第35回・霞拳志郎の「無想転生」とはどんな技だったのか。
今では、知る人ぞ知る漢⁽おとこ⁾の漫画、北斗の拳。
その北斗の拳をパチンコやパチスロでしか知らない人も多いと思われる。
原作・アニメ・ゲーム・パチンコ・スロット、どんな北斗の拳でも一度は見る
究極ワード。そう、それは…
「無想転生」なのではないだろうか。
ゲームで使えば無敵になってみたり、パチンコで使えば大体16R大当たり。
パチスロは…よく知らんけどまあボーナスとかなんじゃねーの?
そんな「無想転生」というワードは、北斗の拳の続編?⁽時系列的には北斗の拳より前の₎である、霞拳志郎が主人公である「蒼天の拳」にも登場するという話だ。
その蒼天の拳での登場は北斗劉家拳、劉宗武との闘いであった。
【←劉宗武⁽リュウ・ソウブ⁾】
主人公「霞拳志郎」から「ケンカを売られた」と立腹の劉宗武。
そこで彼の取った行動は…
拳志郎の朋友⁽ポンヨウ:親友₎ギーズの墓で待ち伏せる。
「そこをどけボケ その墓は俺の朋友の墓だ」
挑発され、怒り気味の拳志郎。劉宗武は
ギーズの墓を、壊す。
それが合図かの様に…
北斗神拳と北斗劉家拳の戦いは始まる。
が…
宗武、強し!!
彼ら個人にはそれほど因縁等はない、だが、北斗の掟で流派的な因縁はあった。
「この手で北斗神拳の命脈を断ち切ってくれよう」
トドメをさそうとしたその時だった。
「!」
「なっ… 何だこの闇は!?」
トドメを刺そうとした劉宗武が倒れた拳志郎から見えたもの…
それは「闇」だった。
不意に動けぬ宗武…近づいてはダメだ、と一歩下がる。
そして、考える…
「拳志郎から見た闇の幻影は…」
気付く。
無想転生準備中だったのか!と。
そして宗武は再び考える…
「もしあの闇に拳を突き入れればオレは・・・」
無想転生ってそんな技じゃなくね?
というのが「蒼天の拳」を読んだ私の疑問です。
記憶が正しければ無想転生って、そんな技じゃなかった気がします。
じゃあ、もし宗武があの闇に拳を突き入れた場合、どうなるのか?と言うのを
今回、考えていきたいと思います。
ちなみに宗武の想像では…
「無想の拳」が襲い掛かってくるみたいです。
そんな技じゃなくね?
☆「無想転生」とは一体どんな技なのか
無想転生といえばもちろん「北斗の拳」で初登場。
「無想転生」とはどんな技なのだろうか。
その存在が明らかになったのは、そのリュウケンがラオウに倒された時だ。
ここまでボコボコにしたクセに偉そうに問うラオウ。
自分でボコボコにした師匠に、純粋に質問。
人にモノを訪ねる態度ではない。
師・リュウケンも知らない、との事だ。
「何故ならば体得したものがいないから」
「この世で最強のものは無…その無より転じて生を拾う」
「それが無想転生」
ダメだ…全然意味が解らねぇ…
どんな奥義か知らない、との事だがリュウケン、これだけは解った。
「うぬがいかに強大になろうともこの奥義だけはつかめぬ!!」
それは何故なのか。
「それは哀しみを背負った人間のみがなしうる…」
無想転生を習得するに必要なものは「哀しみ」であるらしい。
では、そんな無想転生、一体どんな技だったのだろうか。
海のリハクの部屋によるラオウ対ケンシロウ戦にて明らかになる。
ケンシロウ、横転。 ズダア~ンである。
転んだケンシロウ危機一髪!ラオウのパワーゲイザー⁽仮⁾が襲う!!
ケンシロウの目が光る!そして…!!
何故攻撃が外れたのかはラオウも解らず、再び攻撃。
が、当たらない。
そう、ケンシロウの動きには覚えがあった。
実の弟、トキの動きであった。
無想転生、それはトキの動きで技を回避する、という技なのか?
と、思ってみたら…
北斗神拳らしくない直接攻撃にラオウも驚き「おほう!!」である。
南斗水鳥拳、レイの拳であった。
トキの動き、レイの攻撃、ボコられるラオウ。
ケンシロウの顔は…
哀しみで溢れていた。
そこで、「それは哀しみを背負った人間のみがなしうる…」
ケンシロウの強敵⁽とも⁾との「戦いの哀しみ」が…
無想転生を、習得させた…。
全然ちがう技じゃね?
☆「無想転生」vs「無想転生」の場合
「それは哀しみを背負った人間のみがなしうる…」
その言葉からラオウは考えた。
その結果…
「ユリア!おまえの命をくれい!!」
自分も実はホレていたユリアを自分で殺せば哀しみを背負う事ができるだろう。
そう考え、ユリアに命をくれ、とお願いする。
自分勝手の極みである。
そして、北斗錬闘座にてケンシロウとの最終決戦…。
ま…まさか…!
ラオウ、無想転生を習得!!
ラオウ、考えは当たったらしく、自分勝手でユリアを手にかけ無想転生を習得。
無想転生vs無想転生。
その結果は…
二人ともめっちゃ痛そうである。
無想転生vs無想転生は、めっちゃ痛そう。
「互いに究極奥義を身にまとった今…奥義は武器にならぬ」
「いわば無!ゼロに戻ったのだ ならばこの戦いは赤子の戦いと同然!!」
じゃあ、どうやって決着をつけるんでしょうか?
ただただ、殴り合いでもするんでしょうか?
ただただ、殴り合いになった。
互いに無想転生をまとうと無意味…。
無想転生…やはり、回避・攻撃を合わせた奥義なのだろうか。
全然ちがう技じゃね?
☆修羅の国にて「無想転生」
北斗琉拳、ラオウの兄「カイオウ」との闘いにて無想転生を使う。
無想転生のため、ユリアに「おまえの命をくれい!!」と言うラオウ。
弟が弟なら兄も兄だった。自分の子供を生んでほしいとリンをさらう。
服を脱ぎ、「俺の子を生め!」と迫り少しでも断られればナイフを渡し
「俺の子を生みたくなければ構わぬ!!」
「死ね!!」であった。
その非モテ男子的言動の極み、加えてカイオウの理想論を聞かされたリン。
あの心優しいリンも流石に…
という感想しか出なかった程だ。
そう、この自分勝手な兄弟の兄の方に誘拐され貞操の危機もあり
性器末救世主としてリンの元へ現れたケンシロウvsカイオウ。
北斗琉拳、カイオウの技は…
聖闘士星矢のシャカっぽい技だった。
⁽シャカの方が後だけどね₎
が、ケンシロウにも効果絶大。
空間に歪みが起きたらしく、位置がつかめぬ!らしいです。
位置がつかめないまま、カイオウにボコられる。
カイオウ、ケンシロウの体中の骨をくだいてくれるわ!!パンチ!
このトキの動きでかわし…レイの拳で攻撃…!!
北斗神拳究極奥義、無想転生!!
カイオウもご存じ無想転生、だが、この余裕は…?
「無より転じて生を拾う…それが無想転生!」
そんな事より
ケンシロウ増えすぎじゃね?
残像みたいな感じで分身するのが無想転生だと思い込んでいた。
各自好きに動く事もできるらしい、無想転生。
各々好きに動いていたからだろうか…
無想転生・・・見破られ、敗北。
実はこれが北斗の拳での作中最後の無想転生なのであった。
実はラオウ・ケンシロウ二人合わせて3回しか使用されていないのだ。
意外と少ない。気円斬より少ないのだ。
全然ちがう技じゃね?
☆漫画以外の「無想転生」はどんな技なのか
・真 北斗無双の場合
美麗なムービーにて、トキの動き、レイの攻撃が再現される。
もちろんゲーム中でも使用可能。
白くなる。そして15秒間無敵になる。
かわす必要等ない…ボコりまくるのだ!
主人公は右側の彼である。⁽名前は自由で特になし₎
腕に七つの傷をもち、北斗宗家の人間である事が判明する主人公。
ボスと闘う時はイケメンになるが、通常の敵と闘う時は
こんな感じだ。
このゲームでの無想転生は「回避率を上げる」という無想転生らしいと言えば無想転生らしいですが…みたいな内容である。
が、闘いによって「哀しみ」を背負い⁽数値的な意味で₎会得する奥義なので…
本当に「無想転生っぽい奥義」になっている。
「さいしゅうおうぎ!」は無想転生とはまた別の大ダメージ技である。
・北斗の拳 審判の双蒼星 拳豪列伝の場合
あのギルティギアを作り上げたアークシステムワークス版北斗の拳。
綺麗なグラフィックや、原作を再現しようという声優のキャスティングや演出。
そんなこだわりをもち作り上げた本格格闘ゲーム
アークシステム版北斗の拳での無想転生はどうだろうか。
見た目の無想転生感が凄い。
攻撃をガード中にレバーを入れる事により、相手の後ろに回り込む事ができるという奥義になっている。トキ感溢れるが、攻撃はできないのでレイ感は皆無。
しかも7回まで使用可能と何か多分北斗七星っぽさも無理矢理だしている。
ついでにラオウも使用可能である。流石アークシステム版。こだわりが違う。
ついでにこのゲーム、北斗の拳らしく全キャラ「一撃必殺攻撃」を持ち合わせている。
ケンシロウの場合、もちろん…
革ジャンをビリビリと吹き飛ばし!
アニメの次回予告で流れた愛を取り戻せのショート版!
「テーレッテー♪」が流れ…!
ぁあーーッたたたたたたたたたたたたた!!!!!
神谷明氏ではないのに全然気にならないそっくりさん声優が熱演!
相手をボコボコに殴りまくる!
100HITでキメる!
そう、北斗神拳で100HITの技と言えばひとつ…!
北斗!百裂拳!!
この技を決めればどんなにライフが残っていようと敵は一撃死!
逆に有名な百裂拳を一撃必殺技にもってくる技の選択!
テーレッテー♪なBGM!奥義を決めた後の字幕!!
アークシステムワークスの北斗の拳のこだわりが見えまくりますね!!
最後が蹴りじゃなければね。
全然ちがう技じゃね?
☆霞拳志郎の無想転生はどんな技だったのか1
皆さまお気付きの通り、霞拳志郎の「無想転生」は全然ちがくね?と言いたくなる様な技だと思われるのだ。
ここで判明している無想転生に必要なキーワードは…
・会得には哀しみを背負う必要がある
・トキの様な流れる動き
・レイの様な攻撃
という事である。
霞拳志郎は、この条件を満たす事ができるのであろうか。
・哀しみ
北斗孫家拳・芒狂雲こと霊王の死。
だが、彼とは左程友情関係もなかった。⁽気がする⁾
ヒロインの玉玲の記憶を失わせたりと色々厄介しかしてない気がする。
この男ではまだ哀しみが足りない。
霊王と一緒に拳法を学んだ経験もある「ギーズ大佐」⁽右⁾
死鳥鬼と呼ばれる「飛燕」により殺されてしまう。
彼は、大きな夢をもち、それに突き進む男であり、
主人公、霞拳志郎からは「朋友」と呼ばれる程の男だった。
彼の最期は中々グッとくるシーンであった。
コレならきっと拳志郎の哀しみは満たされるであろう。
・トキの様な流れる動き
北斗曹家拳の張太炎との闘いにて…
足跡が地面に残る勢いで飛びー
天井に手形が残る勢いで
太炎から
後ろを取る!
トキの動きとは少し違うような…拳志郎も流れる様な動き!!
・レイの様な攻撃
こちらも太炎戦にて。
この太炎無数の蹴りを華麗にかわし…
かわすだけではない。
タバコをくわえ、ニヤリと拳志郎。
そして、太炎の横を過ぎる
ズサッ と、まだ奥義中の太炎の後ろに回り…
レイの様な攻撃で、太炎の足に大ダメージ!!
てか、無想転生て、コレじゃね?
☆霞拳志郎の無想転生はどんな技だったのか2
「どんな技だったのか1」で拳志郎が頑張れば無想転生らしき動き・攻撃が出せる事はお解りになっただろう。
だが、気になるのが
そう、何故北斗の拳以前の蒼天の拳の世界で無想転生はこんな技だと思われていたのだろうか。⁽いやそれはそれで強いんだろうけど⁾
今まで振り返ってきた無想転生とはまるで別物である。
この後の展開、霞拳志郎サイドは…
「無想転生」なんて言葉は一言も発しなかった。
「わしにも教えることができぬ」
「なぜならば北斗二千年の歴史の中でそれを体得したものはおらぬ」
と、おっしゃっていた…。
リュウケン氏が知らないものを、何故劉宗武なんかが知っているんだ。
宗武は北斗劉家拳の伝承者…そりゃリュウケンの方が信用できる…
では、何故…劉宗武は全然違うっぽい技を
「無想転生か!」と言ってしまったのか。
雰囲気で思った事言ったら間違えちゃった。
という結論に至りたいと思う。
そんな訳で当ブログでは
コレ↑は「無想転生ではなかった」という風にまとめたいと思います。
☆霞拳志郎の無想転生はどんな技だったのか3
そう、連載が終了する前から「蒼天の拳」をコミックスで追いかけ購読していた私は思うのであった…。
え?じゃあ、無想転生が使えない分、北斗のケンシロウの方が霞のケンシロウより強いの?と。
闘ったらどちらが強いか?というのは解らない。
だが、私はどちらかと言えば霞拳志郎の方が好きなのである。
そう、結果として伏線か何かだったかは解らず、無想転生は最終巻22冊目が終わっても
霞拳志郎がその名を言う事はなかった。
ただまあ、霞拳志郎の次の伝承者、リュウケンもどんな技か解らない、という話だ。
ケンシロウが恋人は連れ去られ、仲間を旅路で失う等、幾度知れない哀しみのおかげでその奥義「無想転生」を習得する事ができたのだ。きっと。
だから、リュウケンや霞拳志郎が悪い訳ではない。ケンシロウが凄すぎるのだ。
とか思いながらパチンコの蒼天の拳を打っていて驚愕した。
「無想転生!」
トキの様な動きで霊王の後ろに高速で回り込み…
既にレイの様な攻撃済みであった。
「意志無き拳、それが無想転生」
結論:漫画以外でなら霞拳志郎は無想転生⁽北斗の拳ケンシロウと同等のもの₎が使えた。
というのが、このブログで導き出した霞拳郎の「無想転生」の答えであります。
結局、パチンコ版のSAMMYは「霞拳志郎は無想転生を使える」だけでなく、「ケンシロウと同じものが使える」という結構スゴイパラレル感満載なのだ。
とりあえずみんなも、仕事や学校でソレっぽいけど何かよく解んないな!と思ったらとりあえず
で逃げ切ろう!