ソウルキャリバーの最新作、6には追加キャラクターで「カサンドラ」という女性が登場したらしい。
私の周りには何故かソウルキャリバー好きがたくさん居る。
そして、そのソウルキャリバー好きはみんなカサンドラ追加で盛り上がっている。
そんな中申し訳ないのが、私は別にソウルキャリバーのファンではない。
その昔、ドリキャスで発売された初代ソウルキャリバーはクエストモードだったかミッションモードかもあやふやだが一人用のモードを頭がおかしくなるくらいプレイしたのは確かなのだが、それでも全然記憶にない。
ギリギリ覚えているとしても…
シャンファという女性を使っていたような…
この「カサンドラ」と同じような剣と盾もった金髪の女性が居たのもなんとなく記憶にあるのだが、間違いでなければ「ソフィーティア」じゃなかったっけ?
うーん…カサンドラ…?
ソウルキャリバーファンの方には申し訳ないのだが、どうもカサンドラという単語からは獄長というワードしか私からは出てこない。
話は戻してカサンドラ。
そんなにゲーマーではないと自分では思っているのだが、周囲の目線は少し違うらしく…知り合いからは「もちろんソウルキャリバーも好きですよね?」みたいな目で見られる。
「いや別に。」とは言えない空気の中、頑張って初代ソウルキャリバーの記憶を頭の奥からひねり出し、頑張って話を合わせる。
するとやはりソウルキャリバー好きと無事勘違いされ、知り合いは私に言う。
「知ってる?」
「カサンドラは16歳!」と。そして…
「16歳でこの胸!もう一度言う、16歳でこの胸!」
せっかくカサンドラという子が追加されたというのに提供してくれる豆知識、ソレ!?と心の底から思った。
カサンドラやソウルキャリバーが悪い訳ではい。だが私は思った。
そんなくだらねえ情報はいらねえからお前も少しはタメになる小学生が自由研究で使いたくなるような豆知識とか出せよ!?と。
そう、世間の小学生は夏休み。
夏休みと言えば宿題だ。(去年もそんな話書いたような…)
宿題と言ったら【自由研究】だ。
カサンドラの胸とか言ってる場合ではない。
昆虫にまつわる豆知識とかを出しなさい(`・ω・´)
え?何?お前は昆虫にまつわる豆知識とかあるのかって?
ふぅ…これだから昆虫素人は困ってしまいますネ。
では、今このブログを読んでいる小学生の諸君、是非この情報で自由研究を完成させちゃってくれ!!
・昆虫豆知識1:空を飛ぶゴキブリは一度死線を潜り抜けている。
聞いた話だと、好かれない虫で不動のナンバー1ゴキブリさんは羽がついていて空を飛べる生き物だというのに、言われてみれば高速で地面や壁を移動している所しか見ない。
それは何故なのか?
ゴキブリは自分が飛べる事を知らないんだそうだ。
で、その飛べる事に気付く時というのが「死」を感じた時なんだとか。
イメージするに…
という事だろうか。
え?何?ゴキブリじゃ気持ち悪いから違う虫?
仕方ないなぁ…特別ですよ…?
・昆虫豆知識2:地面に落ちているセミの生死判別方法がある。
夏の虫といえばセミ。
このセミという虫はご存じ木や柱などにひっついて大音量で鳴いているだけのゴキブリと違い、特に害のない虫ではあるのだが…
道の真ん中に物凄い存在感で裏返るセミ。
彼だ。彼が厄介なのだ。
そう、何が厄介って…
死んでると見せかけて何故かこちらに攻め込んできやがる。
そう、アレびっくりする。っつーか怖い。
そんなセミの最後の特攻、小学生からの知り合いである吉田君は「セミボム」と呼んでいる。何がボムだと昔は思っていたのではあるのだが、実際セミに特攻された事のある人はボムと呼ばれるに相応しい破壊力だと思う事間違いなしだろう。
で、そんなセミボムかセミの死体なのかわからない道端に転がっているセミ。
これが実は判別できるのだ。
まず、地面に転がっているセミは二種類。
【足を広げ元気満々なセミ】
もしくは
【足を閉じ、スヤァ…なセミ】
この二種類なのだ。
足を広げているセミはまだ生きているので近づくとセミボム発動なのである。
では、足を閉じているセミは…?
スヤァ…と見せかけて…
実は死んでる。
そう、実は死んでいるのである。永遠にスヤァである。
よって、足を広げているセミにさえ気を付ければ夏の道端の恐怖、セミボムを回避することができるのだ。
この知識を得てから私は道端に落ちているセミを発見すると、足がどういう状態か気になってしょうがなくなり、近づいて覗き込むも見事セミボムを喰らうというゲーム脳っぷりを発揮。
そんな事は置いといて、これで夏休みの自由研究は大丈夫ですね!
え?イラストと解説入れた所で短いからあと一つくらい教えろって…?
カサンドラのおっぱいくらいワガママですねぇ、君は…。
それでは最後に…
昆虫豆知識その3:今から49年前にクモを題材にした名作
日本人高校生が主人公のスパイダーマンという漫画がある。
と、いう事で今回は海外のヒーローで有名な「スパイダーマン」をハードボイルドアクション漫画家である池上遼一先生の描いたの日本版スパイダーマンを紹介する回にしたいと思います。
スパイダーマンと言えばコレだ。
むしろスパイダーマンと聞いてコレ以外出てくる人は居るのだろうか?と思うぐらい有名人のスパイダーマン。
アメコミで有名な「マーベルコミックス」のヒーローだ。
僕は流行った実写映画版はあまり見ていないので、CAPCOMとクロスオーバーした「マーブルvs」シリーズでの方が馴染みがある。
のだが、初めて見たスパイダーマンはCAPCOM社の作るマーブルヒーロー作品ではなく、この「池上遼一」先生版スパイダーマンを古本屋で立ち読みした方だった。
僕が読んだ池上遼一先生の漫画はスパイダーマンのみなので、詳しいことは知らないので申し訳ないのだが、池上先生と言えばこの「HEAT-灼熱ー」という漫画がとても有名なんだとか。
聞いた話だと、「ハードボイルド」「熱さ」「劇画」など大人の男が好きそうなものを詰め込みまくっている漫画でとても面白いのだとか。
いつか全巻イッキに読みたいと思っている漫画の一つである。
同じく「劇画」で「熱さ」をウリにしていると思われる【北斗の拳】ファンの私としても…
「武論尊」という原作者の名前を見てしまうと更に気になってしょうがない漫画である。
で、今回はそんな「ハードボイルド」「熱さ」「劇画」×【スパイダーマン】という最強としか思えない融合作品が49年前に既に存在していたという。
それは一体どんな漫画なのか?紹介していきたいと思う(`・ω・´)
☆「くも(スパイダー)のように」
話は夜の学校から始まる。
その夜の学校を先生が歩いていると…
男の子が何かをしていた。
「なんだ小森か…まだやってたのか…」
そんなに嫌そうな顔せんでも。と思いましたが、高校生とは言え子供だ。学校には「完全下校」みたいなのがあったような気もするので、その時間を越えたというのに生徒に居残られても迷惑なんだろう。きっと。
あんたもそんなに嫌そうな顔せんでも。
この嫌な顔をされ、嫌な顔をした彼が「小森くん」だ。
初めて見た時の印象は、黒と白の髪の毛がブラックジャック先生みたいだなぁ だ。
【←ブラックジャック先生】
その小森君は…
先生にめっちゃウザがられる。
主人公である小森君の初台詞は「すみません…」だ。
だが、彼はこれからスパイダーマンになる男。
きっと蜘蛛か何かの研究でもしていたのだろう。先生にウザがられた所で「ふぅ…行ったかセンコー…危ねぇ、この実験を部外者に見られたらヤバかったぜー( ´Д`)」くらい言ってくれるはずだ。
なんか暗い人だなぁ( ´Д`)
セリフは一言、顔が映ったのも1コマ、比べて後頭部は3コマ。
この数ページで暗い人だというのがよくわかる小森君。
じゃあ、彼は一体何をしていたのだろうか?
「いまにみてろ…おれは意地でも勉強しておれをばかにしたやつらをみかえしてやるんだ!」
暗い。( ´Д`)
で、早く帰れと言われてるのにカリカリと勉強する小森君。
すると、彼の左手に…
蜘蛛。
痛かったのだろう。「かまれた…」だ。
学校で友人を見返すために居残りで勉強し、先生に早く帰れとウザがられ、いきなり手を蜘蛛に噛まれる。
なんだか暗い彼とはいえ、少し可哀想になってきた。
だが、災難はまだ終わらない。
本当に可哀想だなぁ。(´・ω・`)
そんな可哀想な小森君。
翌日…
「なに 気分がわるい?」
小森君の体調不良はまだ続いていた。
「しかたがないね はやく帰ってやすみなさい」
「すみません…」
小森君は蜘蛛に噛まれた影響か、体調が優れず早退する事となった。
後頭部は三回、「すみません」は二回目の小森君は席を立つ。
そんな小森君を心配してくれる友人
は、一人も居ない上にウザがられる。
流石に可哀想だ。スパイダーマンはヴィラン(悪党)を蜘蛛の能力でやっつける話だと思っていたのだが、日本版スパイダーマンはイジメや孤独がテーマの物語なんだろうかと考えてしまうくらいだ。
明らかに自分がウザがられてる事を耳にした小森君。
彼は今、どんな気持ちで何を思うのだろうか。
そんなのどうでも良いくらい体調が悪かった。
帰宅する小森君。
とにかく自分の体調が悪いのが気になってしょうがないのだが、ある事に気が付く。
「からだじゅうになんだか…」
「すごいエネルギーがはいっている…そんな感じだ!」
そう、彼は蜘蛛に噛まれてから「からだがおかしい」という事は言っているが、めまいがするだの吐き気がするだの頭痛がとは言っていない。
「すごいエネルギーがはいってる」感じ。
我々一般人には全く想像できない感覚に彼は陥っているのだ。
とか考えてたら、通行人にぶつかる。
更新される「すみません」の数。
謝ったのにめっちゃキレられる。
謝ったのにも関わらず殴られそうになる。
「うわ」と言いつつパンチをかわした小森君ではあるが…可哀想すぎる。
更に先ほどまでブラックジャック先生風だった小森君
なんか009っぽくなる。
小森君の災難はまだ続く。
キレるオジサンのパンチをかわした際、その手は…
鉄骨めがけて拳が行く。
痛い!考えただけで痛い!!
小森君、鉄骨を破壊。
キレるオジサンのパンチをかわし、その際にたまたま鉄骨を殴るようになってしまった小森君の拳は、鉄骨を破壊するほどの力があった。
オジサン達もビビッて逃げる。
「どうなってるんだ!?」
「相手のこぶしをよけようとしてさしだした腕が…お おさえるまもなく…鉄骨を…!?」
小森君も訳が分かっていない。
だが、その鉄骨を殴ってしまった影響で…!?
小森君の頭上に落ちてくる他の鉄骨
無意識に飛び、壁に張り付き回避。
「お おれは気がくるったのか!?」
「壁に登っている…それも手の指だけでくっついてからだをささえてる!」
「まるで…」
「くも(スパイダー)のように…!」
☆「おれの名は電気人間エレクトロ」
小森君は自分にとても不思議な能力がある事に気が付いた。
自分でも信じられないくらいの腕力と跳躍力。
そして、足や手から壁をはうことができるくらいの粘着力。
それが夜、学校で蜘蛛に噛まれた日からだという事にも気が付く。
あの暗かった小森君もウッキウキだ。
いや、それはそうか。自分の体に超人的な力が急に宿ったのだ。
僕だってウキウキだ、多分。
ただ、その昔「トリビアの泉」で見た情報によると蜘蛛はコーヒーなどに入っているカフェインを摂取する事により酔っぱらうらしいので、小森君がコーヒーとか飲もうもんなら少し心配だ。
そして、何かを思い出した小森君は部屋にあるビーカーやフラスコを使い(なんでそんなもんが部屋にあんだよ)何かを作り始めた。
完成品がコレ。
腕につけ、手のひらにボタンのようなものがついている。
そのボタンを押すと…
人工蜘蛛の糸を発射。
不意に蜘蛛のような能力を手に入れた小森君はとにかくウキウキ。
自分の力の限界はどこまでなのだろうか?
そんな事を追い求め、毎日蜘蛛の研究をし、よりパワーアップした人工蜘蛛の糸を制作…
その結果…
スパイダーマン 登場。
小森君は蜘蛛糸発射機を制作したあと、蜘蛛人間の衣装も制作。
そして、全てが完成した今、とりあえず自室の屋根にひっついた。
「ふふふ…われながらこのマスクのデザインはよくできたと思う…」
小森君、自画自賛。
2019年現在で通用するそのマスクを考えたスタン・リー先生に感謝である。
「でもこの超能力…おれにとってすばらしいことにはまちがいないだろうけど…」
蜘蛛の能力に合わせ衣装や機械を作りとりあえず自室の屋根にひっついてみた小森君はこの超能力について考える。
勉強やら機会を作ったりやらは好奇心でスラスラと動けたものの、実際完成すると「その後」の事を考える。
「いったいなににつかったらいいんだろう…」
誰がどう見てもスパイダーマンなんだから悪モン倒せよと思うだろうが、彼は内気ですぐに謝り教室全体からウザがられているただの高校生なのだ。
とくに悪者がいるわけでもない、ただの日本だ。
実は「おばさん」と呼ばれる親戚の家で生活している小森君。
その辺りも原作のスパイダーマンを尊重してるんだなぁとアメコミの原作ファンを納得させるものの、日本人的に冷静に考えた場合変態以外何者でもない格好をしている小森君。
焦って着替えるものの、おばさんは容赦なく戸を開ける。
「あなたに手紙よ」
「いつものペンフレンドから…」
小森君は「白石ルミ子」という女性とペンフレンドのようだ。
今の高校生とかに言っても「は?」なペンフレンドだ。
そう、あれ、あれだ。メル友と一緒だ。
顔も知らない誰かとメールアドレスだけ交換して、メールするだけの友達。
「では、今度良かったら会ってみませんか?」という流れになって素敵な恋人が見つかるか事件に巻き込まれるかはあなた次第って感じの、あれ。
え、なに?
メル友も古い?
小森君はルミちゃんからの手紙で生きる喜びを得ているらしい。
まあ、友達とかあんまり居なさそうだしね( ´ー`)
「ルミちゃんが東京へでてくるって!?」
小森君、ウッキウキ。
ペンフレンドだったルミちゃんと会う約束ができた小森君。
さっきまで悩んでいた「力の使い道」の事はもう頭にはなさそうだ。
ルミちゃんが東京にやってくる当日。
小森君はウキウキで登場。
「はやめにいって待っていよう」のあたりがどれくらい楽しみなのかが伝わる。
だが…
小森君の目の前にはサイレンを鳴らしたパトカー
パトカーから降りた警察は銀行に突入。
「待てーーっ」
「止まらんとうつぞ!!」
警察が銃を向けている相手。
それは銀行強盗…
ではなく、小森君と似たセンスを持った新手の変態。
という冗談はさておき、スパイダーマンファンならみんなお分かりであろう「エレクトロ」だ。
小森君がピーターパーカーと同じくおばさんの家に住んでいるならば、ヴィラン【悪役】もちゃんと原作を尊重している。
流石だぜ、池上遼一先生。
「どんな金庫でもおれの手にかかったらかたなしさ」
「おれの名は電気人間エレクトロ」
そう言いエレクトロは…
指先から電撃を放ち、警察を攻撃。
金庫を破壊。
金を持ち、逃走。
共犯者の車に乗り込み
去る。
手際良すぎませんかね。(`・ω・´)
見習いたい手際の良さ。
きっと彼はエレクトロをやる前はとても仕事のできる人だったと想像できる。
パトカーも破壊され、警察も呆然。
一般市民は大混乱。
そんな中、小森君は…
「今までのおれだったら実際にそんな怪物みたいな人間が存在していようとはおもわなかったろうけど」
「でも今のおれは…」
「なんだかいるような気がする…」
「げんにおれのような超能力者がいるんだからな…」
小森君は逃げ去るエレクトロを見て考えた…
そして思う…。
はやくいかなきゃルミちゃんが…と。( ´ー`)y-~~
☆「兄をさがしてほしいのよ…」
ルミちゃんと会う小森君。
「ルミちゃん写真よりずっときれいなんでびっくりしちゃったなあ おれ」
「まあ ユウちゃんたら…」
小森君の名前は「ユウ」というらしい。
そんな情報をわざわざ北海道から東京まで来て僕らに教えてくれたルミちゃん、感謝です。
ルミちゃんが東京に来た理由は小森君の名前を教えてくれるためではない。
そう、ルミちゃんが東京へ来た理由は兄を探してほしいから。
結果、小森君は事件に巻き込まれた。
半年前に川崎で務めていた会社を辞めたという連絡がルミちゃんに届き、その後兄が一体どこに居るのかが全く分からないのだという。
「どうしても兄に知らせなければならないことがおこって…」とのことだ。
「なにいってんだい おれはルミちゃんのためだったらどんなことだって力になるぜ!」と男らしい小森君。
ちょっとだけ嫌そうな顔に見えなくもない気もするが。
【情報1】川崎の工場
レーサーになるため富士スピードウェイに。
【情報2】富士スピードウェイ
ボクサーになるため辞めた。
【情報3】ボクシングジム
ジャズ喫茶にいるらしい。
【情報4】ジャズ喫茶
ジャズ喫茶の半年分の売り上げを持ち逃げした。
川崎の工場を辞めたという情報を頼りに色々と移動し兄について調べた二人。
だが、結果は転職しまくったあげく長くも続かなく、店の金をかっぱらい逃走。
ルミちゃんのお兄ちゃんは世間一般ではクズとしか言いようのない男になっていた。
そんな兄にルミちゃんは…
わぁ~~~っ だ。
そら「わぁ~~っ」なるわな( ´ー`)y-~~
ルミちゃんがそんなダメダメな兄を探していた理由は…
「母がこの間心臓病で入院したの…」
その事を兄に伝えたかった…そして…
そのお金の事を相談したかったようだ。
クズの兄貴は失踪、母は病気で入院。
なんて悲しい子なんだ、ルミちゃん。
そんなルミちゃんに小森君は…
「いったいいくらなんだいその入院費」
漢・小森君。会ったその日の女の子の親の入院費を何とかすると申し出る。
凄い。凄すぎるぜ小森君…!
が、百万円と聞いてなんか情けない顔になってしまった漢・小森。
「ありがとうユウちゃん…でも母の入院費などはどうにでもなるの…」
「それより兄のほうが…」
「おれになんとかできればなあその金…」
「なんとかして百万円…」
ルミちゃんは小森君の家に泊まっていた。
小森君のおばさんとルミちゃんの二人は、銀行強盗エレクトロについて報道さんれているニュース番組を見ていた。
そして、小森君は…
自分の超能力を使う時が、ついに来る。
☆「スパイダーマンだ!」
エレクトロに勝てば賞金1千万円。
そんな記事が新聞に出てすぐ、エレクトロは銀行強盗しに現れた。
現金輸送車を狙うエレクトロ。
「さあおとなしく銀金をわたすんだ」
「ちょっとどいてください!」
ダダッ
「なんだおまえは?」
「お…おれは…」
「く くも人間…いや…」
「スパイダーマンだ!」
ねずみ男だ!
スパイダーマンが登場する前!「ちょっとどいてください!」とか言ってるコマの右下に居るの、誰がどう見てもゲゲゲの鬼太郎に出てくるねずみ男だ!
と、みんなが思っている中で開始されるエレクトロvsスパイダーマン
先攻、エレクトロ。
電気でスパイダーマンを攻撃。
それを華麗にかわすスパイダーマン。ファ~
そして、壁に張り付く。
エレクトロの電気攻撃的なのはないが、これはスパイダーマンにしかできない芸当だ。
と、思ったのだが手足の先が電磁石になっているらしく、エレクトロにもできる技だった。仕組みは違うけど。
ここで、小森君が熱心に開発した蜘蛛の糸を発射する装置を使用。
これでエレクトロの両手をふさぎ、電気攻撃も封じる。
スパイダーマン優勢か!?と思ったのもつかの間。
共に建物の壁から落下。
しかも電気攻撃を受ける。
電気攻撃を受けて動けないスパイダーマン。
エレクトロは金を奪い…
またも共犯者の車に乗り込み、逃げ去っていく。
スパイダーマンvsエレクトロ
デビュー戦であるスパイダーマンは敗北し、エレクトロに逃げられる。
「金だ金だ~~っ ぜんぶおれのものだ~~っ」とはしゃぐエレクトロ。
うん、僕もこんな大金あったらはしゃぐ。「おれのものだ~~っ」てはしゃぐ。
「・・・・」
運転する共犯者は、なんだか浮かない顔をしていた。
研究室。
この研究室がエレクトロと共犯者のアジトだった。
そして、共犯者はエレクトロを見つめ、言う。
「やめよう…」
共犯者は言う。
「もうここらでこんなことはやめようじゃないか。」
もうこんなことはやめようと言う共犯者。
銀行強盗をやめる気はない、とエレクトロ。
この共犯者は一体何者なのか?
「おれはあんたに電気人間にされたときから心にちかったことがあるんだ」
エレクトロの言うように「あんたに電気人間にされた」との事なので、共犯者は科学者だったという事が判明。
だが、「これ以上人は殺せない」という発言から人の心は持ち合わせているみたいだ。
欲しいものは金。
そのための人殺しなどなんとも思わない。
「わしはおそろしいものをつくってしまった」
反省するも、もう遅かった。
既にこの科学者でさえもエレクトロを止められないでいた。
エレクトロと戦うも負けてしまったスパイダーマン。
スパイダーマンの正体は小森君。
そんな小森君は次の日、学校にて…。
いつも通りだった。
☆「ず~~っとひとりぼっちじゃないか…」
エレクトロと科学者が強盗に向かっていた。
「もうだめだ!どの銀行も百人の武装警官がかためている」
「ふふん 金のあるところは銀行だけとはかぎらないさ」
科学者は全然乗り気じゃないが、エレクトロを止められない。
そんなエレクトロを乗せ、銀行以外の場所に向かう。
小森君はルミちゃんとデパートで買い物。
兄はダメダメプーで行方不明、母は入院費100万円。
もう、小森君にできる事はマフラーをプレゼントするくらいだった。
そんなデパートをデート中の小森君とルミちゃん。
「きゃー」だの「うわー」だの悲鳴が聞こえる。
その悲鳴の原因は…
「ふふん 金のあるところは銀行だけとはかぎらないさ」
彼が狙ったのはデパートの売上金だった。
「エ…エレクトロ…!」
エレクトロが襲ったデパートには小森君も居た。
以前敗北してしまったあのエレクトロ。
ルミちゃんへの賞金のため、人々の安全のため…!
再びスパイダーマンとなりエレクトロに立ち向かう!
だが、場所はデパートの中。
小森君が考えるのは怪我人をこれ以上出さぬため外におびき寄せる事だった。
僕らの知ってるスパイディっぽい動きで外に出る小森君。
そして、電撃攻撃をするも空振りなエレクトロ。
エレクトロの攻撃はすさまじい。
その電撃を喰らった車は爆発。
ちなみに、前回の反省を生かし今回のスパイダーマンはゴム製の手袋と靴を装備。
これでエレクトロの電撃攻撃も大丈夫という事らしい。
爆発した車の中には共犯者の科学者がいた。
「わしが死んだらお前は…」
「永久に…もとの人間にはもどれぬ…」
「おまえの…からだの中の帯電装置はわし以外にだれもとりはずすことはできない…」
「お前はもう死ぬまで電気人間だ…おまえのからだにふれたものは…」
「すべて感電死する」
これは大変な事になった。
いくらお金持ちになったところで、誰かに触れたら感電死させてしまうだなんてそんな人生になんの意味があるのだろうか。
生きていながらの孤独。
お金をどれだけ持っていても、触れたものは感電。
一度科学者に「やめよう」と言われた時にやめていれば…。
「殺しはよくない」という話をもっとちゃんと聞けていれば…。
全然話聞かねえなぁ、エレクトロ。
だが、科学者を感電させて事でやっと理解する。
「おれのからだにふれるものはすべて…」
「すると…」
「おれはだれとも…手をにぎることもできないのか…」
「それじゃあどんなに金があってもおれは…」
「ず~~っとひとりぼっちじゃないか…」
「そんなのいやだあっ」
エレクトロが人の心を取り戻したのは、もう普通の人間に戻れなくなってからであった。
だが、もう遅い。
軽々しく人を殺した事、銀行強盗を働いた事。
そして、忠告してくれた科学者の言葉に耳を貸さなかった事。
これは全て自分の行いのせいなのだ。
スパイダーマンのせいにした。
思いっきり逆ギレのエレクトロ…
vs
電気攻撃一発かわしたら大変な事になったスパイダーマン
デパートの屋上にて、最後の戦いが始まる。
先攻はスパイダーマンこそ小森君。
「シュッ」と効果音が付いているが「それ効果音自分の口から出してるじゃねえのか?」と思えるくらいのショボいパンチ。
ダサい。
ダサすぎるぞ、小森君のパンチ…!!!
そういえば鉄骨を破壊する威力のあるパンチ。
それをもろに受けたエレクトロは敗北する。
小森君はエレクトロのマスクを剥ぐ。
そこに居たのは…
「ル ルミちゃんのにいさん!?」
ルミちゃんの兄は、川崎の自動車会社で務めている時に、子供をはねてしまった。
そしてそのはねられた子供は身体障害者になってしまった。
その補償金を少ない給料から支払っているうちに何かが狂ってしまったようだ。
「おれは金がほしかった!」
それで少しでもお金になるかもというレーサーやらボクサーやらに手を出しては辞めていたらしい。
「身体障害者にした子供の父親が…高電圧放射工学を研究している博士だった…」
「やつは絶望しているおれのよわみにつけこみおれを電気人間の実験材料につかったんだ」
「それで…」
「すべてがうまくいくはずだたったんだ…」
「あんたさえ…あらわれなきゃ…」
・
・
・
こうしてエレクトロの強盗事件は終わった。
スパイダーマン(小森君)は一千万円を手に入れた。
そして、それをルミちゃんのお母さんの入院費へと渡す。
兄の行方も分かり、母の入院費もなんとかなったルミちゃんは帰ることに。
泣いて感謝するルミちゃん。
「いつかえせるかわかんないけどきっとわたし…」
小森君はお金の事より気になることがあった。
「ルミちゃん きみのにいさん…」
「ユウちゃん スパイダーマンに殺された兄のこと もういわないで…」
「兄は不幸な青年だったのよ…」
そう言い、ルミちゃんを乗せた電車は行く。
超能力を使う銀行強盗エレクトロ。
彼のやっていた事はまさしく悪。
エレクトロの正体はルミちゃんの探していた兄。
「あんたさえあらわれなけりゃ」というエレクトロの言葉。
「スパイダーマンに殺された兄のことはもう言わないで」というルミちゃんの言葉。
小森君がやった事は、一体何だったのだろうか。
「ぼくの…ぼくのこの超能力は」
「いったいぼくにとってすばらしいものなのか…!?」
一体誰が良くて誰が悪いのか。
自分のしたことは正しいのか。
そんな事を考えながら小森君は、帰宅する。
スパイダーマン第一話 終
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問:「ハードボイルド」「熱さ」「劇画」×【スパイダーマン】=?
答:暗い。(´・ω・`)
とにかく暗い。
暗くて読書感想文になんか書けたモンじゃなかった。
この後も色々な話があるのだが、再び登場するルミちゃんも悲惨な事になっているし、小森君もだんだんスパイダーマンで居る事に鬱っぽくなっちゃうし、だんだんとスパイダーマンにすらならない回とか増えてくるし、最初はエレクトロやミステリオなど原作の敵の日本版と戦うも最終話の敵は虎だし。
とにかく暗い…!
のだが、これがまた、結構考えさせられる話も多い。
その考えさせられる話というのも単純な「悪」ではなく、人間らしい「欲望」や「願望」などをふいに力を手にいれてしまった人が暴走し敵となることが多い。
そんな「人間らしい部分」がこの漫画「スパイダーマン」の魅力なのではないだろうか?
ただ、暗い。
では、最後にそんな暗い小森君の「スパイダーマン」とその作「池上遼一先生」のその後を紹介し、お別れしたいと思います。
スパイダーバースには居ないっぽい。
小森君、色々なスパイダーマンが登場するスパイダーバースには参加できず。
という事は…最終話で虎に…食べられ…?
☆その後の池上遼一先生(75歳)は?