コロナウイルスがそらもう大変な事に。
今や日本で知らない人は居ないであろうコロナウイルスの脅威。
そうの脅威はとにかくじわじわと日本を蝕む。
マスク不足から始まり、日本全体的に外出自粛。
ライブなどイベントは中止、どの企業も大ダメージ。
全国的に学校は休校。
どうなっちゃうのこれから?
そんな中この状況を逆手に取り、恐ろしい事態が…
デマ情報による混乱。
誰がどのタイミングでどの場所で流したか私は知らないのだが、とにかく「コロナ予防に良い」や「マスクの次は〇〇が品薄になる」などと色々流れているそうで。
そして、それが「デマ」であると思わなかった方が焦り、スーパーなどに行き買い占めるといった行動を取り、結局品切れになる。という最終的に本当になってね?といった事態が起こっているんだとかなんとか。
と、これだけ国や国民が荒れようと私別に毎日何も変わらずなんですよ。
いつも通りの時間に起きて働いて、ご飯食べて寝るだけ。
マスクは花粉症だから元々箱であったし、トイレットペーパーもティッシュも性格上たくさんないと落ち着かないので一人暮らしのくせにやたらストックしとく人だし。
なんなら、周りにコロナで焦る人も居なければなっちゃった人も居ない。
全国的に騒がれているものの、私にはどうにもできないしどうにもならない。
マスクも意味がないとかテレビで言ってたから、私はもう防ぎようがないじゃないかと半ば諦め気味なのかもしれない。
だが…そんな私でも…
誰が一体なんのために流したデマなのか?
それだけは興味があった。
愉快犯なのだろうか?
以前ライオンが檻から逃げたとTwitterか何かで拡散した時のような。
な訳ねーだろとは思うものの、真実味がありそうな「マスクはトイレットペーパーと資源が同じだから次はトイレットペーパーがどこも品切れになる」というデマを流し、国民が焦り薬局やスーパーでトイレットペーパーを爆買いしてる様を見て笑いたいのだろうか。
愉快犯だったらそれもあり得そうで怖い。
・
・
・
もし、これが愉快犯の仕業じゃなかったら…?
ここからが僕の妄想ではあるのだが…
マスクやティッシュを扱うお店の工作だとしたら…?
そう、ただでさえ潰れそうな薬局の人が間違えてトイレットペーパーをアホみたいな数間違って仕入れてしまいそれを捌くために流した「デマ」だとしたら…?
トイレットペーパーをアホみたいな数仕入れるアホが流したデマな訳だから、当然自分の薬局で売れるトイレットペーパーを見て安心はするだろうがSNSで宣伝したものだから全国的に品切れを起こすまで広まる事も考えずにデマを発信してしまったとしたら…?
と、これは仕入れた奴より更にアホの考える妄想ではあるのだが…
もし本当にそうだとしたら…
デマ情報すっげえ(;'∀')
もしそうなら、デマ情報の効果は恐ろしく高い。
現にスーパーでは危機を感じた国民がティッシュやトイレットペーパーを爆買いし、棚から姿を消している。
なんならカップラーメンやお弁当、お惣菜すらもついでに全然なかった。
おかげで私の夕飯が米とふりかけだけになってしまった訳ですし。
今はアレか…?「コロナに〇〇」と言えば全て何でも売れるのか!?
デマだと分かっていても買ってしまうのか!?国民は!?
なら…僕も…デマ流します!(`・ω・´)
このブログを読んでいる人!
コロナウイルスの影響で
家から出れず
時間を持て余している人は…
暁!!男塾を読んだらコロナになんか負けない熱い男になれるよ!!
と、いう訳で今回は僕が大好きな「魁!男塾」の続編である漫画「暁!!男塾」が一体どんな漫画なのかを紹介する回にしたいと思います。
☆「男塾」とは一体何なのか?
日本人男性は全員知ってる漫画でしょ?と言いたくなる名作「魁!!男塾」
今回紹介したい「暁!」はこの「魁!」の続編なので、一応このブログを読む女子のために「男塾」とは一体何なのかを説明したいと思う。
こんな感じの全国から行き場のなくなった不良たちを集め、過激なスパルタ教育を行い、そして男を磨くのが「男塾」という私塾。
男塾では日々問題や揉め事が起こり、それを知恵や人情・バトル・最終的には男気で解決する。
それが男塾という場所であり、男塾という作品である。超面白いよ。
男塾の塾長の名は「江田島平八」である。
この人が塾長を務める「男塾」では日々男を磨くために死闘が繰り広げられているのである。
多分高校生くらいの年齢である主人公の「剣 桃太郎」
男を磨くためならばその死闘で刀を振り回すとかもう当たり前。
闘いの末に仲間が死ぬとか常識。
死んだキャラは空にウッスラ居るとかもう芸術。
勝負が終われば実は毎回みんな生きてたという伝説。
崖から落ちても、硫酸に突っ込んでも、天井が落ちて来ても男塾なら大丈夫。
簡単に説明すると、だいたいの流れはこんな感じの漫画だ。
そんな男塾は普通の学校にはない「男塾名物」というものがある。
数多く登場する「男塾名物」の中でも私が好きなものを紹介したいと思う。
【男塾名物 義呂珍】
名前の通り、ただのギロチンである。
ちなみに、落ちてくる刃を止めているのは口にくわえている縄のみ。
口を開ければば首は飛ぶ。というシンプルな名物。
【男塾名物 油風呂】
タライの中に油をいっぱいそそぎ、タライの下から火をたく。
油風呂の中にはロウソクの乗った笹船があり、油風呂の上昇する温度に耐え切れず暴れたり動いた場合、引火して火だるまになることは必定。
ロウソクの火が消えるまで耐えたらクリアという根性試しな男塾名物。
【男塾名物 大鐘音】
要するにに応援である。
だが、その友を想う気持ちの大きさが普通の応援と違う事により20キロ先の富樫にまで届いたのであった。
・
・
・
と、まあ簡単に説明すると「魁!!男塾」の世界観と「男塾」という教育機関てこんな所だよ、と紹介させていただきました。
私の思うこの漫画の面白い所ってのが男気溢れる所とどんなに地味な登場人物にすら熱い見せ場があるという部分。
その地味キャラの熱い見せ場が結構グッとくるのだ。
読まなきゃ男じゃないぜ!(cv:堀秀行)
で、その続編である「暁!!男塾」は
「魁!」で主人公だった「剣桃太郎」の息子…
剣 獅子丸が男塾に入塾するところから話は始まるのだ。
ので、世界観的には役20年後とかそんなモンだろう。
だが、塾長が江田島平八だったり、無茶苦茶な男塾名物があったり、死人の出る死闘があったりと何も変わってないのだ。
むしろ何も変わってない所か個人的には熱さがパワーアップしている。
今回はそんな熱さがパワーアップした「暁!」を…
どうみても主役キャラにはなれない顔をしているこの男
「林 正治」に視点を当て、暁男塾の熱さを紹介したいと思う。
☆「林 正治」はどんな人なのか?
彼の登場は早い。
暁!の1巻、3話目で登場した。
校庭に集まる男塾生。
「塾長訓辞ーーーっ!!」
塾生達にありがたくためになる言葉を用意していた塾長。
その訓辞は…
やっぱり「わしが男塾塾長江田島平八である」だったのだが…
ピロロロロ
ピロロロロ
ピロロロロ
ピロロロロという音とともに塾長は黙ってしまう。
塾生達にはこの音が何か分かった。
携帯電話の着信音だった。
この音に反応したのは塾生と塾長だけではなかった。
教官がブチギレ。
ちなみに男塾で携帯禁止の理由は「携帯から発生する電波には脳と根性を腐らせる害があるから」だそうです。ゲーム脳に近いくらい無茶苦茶を言っている気がするのだが、それが男塾での決まりならば、まあ仕方ない。ルールだから。
【▼ゲーム脳】
怒る教官。今正直に名乗り出れば半殺しで済むらしいです。
だが、半殺しになると分かっていたら当たり前だが名乗り出るものは居なかった。
誰が鳴らしたのか分からない教官。ここで身体検査が開始される。
ちなみに携帯鳴らしの犯人は半殺しから全殺しに変更になったそうだ。
主人公の「剣獅子丸」と同時に転入してきた「安東」
携帯を所持して居ない彼らは余裕だった。
順番に身体検査をする教官。
「よし次!!」と、教官が次に検査する男こそが…
男塾一号生給食係
林 正治
今回「暁!男塾」の熱さを伝えてくれる男、林。
教官からは…
「相変わらず肥えてるのう いっそ相撲部屋にでも行ったらどうだ」と身体検査されてるだけなハズなのに何故か転校を勧められる。
だが、転校を勧められ身体検査をされるも林は…
我 携帯電話等一切無関係也
そう言っているかのように感じる無表情っぷりだ。
すぐ顔に出る私としては見習いたいものだ。流石だぜ林。
教官も我無関係也な林のチェックが終わり「よし次…」の瞬間である。
ピロロロロ
どこからか再び携帯電話の音が鳴り響く。
その音は一体どこから…!?
林から。
木を隠すなら森の中と言うが、携帯を隠すなら林の口の中という事なのだろうか。
教官のキックで林は携帯を「ぐばっ!!」し…
このダボがーーーーっ!!
バシバシバシバシ
は…林ーーーッ!と仲間が助けに入る訳でもなく、とにかく令和では有り得てはいけないレベルの体罰を受けまくる林。
まあ、ルールを守らない林がいけない(`・ω・´)
そんなボコられる林を見て塾長は…
爆笑。
からの訓辞を再開。
「聞けい…」
「ケイタイもパソコン貴様らには要らぬ。」
「その便利さを売りモノとする文明の利器は我が男塾の本分である敢闘精神と完全に相反する」
「超絶なる敢闘精神は科学をも凌駕するのであるーーーっ!!」
こうして塾長の訓辞は終わる。
ボコられまくった林。
ここで教官に謝罪し終わるのかと思いきや…
手は携帯電話の方へ。
見逃さない教官。
「貴様どういうつもりだ まだコレに未練があるのか」
携帯を取り上げられてしまう林。教官の問いに林は…?
「お 押忍 教官殿… ど どうかそのケイタイを自分に返して欲しいであります」
その発言には林を見ていた1号生達も驚いた。
なぜ、あそこまでボコボコにされてそんな事がまだ言えるのか?と。
「お お願いであります どうか そのケイタイを……」
林は一切その願いを曲げなかった。
その林の願いに教官は…
「正気か貴様ーーーっ」 グイッ
再びボコられる。
そしてその結果…
竹刀が折れるまでボコられた。
あと携帯電話も粉砕。
気の済んだ教官は、帰る。
駆けつける1号生の仲間達。
林がボコられるのを彼らは黙って見ているしかなかった。
だって悪いのは林だし。
そんな林は仲間に心配される中、やっと言葉にしたのが…
まだ携帯電話の心配。
ここまでくると本当に携帯から発生する電波には脳と根性を腐らせる害があるんじゃねーのかと思うくらい携帯の心配をする林。
一号生筆頭の日登もちょっと引き気味に林に伝える。
「アレはもう…」
「余程のワケがあるらしいな よかったら話してくれ」
主人公獅子丸、動き出す。
彼はきっと、ただただ携帯を気にする林から熱い「何か」を感じたのだろう。
林は答えた。
「い 妹……」
「俺にとってこの世でたった一人の肉親だ」
「生まれついた時からの重い病気を治療する為に先週入院した」
「今日その手術がある…」
「しかし俺はついててやる事が出来ねえ」
「親の葬式だって出れねえのがこの男塾…」
「だからケイタイを持たせた」
「手術直前になったら必ず俺のケイタイにかけるようにって…」
「は 励ましてやりたかったんだ」
「手術が上手くいかなければそのまま死んじまうかも知れねえ妹を…」
「し…しかし俺は電話に…」
は…林…(´;ω;`)ブワッ
親の葬式も出れないのか…男塾って…。
「そろそろ手術のお時間よ ミカちゃん」
病院のベッドで寝ている少女ミカちゃん。
林の妹だった。
本当に兄妹なのか気になる所ではあるが、とにかくミカちゃんは元気がなかった。
「アラ どうしたの 元気ないわね」
「大丈夫 何も心配ないから」と看護婦さん。
手術前だから元気がないと気を遣っているくれいているのだが、元気のない理由は…
手術前に電話しろと言った兄と電話ができなかったからであった。
「だったらコッチからそのケイタイにかけりゃいいじゃねえか」
と、代案を出す安東であったが…
「ダメだ…病院にケイタイの持ち込みは禁止されている」
「だからいつもは隠して電源を切っておくよう言ってある…」
男塾といい病院といいとにかく携帯電話はダメ。脳と根性を腐らせる害があるから。
「その病院は遠いのか!?」と日登が問う。
「車をトバしても一時間は…それにもう手術は始まってるかも知れねえ…」
「クソッ 打つ手なしか…」
一号生のリーダーとも言える「筆頭」の日登。
林の想いに応えてやりたい気持ちはあったが、どうする事もできなかった。
「日登…」
「オマエは塾長の話を聞いてなかったのか」
剣桃太郎の息子、剣獅子丸には考えがあった。
「やってやろうじゃねえか」
「科学をも超越する敢闘精神ってやつでよ…!!」
・
・
・
「さあ手術室に行きましょうね」
ミカちゃんは兄からの電話を待ったが、とうとう来ないまま手術の時間になった。
彼女は元気がないまま、死ぬかもわからぬ手術へ…
ミカちゃん、何かに気付く。
バッ
どうしてか、窓の外を眺める。
そして…
「聞こえる・・・・・・」
ミカちゃんには聞こえた。
彼女に聞こえたものは一体何なのか。
【お兄ちゃんの声…】
どうしてもミカちゃんの近くに居れない遠くにいる林の声が聞こえたという。
ミカちゃんに聞こえたのはそれだけではなかった。
【それにお友達の声……】
ミカちゃんが聞いたもの…
「剣 てめえこんなんで本当に届くと思ってんのかーーーっ!!」
「あたりめえだ魂のケイタイだぜーーーっ!!」
【みんなが私に頑張れって……!!】
それは男塾一号生による【男塾名物 大鐘音】であった。
仲間を想う気持ちがあれば、どれだけ離れた場所に居ようと関係ない。
その想いと心を伝えるのが男塾名物「大鐘音」
ついでに男塾の校舎の屋根上で大鐘音をしたものだからミカちゃんだけでなく塾長にもまあまあな音量で届いていた。
「フフフ 久しぶりに聞く男塾名物大鐘音である」
「ありがとうお兄ちゃん 私ガンバル…」
☆林、男を魅せる…である!【1】
中国の北京…そこである集まりがあった。
それは世界各国から「影の実力者」と呼ばれる者達の集まり。
その集まりに男塾塾長の江田島平八も居た。
それは一体、何の集まりで何のための話し合いなのか。
「ではこれより世界男会議を開催する!!」
何その集まり。と、誰もが思った事だろう。
だが、そこは男塾。どちらかと言うと集まりよりも議題に注目だ。
「議題は間近に迫った「ワールド男杯」についてだ!!」
何その大会。と、思った事だろう。私も思った。
その大会は教官曰く
「男杯とは十年に一度世界中から代表となった若者が集い男の器を生死を賭けて競うまさに世界一の男を決める大会じゃ!!」との事。
なんとも男塾らしい大会である。その男杯で男塾は必ず勝利しなければならない。
なぜならば…
優勝しないと切腹すると約束しちゃったから。
流石は塾長。男気が違いすぎる。
そして、男塾は男杯に参加すべくヘリで中国へ向かう事となる。
「ヤッターー俺まだ海外旅行したことないんじゃーーっ!」と林も嬉しそうだ。
どうでも良いが…
【1巻】→【3巻】
短期間でかなり印象が変化した林。
初登場時は「ヤッター」とか絶対言わなさそうだったのに。。
それは良いとして、ヘリって僕は詳しくないのですが何人まで乗れるものなのだろうか?1号生だけでもかなりの人数が居るのに全員ヘリに乗れるもんなんでしょうか?
1号生の人数でもヘリに乗れるよ、という人生のどこで使えばいいか分からない知識まで教えてくれるのが男塾の良い所である。勉強になります。押忍。
ですよね。
そう、この漫画は男塾。
役に立つ知識は民明書房のみ。と見せかけてアレも役に立たない。
御覧の通りヘリから垂らしたロープにつかまり男塾は中国へ向かう。
だが、林の妹に「大鐘音」で応援してやろうぜと言った主人公獅子丸…
も、「これこそ狂気の極みだぜ」と流石に男塾という教育機関に引いてた。
男塾一行は中国へ…
無事到着。
やっぱりすげえよな、男塾の奴らって。
林も無事に到着。
→
何かどんどん可愛くなってゆく林。
ワールド男杯の日本代表は3人。
今回男塾から参加するメンバーに…
当然 林は居ない。
そう、居る訳がないのだ。
むしろ暁男塾の話をしていて「林」をピックアップするのがこの世に私以外居るのかも不明なくらいだ。
林はこの3人を応援する事となる。
簡単にではあるが、この出場する3名を紹介したいと思う。
ーーーーーーーーーーーーーー
【剣獅子丸】
魁!で主人公を務めた「剣桃太郎」の息子。
彼が着けるハチマキは父から譲り受けたものであり、魁で登場した男塾OBもとにかく彼に期待している。
完全無欠だった桃と違って少し子供っぽい所が彼の魅力である。
でも桃太郎の息子なだけあり、やはり強い。
←暁では内閣総理大臣となって登場。やはり凄い。
【明石十蔵】
魁!で二号生筆頭を務めた「明石先輩」の息子である。
父の明石先輩と同じ「一文字流岩斬剣」を使う。
ちなみに彼の目のキズは、父につけられたものである。
そんな酷い事する親父おらんだろ!と思うかもしれないが…
彼ならやりかねない。
【黒巣 信長】
「くろす のぶなが」彼は別に魁!の誰かの息子とかではない。
見た目だけで「ノブナガ」という名前になったんだろうというのは安易に想像できるキャラクター。
だが、彼は男塾の中でもかなりの実力者。
ちなみに彼の使う流派「無限流活殺術」は
ゲタや傘などで闘う。
ーーーーーーーーーーーーーー
ワールド男杯の1戦目は明石が闘い、勝利。
が、初戦から厳しい闘いとなり、明石はボロボロに。
二戦目は剣獅子丸。相手は台湾の張悟空。
獅子丸のカッコよさにモテたい悟空は嫉妬。
遠くからだと何の会話かは聞こえない。
応援席で林は…
→
もう初登場時と別人かのようなユルキャラに。
第二戦も男塾勝利。
だが、明石に続き獅子丸までもがボロボロに。
重症の明石と獅子丸が医務室で包帯巻きになり横になっている。
だが、ワールド男杯に休憩などない。
第三戦は信長の出番であった。
そんな中、男塾の応援席は他の国の試合も見ていた。
どんどん可愛くなっていく林。
信長の闘う舞台は「熱油風揚餃子闘」である。
そのルールは簡単。
ジャンボ餃子の上で闘うというシンプルなもの。
もはや男塾名物である。
ちなみに闘う時間が長ければ長いほど餃子の浸かっている油の温度が上がるので餃子は変形し足場が悪くなるので注意との事だ。
信長、いざ出陣。
応援する林も楽しそうだ。
相手はチベット代表。
ツェタン・ラマ
信長は餃子の上は足場が悪すぎるとボヤくものの、彼は全く動じない。
信長vsラマの勝負が始まる…。
無限流活殺術のゲタ攻撃を仕掛けるも、ラマに攻撃は当たらない。
それどころか、油に足を突っ込み火傷してしまう信長。
攻撃が当たらないどころかラマは凄すぎる技を魅せる。
修行を積んだという事で、高温の油ですら熱くないと自ら油に潜る。
これを彼は「御仏の力」だと言う。
絶体絶命の信長だが…!
ピンチを乗り切る。
「言ったはずだ 俺は神も仏も信じねえ」
「信じられるのは…」
「てめえの力と…」
「仲間達だけだ」
そうカッコよくキメ、下駄で白刃取りしたラマの武器を会場外に捨てる。
そして状況は一変、信長の優勢となる。
彼のゲタには刃物が仕込んであり、それを飛ばし攻撃。(どんなゲタだよ)
そのゲタはラマに直撃し、かなりの出血。
信長相手に本気になったラマは何かを唱える。
「神をも恐れぬ不逞の輩よ」
「見せてくれようチベット密教秘奥儀の神髄を……!!」
この感じ、何かヤバイと感じた信長は「何か」が起こる前にと襲い掛かる…!
「ぬかせこのバケモノ坊主がーーーーーっ!!」
間に合わなかった。
発光。一体何が起こったと言うのか。
目をくらます信長、そして上空に飛んでいく何か。
その「何か」は一体どこへ行ったというのか。
林に直撃する。
そして…
急に上着を脱ぎ始める林。
「オイどこ行くんだよ林!?」と様子のおかしい林を止める安東。
だが、林は…
安東をぶっ飛ばす。
そして林は言う。
「誰でもいいのだ 奴の仲間なら……!!」
は…林…!?
☆林、男を魅せる…である!【2】
林は信長に場外に捨てられたラマの武器を拾い、熱油風揚餃子闘の会場へと上がる。
場内に来た林に驚く信長。
「ここはてめえの出てくる場じゃねえぞーーーっ!!」
林は答えた。
「信ずる仲間に貴様は打倒されるのだ…!!」
先ほどの光はラマの魂。
それが林に入り込み、要するに体を乗っ取ったというのだ。
ラマの武器を使い猛攻の林。
「目を覚ましやがれーーっ!」と信長。
だが、林は攻撃をやめない。
「どうした遠慮せずに攻めてはどうだ」
「もっとも傷つくのは私ではなく貴様の仲間だがな」
と、かなり卑怯なような、凄すぎるようななんとも言えない技を使うラマ。
とにかく林が相手では防戦一方の信長。
「なんとか林の目を覚ます方法はねえのかよ~~~っ!!」
と、頭を抱える安東。頭を抱えたくなる状況であるのは間違いない。
男塾一号生筆頭の日登は言う。
「い 今の俺達に出来ることは…」
え?あんの?(`・ω・´)
とうとうかわし続けていたが、林の攻撃を受けてしまう信長。
「死ねいーーーーーっ!!」
!?
林の動きが止まった。
それは一体何故なのか。
男塾塾歌が聞こえてきたから。
塾生が塾歌を歌う時、それは仲間が死んだ(と思った)時と林が操られた時である。
ちなみに塾長曰くこの塾歌は
男の元気の源だそうだ。
ラマの操る林はどちらかと言うと塾歌に驚いて動きを止めた、と言った方が正しかったようだ。
「この歌声で私が支配している林とやらの意識を覚醒しようと…」
「そんなことできるかーーーっ!!」
本当に動きが止まった。
「林が怒ってる…早く俺の体から出て行けとな…!!」
鳴り響く塾歌、動けぬラマ操る林。
「もうひと踏ん張りだ林 てめえの中にいる坊主をたたき出せ…!!」
あともう少しでラマを追い出せそうな林。
だが、ここで応援する塾生たちが…!!
「既に声も嗄れ果てたかーーっ!!」
「全員口は動かしているがその声は聞こえない!!」
実況曰く、もう塾歌は聞こえてこないとの事だ。
こ、これでは林が…ッッ!!
ラマはまだ動けない。
塾歌が聞こえないのは男塾外の人だけだった。
彼らは塾歌を
魂で林に届けた。
その塾歌は林に届いたのであった。
「これが魂の応援歌だ……!!」
林の魂、ラマに勝利。
林の中にラマはもう居ない、そう確信した信長は…!
よっしゃあーーーっ!!
もらったーーーーっ!!
ラマに襲い掛かる信長、ゲタでラマの顔を挟む。
「動くんじゃねえ このまま首の骨へし折られたくなかったらなーーっ!!」
え?そのゲタ使ってそんな危ない事できるの?(`・ω・´)
いや、まあ幽体離脱したり餃子の上で闘ったりしてる訳だしゲタで首の骨くらい簡単に…?あれ…?いや…?できる…か?(混乱)
「オ オイ 信長」
と、私がゲタについて悩んでいると元に戻った林が信長に声をかける。
「お 俺は一体何を…?」
「何も憶えてねえってのか~~っ!!とにかくここから出て行くんだーーーっ!!」
「で 出ろったってあそこまでどうやって…」
激闘の最中でクライマックスも近いというのに場の空気を和ませにくる林(*'ω'*)
もう、暁!のというか宮下あきら作品で一番ゆるキャラ!さすが林!
とうとうオネエっぽいポーズまで披露。
どうやって応援席に戻ろうか悩んでいると…
(`・ω・´)!?
は 林ーーーっ!!?
足を滑らせた林、なんとかブリッジの体制で餃子と餃子で自分を繋ぐ。(なんだこの日本語)
高温の油にドボンしたのは拾ったラマの武器だけだったみたいだ。
よかったぁ(;´∀`)
勝負は信長優勢であるが、林が大ピンチ。
「このドジ野郎がーーーっ 今勝負を決めるからこらえるんだーーっ!!」
「は…早く……」
とにかく辛そうな林。
だが、林に気を取られ油断していた信長…
ラマに反撃される。
それどころか武器のゲタまで取られ攻撃される。
状況は一変、林に気を取られラマに武器を取られて信長超劣勢に。
「先の貴様の言葉を返そう」
「潔く負けを認めれば命は助けてやる」
ラマは信長にそう言うも…
「な なめんじゃねえぞクソ坊主」
「男塾の闘いは生きるか死ぬかふたつにひとつだぜ…!!」
全く引こうとはしない信長。よく言った。それでこそ男塾生。
ラマ、信長をトドメをさし勝利する事を決意。
林はそのやりとりをブリッジしながら見ていた。
この信長優勢状況を作ったのは林であったが、今の超劣勢状況を作り出したのも林。
自分に気を取られ、反撃され、武器まで取られてしまった。
どんなにラマに強がって見せても武器の無い信長に勝ち目はない。
そう、せめて武器さえあれば…
・
・
・
林、油に落下。
林、とうとう耐え切れずに落下。
「この根性なしがーーーっ!!」
ラマとの生きるの死ぬのの勝負中であったが、やはり仲間を見捨てる事のできない信長、林の元へと駆けつける。
だが、ラマは信長を襲う。
信長が仲間を助けに行こうとラマには関係ない。
ラマは信長と勝負中、それもつい先ほどトドメを刺すと言った所だ。
またも林に気を取られ油断した信長。自分のゲタで斬られる。
「これは決まったーーーっ!」と実況。
背中を斬られ、大量出血の信長。
その表情には全く余裕などない。
信長の闘い…それだけではない。
男塾のワールド男杯はここで終わりを迎え…!?
!!
は 林…………!!
う 受け取れ信長……
林は根性なしだから油に落ちた訳ではなかった。
「てめえその槍見つける為に油の中へ……」
そう、林は信長に勝ってほしかった。
武器の無い信長に落としたラマの槍を渡すために自ら油へ入ったのだ。
だが林が信長に渡したものは「武器」だけではなかった。
「わ 渡したのは槍だけじゃねえ」
「お 俺の命もだ…」
「このくたばりぞこないめがーーーっ!!」
襲い掛かってくるラマ。
そんな状況ではあったが、信長は林に応える。
「た 確かに」
「受け取ったぜーーっ!!」
林から受け取った槍をラマにぶっ刺し、場外に放り投げた信長。
そして熱油風揚餃子闘の審判は言う。
「この勝負日本の勝利ーーーっ!!」
そう、信長は勝利した。
信じる仲間である林のおかげで勝利することができたのだ。
勝利した事を林に伝えたい信長。
さっきまでそこに居た林は…!
間違いなく男塾の【男】であった…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
試合は日本、男塾の勝利で終わった第三試合。
だが、失ったものは大きかった。
「このクソバカ野郎が…格好良すぎるじゃねえかよ…」
悲しいのは信長だけではなかった。
一緒に日本から来た男塾一号生も同じ気持ちだった。
「何であんないい奴が…」と安東。
「泣くな 泣くんじゃねえ」と泣きながら言う日登。
そう、林と言う男は男塾の1号生から愛されていたのだ。
だが、その林も男塾の男。
仲間がやられているのを黙って見ているだけの男ではない。
仲間のためなら命を捨てられる。
それが先人たちが作り上げて来た男塾の魂なのだ。
そして、この勝負を見ていた男塾塾長の江田島平八も言う。
見事である…!!
塾長すらも認めた男、林。
彼は、信長vsラマ戦により、男塾勝利のために散った。
まだまだ男塾のワールド男杯の闘いは続く…。
【問】僕が大好きな「魁!男塾」の続編である漫画「暁!!男塾」が一体どんな漫画なのか?
【答】
ここまでやって、誰も死なない漫画。
なんつーかもう、最高だよね!この感じ。
みんなも読もうぜ!男塾!!
読まなきゃ男じゃないぜ!!