多分、日本の少年は、みんなドラゴンボールが大好きなんじゃないかな、と思う。
そして、私も、その一人である。
90年代にとにかく流行ったマンガ・アニメである事は、みなさんもきっとご存じ。
今もなお、新作映画、アニメ、ゲームなど、新しいドラゴンボールが生まれている。
こんなに嬉しい事はない。
DVDが流行る前、レンタルビデオ店にドラゴンボールのアニメにTV版は存在せず、
映画版のVHSしかレンタルできなかったのです。
おうちでドラゴンボール見たい少年達は、映画版を借りるしか、なかったのだ。
そう、少年達っていうか、ただの私の話なんですけどね。
そんな少年時代に観た、劇場版ドラゴンボールZ「激突!!100億パワーの戦士たち」で、2016年に至る今、まで謎が一つあるのである。
・激突‼100億パワーの戦士たち
≪舞台はフリーザ戦後のナメック星人達が住む新ナメック星、そこに襲い掛かる敵≫
≪前作で倒したハズの宿敵クウラがメタルクウラとなり、パワーアップして悟空に挑む≫
≪が、メタルクウラ強し!激闘の末、悟空は首を絞められ、殺されそうに!≫
≪メタルクウラもニヤリ、勝利を確信…≫
≪ここで王子、劇場版初登場でこのカッコ良すぎる登場である。≫
≪王子、助けに来たのか!流石!と思いきや…≫
「サイヤ人を甘く見るなよ…」
「勘違いするなよカカロット、俺はお前を助けに来た訳じゃない、
お前を倒すのは、この俺だからな…ッ!」
蹴りからの登場からここまでの流れは、原作での人造人間19の時の登場と、同じなのである。
ベジータの目的は、結果悟空を助けた事になろうと、自分の目標である悟空を倒す事、他の誰かにそれをされる訳にはいかない…。
原作版では、その流れは1度きり、後には1番のライバル、そして仲間になる訳であるが、劇場版ではお馴染みの登場に。
そして…
≪原作でも中々見られない、二人の共闘≫
≪そして、更にピンチになった状況でも、必殺・王子気円斬⁽仮⁾で悟空を助け出し…≫
≪悟空の元気玉モドキ⁽主観⁾で、無事、撃破。≫
≪そして、激戦後、悟空に顔を合わす事なく先に宇宙船に乗り込む王子≫
≪宇宙船の中でメタルクウラの部品を握りつぶし、先に地球へ帰る…≫
「フン…!」
と、このような感じでベジータ王子の活躍で、なんとか敵を倒し、この
「100億パワーの戦士達」は無事エンディングを迎える訳なのですが…。
「勘違いするなよカカロット、俺はお前を助けに来た訳じゃない、
お前を倒すのは、この俺だからな…ッ!」
え?あんた、そんだけの理由で地球から
ナメック星まで来たの?
と、いうのが私の疑問です。
アニメだから、とか、映画だから、とか、ツンデレだから、とか色々な意見があるとは思うのですが
この宇宙規模の距離すら関係ないと言わんばかりの行動力は、一体…?
その行動力の源は…
そう、「愛」なのでは…?というのが僕の出した結論である。
( ^o^)
今、全国の悟空に憧れ、本気でかめはめ波が出せるんじゃ…と小学生の頃に考えたであろう現在の大人達⁽ていうかそれって僕だけかな…?₎を敵に回してしまった気もするが…、この映画より後に公開された劇場版ドラゴンボールに、それを裏付けるセリフが多数あるので、ピックアップして行こう、と思います。
・極限バトル‼三大超サイヤ人
≪悟空抹殺を図る人造人間13~15号達、中でも強力な人造人間13号の「地球の半分は壊せる」⁽うろ覚え⁾というデッドリーボンバーという技を弾き、前回の王子キックから派手さが100倍パワーアップしたドデカイ氷の中から腕組み仁王立ちで登場。悟空のピンチに駆けつける…≫
「勘違いするなカカロット」
前作と全く同じ流れで登場。
そして、相手は、人造人間15号。
≪ちょっぴり苦戦しつつも15号に勝利する王子≫
「調子に乗るなよ、クソ野郎っ!」
≪15号を王子が、14号をトランクスが撃破≫
≪そして、13号が14号と15号の破片を吸収し、パワーアップ≫
≪Z戦士が全員倒され、圧倒的パワーの人造に人間に勝つ手段…悟空の元気玉…!≫
≪が、それには時間がかかる…Z戦士は元気玉が完成するまで、時間稼ぎを…!≫
≪トランクス、ピッコロ、ベジータが一人ずつ力を振り絞り、単身、13号に挑む≫
トップバッター、王子。
「カカロットは…俺のものだ…!
勝手に…手を出すなああぁぁぁああああ!!!!」
( ^o^)
そう、この発言、2016年今現在、高校生のカップルでも言えない様な愛を叫ぶ王子。
ていうか彼氏かお前は。
やはり、ナメック星に行ったのは、そーゆー事なのか?
めぞん一刻の五代君が響子さんを追いかけ、温泉でバッタリ会ったのより、無理があると思うが…。
が、13号さんも寒気がしたのか、恐怖を感じたのか、
全力のバックブリーカーで王子を撃破。⁽よくやった。⁾
この劇場版2作で、ベジータの悟空へ対する愛は随分伝わったのではないか、
と思うが、王子の告白は悟空へは届かなかった様だ。
だが、王子も漢。引き下がれる訳がない。
≪ここで番外編:王子の嫉妬≫
・激突‼100億パワーの戦士たち
≪「後悔させてやるぜ…!」等と強気でメタルクウラに飛びかかるものの
楽々ボコボコにされる王子、先程の仮を返すぜと悟空もクウラにキックで援護≫
ベジータ「顔にエネルギー波は反則でしょ…」
≪体制を立て直し、容赦なく、ベジータに襲い掛かる、メタルクウラ≫
≪実は悟空以外に、クウラも使えちゃったりする瞬間移動≫
王子「!?」
≪王子、困惑≫
「…?…??」
≪瞬間移動で、後ろから不意打ちを狙うクウラ、自分も瞬間移動し、阻止する悟空≫
≪悟空、阻止に成功≫
≪が…≫
王子「!?」
≪王子、命をかけた戦闘中にもかかわらず、抱き合う二人に嫉妬≫
「…!!?」
≪嫉妬に狂う、王子の取った行動は…≫
ビックバァァァァアン・アタァァアアック!!!
悟空「え?オラも!?」
無事、空振りまして、メタルクウラに王子はボコられてしまう訳ですが・・・。
Avenged Sevenfoldって洋楽のバンドで「A Little Piece Of Heaven」って歌が
「あなたを殺したいくらい愛してる、ていうか殺しちゃった」みたいな歌詞で
全く理解できねぇー、と思いましたが、こーゆー事だったのか、と理解できたのは
この映画を通し、王子のおかげであります…(´;ω;`)⁽嘘⁾
≪完結編≫
≪セルゲームが終わり、原作では魔人ブウ戦の最中と思われる時系列に制作された映画
悟空はスーパーサイヤ人3に変身できるが、死んでいる、という設定。
そして、ベジータも魔人ブウ撃破のために自爆し、死んでいる設定の今作。
そんな中、閻魔様の管理する「あの世」でジャネンバという敵が現れ、
「この世」では死者が生き返り、めちゃくちゃに。
「あの世」のジャネンバを倒すため、悟空が立ち向かうが…≫
≪スーパーサイヤ人3に変身、悟空も本気≫
≪更に上回るパワーの敵、ジャネンバ≫
ヌハハとかしか言わないが、声はあのコンボイ指令と同じだ!
≪悟空無念、全く歯が立ちません!≫
≪ジャネンバ、強そうな剣で悟空に止めを!≫
悟空ピンチ!
こ…この流れはまさか…!!
「なんてザマだカカロット!」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
星が違えど、死者になれど、王子参戦!!
王子さえいればジャネンバなんぞ一瞬で!!
スカッ ベジータ⁽あ、あれ…?⁾
うわああぁぁぁー
お前もなんてザマだ…。
王子が来ても、悟空が本気を出しても勝てない相手、ジャネンバ…
そこで悟空が提案した方法…。
「フゥージョンだ」
「フュ…フュージョン!!?」
王子、流石にビックリしている。
そう、これはまさしく思春期の彼氏が手を繋ぐ瞬間をチラチラ伺っているのに
先手を打たれ、彼女にまさかの「キスをしよう」と言われた時の顔だ。⁽ぇ?₎
というか、悟空の誘いがそれ以上だ。
が、あれだけ俺の告白をかわしたカカロットだ…ドキドキ…
いきなりそんなハズは…!ドキ…
ま、まさか…!フュージョンとは!!?
「オラと融合する事だ!」
王子…
ジャネンバと激闘中という事も忘れ…感激…!
「足の角度に気を付けろ!」
「指を伸ばして、くっつけんだ!」
「このポーズを左右対称でやるんだ!」
ジャネンバを倒す決意をした王子…
悟空にやはり愛は伝わっておらず…
王子…漢泣き。
お馴染みの「勘違いするな」は悟空に言っていただけでなく
我々視聴者にも「べ、べつに、アンタなんかとフューションしたい訳じゃ
ないんだかねっ」と、言ってる訳じゃないよ、というベジータの想いだったのだろうか…。
こうして…二人はフュージョンに成功しゴジータとなり、ジャネンバを瞬殺
王子の悟空に対する恋は、
幕を閉じるのであった…。
そう、この記事を通し、読んで下さった方に伝えたい結論…
それは…
なんとなくこの記事書き始めたんですが
僕の頭、少しおかしくなってたみたいです。
全部嘘です、忘れて下さい。
え?異論がある?
認めます。