋に。そのお味は…?

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「う…うまいっ リスより脂っこくなくてあっさりしてるな」との事。

アイヌの料理はまだまだある。

 

 

アイヌの食文化を何だか知った気になれる【3】

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「さぁ捌いて食べよう」と今回はカワウソ。

そんなカワウソの美味しい食べ方は…

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「頭の後ろの骨が薄いのでここを割って脳みそをほじくり出して食べる」

「塩をかけて食うとうまいんだ」

「ハイハイ脳ミソね~」との事だ。

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この顔はまたきっと脳みそを食べるのは自分なんだと気づいている男の顔だ。

そう、覚悟ができている杉元。前回の「あう…オエッ」のような失態はもう犯さないぞ、という覚悟が伝わってくる。 …かは読者次第

だが…

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「でもな杉元 毒矢で獲った獲物は加熱しないと毒が弱くならない」

「このカワウソもトリカブトの毒矢で獲ったものだから脳みそも目玉も生で食べられない」

「残念だったな杉元」

と、今回カワウソを仕留めるのに毒矢を使った事で杉元に食べさせる目玉も脳みそも無いとの事。

「よかった!」とも言えないが「残念だ!」は嘘な杉元。

そこで今回杉元が取った行動は…?

 

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心なく残念がってみせた。

 

 

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カワウソの肉、干したにんにく、大やゴボウを入れた鍋。

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「うんうんたしかにクセがあるが行者にんにくのおかげでそんなに気にならない」

「やわらかいしなにより脂身がトロトロでうまい!」

「しつこさが無くて上品な味だな」

と、だんだんと食レポが上手になってきている杉元。

だが、連続して普段食べない動物を食べてきているせいか

f:id:catherine_yanagi:20190826012146p:plainはじめてリスを食べた時のような心から「うまい」がどこかへ行ってしまったようにも見える。

それは仕方がない事なのだろうか。

アシㇼパさんも私と同じ事を思ったのだろうか。

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「もっと美味しい部分があるぞ」

冷静に食レポをする杉元を見てアシリパさんはそう言う。

流石アシリパさん。杉元の事をよくわかってらっしゃる。

そう言ったアシリパさんが出したものが…

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カワウソの頭の丸ごと煮

なんか凄いのが出てきたアシリパさんは「杉元食べていいぞ」といつものパターン。

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「あ…」「は…」

 

 

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「どうやって食えばいいのコレ」

「肉をカジり取れ」

 

 

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怒られた。

 

 

 

ゴールデンカムイはどんな漫画なのか?【3】

f:id:catherine_yanagi:20190826010054p:plainメシ漫画ではない。

ハズなのだが読んでるこっち側としても何漫画かたまにわからなくなる。

漫画の内容内訳で言ったらシリアス:7 メシ:1かもしれないと思わせるゴールデンカムイ

その7割を占めるシリアスな部分がとにかく面白い事は間違いない。

そして、1割占めるご飯の紹介もまた楽しく読んでいる事も間違いない。

 

 

…なに?

じゃああと2割は何だって…?

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アシㇼパさんだ。

この漫画の2割はアシリパちゃんでできている。

アイヌの文化や言葉を教えてくれるのもアシリパちゃん。

そして話が進めば進むほど重要人物となるアシㇼパさん。

そんなこのゴールデンカムイの中心となっている美少女のアシリパちゃん
f:id:catherine_yanagi:20190826015200p:plain【before】

f:id:catherine_yanagi:20190826015249p:plain【after】

の、良い顔。
そう、この漫画は油断していると飯よりアシリパちゃんの良い顔の方が登場する。

上の画像を比べてもらえばお分かりのとおり、同一人物でこの差である。

基本的にオデコの広さが違う。

シリアス:7 メシ:1 アシㇼパ:2ゴールデンカムイ

ここで、そんなアイヌの美少女アシㇼパさんアイヌ少女アシㇼパさんになっている所を紹介したいと思う。

 

 

 

 

【▼通常のアシㇼパさん】

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・男同士が焚火して温まっている時に片方靴下間違えて履いた人を見る顔

全ては、この顔から始まったのかもしれない。

 

 

 

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・杉元と仲直りするために食べる鍋に味噌が入っていた事に気が付いた顔【序】

色々あって杉元とモメたアシㇼパさん。

「うまい鍋でも食って仲直りしようぜッ」という事で食べる事となった鍋、口にする直前に「味噌が入っている」という情報をキャッチ。

ピタっと止まるアシㇼパさん。表情は「無」、広がるオデコ。

 

 

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・杉元と仲直りするために食べる鍋に味噌が入っていた事に気が付いた顔【破】

「杉元ぉ?いまの本当か?これオソマが入っているのか?」と問うアシㇼパさん。

味噌を否定している訳ではない。ウンコだと思っているだけだ。

 

 

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・杉元と仲直りするために食べる鍋に味噌が入っていた事に気が付いた顔【急】

仲直りのための鍋。杉元はアシㇼパさんに言う。

「桜鍋には味噌は欠かせないんだよ!」と。その声は彼女に届いているのだろうか。

 

 

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・杉元と仲直りするために味噌を食べる事を決意した時の顔

アシㇼパさんは決意した。オソマ【うんこ】(味噌)を口にする事を。

確かにウンコだと思うとかなりの決意が必要だ。

 

 

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・杉元と仲直りするために食べた味噌が美味しかった時の顔

すごくいい顔である。パァァァ…である。

だが発言は「うんこおいしい」である。

 

 

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・フプチャを苦いと言う杉元を見下すも自分も苦かった時の顔

「野性味溢れる山の味はお上品なシサムの口には合わんかもな」と上から目線でフプチャという葉っぱを食べるも別にアイヌの人の口にもそんなに合ってなさそうですが、と思わせる顔。

そんなアシリパさんを見て「苦いんじゃん苦いんじゃん」と煽ってくる杉元、苦くて喉が渇いたから水をくれとアシㇼパさんに頼むが…

 

 

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・ムカつく杉元に水をあげない時の顔

苦いので喉が渇いたのはアシㇼパさんも同じ。という事で水をがぶ飲み。

もちろん杉元も喉が渇いているのだが、この顔を見れば絶対に分けてやらないという執念を読者は読み取ることができるはずだ。

ちなみに水が入っていた入れ物は「クヨイと言って鹿の…ゲプッ 膀胱で作った水袋なんだぞ」との事。

 

 

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・ムカつく杉元に水をあげない時の顔

喉が渇くも水はアシㇼパさんががぶ飲みしたからもうない。

仕方ないから雪でも食うかと思った時「サルナシの蔓」を発見。

その蔓を切る事によって大量の樹液が出てきて水の代わりになる。

が、それすらも杉元にあげたくないアシㇼパさんだった。

 

 

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・チタタプする時にチタタプ言わない人が居た時の顔

そう、チタタプする時に「チタタプ」言わないと怒られる。

そのチタタプと言う大事さをヒロインなのに歯を剥き出しにし、ヨダレを垂らしながら我々に教えてくれる。

 

 

 

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・杉元に「もし俺が死んだらアシㇼパさんだけは俺を忘れないでいてくれるかい?」と言われた時の顔

ヒンッ!!」「死ぬな杉元ッ!!」と、早くも悲しんでくれるアシㇼパさん。

「死ぬな杉元ッ!」と言われた杉元の返事は…?

 

 

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・杉元の返事を聞く時の顔

ヒンッ!!」「死ぬな杉元ッ!!

俺は不死身だ!!「ヒンッ!!」

 

なんだコイツら。

 

 

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・「ヒンッ」の最中だけどチタタプ食べちゃう時の顔

まむまむまむまむというのがチタタプを食べる時のそしゃく音らしい。

泣きながら食べるチタタプのお味はいかがだろうか。

 

 

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・泣きながらチタタプ食べた後の顔

ヒンナだったようです。

 

 

 

 

 

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と、いう訳で私のおススメしたい漫画第一位のゴールデンカムイでした。

面白すぎるストーリーには、あえて触れません。だって読んでほしいから!

単行本読み始めちゃうと止まらなくなっちゃうんですよ、マジで!

 

何か漫画の賞を受賞するだけの事あるな!と思える漫画です!

もし今、気になってるけど読んでないだとか、何か漫画読みたいと思ってる人には是非お勧めです!

 

ただまあぁ…

 

ゴールデンカムイを全く知らない人がこの記事を読んだとしたら…

 

伝わったと思うんですよねぇ…。

なんだかんだ言ってこの漫画が…

 

アイヌの文化に触れつつ金塊を探す旅に出た変顔する女のメシ漫画」

だという事は…。

 

 

 

 

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