ああっ、子供な大人部

私のアニメや漫画、ゲームへの「愛」を表現するブログです。よろしくお願いします。

第59回・みんな大好き「ハイスコアガール」の「日高さん」応援部【前編】

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気が付けば何年前の漫画になるだろうか、いちご100%

この漫画は実に面白い。

作者が女性というのもあってか、少年ジャンプには「え?」となるような可愛い絵柄、そして少女漫画かのような恋愛描写。

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ていうかパンツ。

もう男子はこのパンツ見たさに毎週ジャンプを手に取りいちご100%を読むのだ。

私はI's〈アイズ〉ぶりだった、こんなにパンツに集中した漫画。

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それはさておき、いちご100%はそんないちご柄のパンツを主人公の「真中くん」に披露した所から話は始まるのだ。

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パンツを見られた彼女は恥ずかしくて逃げてしまう。

いちごパンツの美少女にもう一度会いたい。

手掛かりはそこに落ちていた「東城」の名前の書かれたノート。

そしてとにかく美少女だった、という記憶のみ。

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「東城さん」は真中君のいう美少女とはちょっとほど遠い女の子。

だが、この「いちごパンツ美少女捜索」をきっかけに仲良くなる東城さんと真中君。

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美少女、の方でいったら学校1の美少女、「西野さん」

だが、彼女も真中君が見た美少女とは違うそうだが、「いちごパンツ」を穿いているという重要な情報を得た。

いちごパンツの美少女に会いたいだけだった真中君だったが、ひょんなことから告白する事になる。

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これまた不思議、OKを貰ったのだ、学校1の美少女から。

これから始まるであろう学校1の美少女、西野さんと真中君のラブストーリーが始ま…

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西野さんの後ろを通るいちごパンツの美少女。

それは地味なメガネっ子の東城さんだった。

真中君、間違えて告白した上に成功してしまう、という初っ端からよく解んない三角関係で始まるいちご100%であった。

が、面白いんですよこれ。

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このいちごパンツの美少女東城さんと

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ただの美少女西野さん、真中君の感情が東城さんに行ったり西野さんに行ったりともうそりゃまあ。

で、恋愛漫画のどっちのヒロインと付き合うかなんて、読者はだいたい想像がついちゃうと思うんだけど、いちご100%マジで最終話まで解らねえ。

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最終巻の表紙もこれだ、表紙でネタバレすることなく「どっち!?どっち!?」と読めるのがこの漫画の素晴らしい所である。

「どちらのヒロインが選ばれるか解らない」

それが「いちご100%」の面白い所。

 

じゃあ、「どちらのヒロインが選ばれるのか解っている漫画はどうだろうか?

どちらが選ばれるか解っている漫画のヒロイン…じゃあ選ばれない非ヒロインは一体どんな役目があるのだろうか。

それは主人公と正ヒロインの関係を引っ掻き回す事にアリ、だと私は感じる。

ここ最近私が読んだ漫画でこの主人公とヒロインの関係を引っ掻き回したキャラクターといえば…

 

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日高小春ちゃんだ。

ああ、そうさ、私だって気付いている。みなまで言うな…。

またハイスコアガールです。

【▼小学生編】

【▼中学生編】

それはさておき、この日高さんの魅力的な所は準ヒロインでありながらなんとも可哀想な誰がどう見ても正ヒロイン大野さんに勝てないと解り切っている残念なヒロインなのだ。

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だが、彼女は邪魔者なんかではない。

むしろそのけな気さ、応援してあげたくなっちゃうのだ。

だが、誰が見ても彼女が大野さんに勝てない事は一目瞭然…。

その日高さんの作中の頑張りは、負けヒロイン確定なクセにハイスコアガールの読者から「大野派」「日高派」というまさかの派閥を生み出した。

ちなみにいちご100%なら私は「東城派」である。

 

今回は2度頑張るも全然平成の歴史漫画で紹介できないブコメディ「ハイスコアガールの応援したくなっちゃう日高さんの紹介をしていきたいと思います。

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1-CREDIT:「うしろで見てる方が好き」

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駅前のゲームセンターから「見つかっちまうぜ~っ」と逃げる中学生。

彼らは禁止されているゲーセンで遊んでいる所、見回りの先生を発見。

見つかって怒られる前にとプレイ中のゲームを放棄し、走る。

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ゲーセンといえばこの男。

このブログではクズの通り名で有名な男。

矢口ハルオ。

そしてそれを下校中に見かけたのがこの子。

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日高小春ちゃんだ。

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家は酒屋さんである日高さん。

別に特徴といえばそれくらいの普通の女の…

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ああっ、ゲーム筐体っ!

流石は平成をゲームで語る歴史漫画、大野さん以外にもゲーマーな女の子が登場する漫画なんですね!やっぱり!

「うちもとうとうゲーム筐体を導入したぞ!」と素敵な日高パパ。

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「どうだ…!?小春も一丁プレイしてみっか!?」と超素敵なパパ。

いいよね、ゲームに理解がある親って。素敵。

私のパパは神龍の謎」くらいしかやらなかったですもの。

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興味ナシ。

日高さん、ゲームに興味なし。

そんなゲームに興味ナシな日高さんを中心に今回お送りします。

 

だが、そんな神龍の謎」以外のゲームに興味ナシのウチの親父以下な日高さんには、悩みがあった。

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「私、ホントに遊びの才能が無いな…」

日高さんは学校から帰宅→家で自主的に勉強な毎日であった。

別に悪い事ではないと思うのだが、あんまり楽しい毎日ではないようだ。

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そんな時、ふと頭をよぎったのが矢口君。

「矢口君はいいなぁ…いつもいつも楽しそうで…」

あのゲーセンから「見つかっちまうぜ~」と逃げていた矢口君が自分と比べ、楽しそうに感じる日高さん。

次の日、そんな矢口君から衝撃を受ける事になる日高さんであった。

 

衝撃1:シレっとできる。

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ホームルームで「ゲームセンター等盛り場でたむろしている生徒が居ると聞きました 心当たりがある人は手を挙げなさい。」と言われこの全く関係ないです俺は、な顔である。

日高さんは「スゴイ…よくあんなにシレっとできるなぁ…」と一周回って関心している。

 

衝撃2:学校にゲームボーイを持ってくる

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「学校にゲームボーイ持ってくる人初めて見た」と言ったら「違う これはPCエンジンのHuカード片っ端から遊べるシロモノ PCエンジンGTだ…!お年玉と誕生日を合わせてようやく買ったのさ」と魅力をゲームに無関心な日高さんに伝えるものの今の2ちゃんねる風で言うならめっちゃ早口言ってそうなハルオ。

だが彼はゲーセンに行ったのがバレ、反省文を放課後に書かされている最中だというのにこのクズっぷりである。

 

衝撃3:初めての駄菓子屋とゲーム

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反省文を書かずPCエンジンGTの事をベラベラと話すハルオ、日高さんはそれを聞きたくて放課後残ったのではない、日直だから教室を閉めるためハルオを待っていたのだ。

そしたら外はこの大雪。そう、全部クズのせいだ

大雪の中聞こえた声は「お~~い」「コッチだ日高~!」

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呼ばれるままに着いた場所は駄菓子屋、呼んだのは矢口君。

彼もこの大雪を凌ぐため駄菓子屋に居たようだ。

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日高さん、初の駄菓子屋だった。

駄菓子屋に入ってそんな緊張した顔せんでも…日高さん。。

この駄菓子屋は以前に大野さんと矢口君がファイナルファイトを共同プレーした駄菓子屋さん。

という事は…

「ちょっとやってみろや日高」

「えっ」

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「楽しそうな事は率先してやってみねーとな・・・」

「日高の遊びの幅も広がるかもしれんだろ?」

日高さん、初のテレビゲーム。

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日高さんとゲームで遊んでいると、外の大雪は小降りになり二人とも帰宅する事に。

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「どうだったよカプコンクオリティー 俺がゲーセン通いの馬鹿になるのもわかるだろ・・・!?」

と、自分の好きなゲームに初めて触れた日高さんにウキウキな矢口君。

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「でも私はうしろから見てる方が好きかな・・・」

と、カプコンクオリティーてなんだよとは言わない辺りが日高さんの大人っぽさを表現しますよね。

大雪だというのに矢口君が駄菓子屋に居たのは理由があったようだ。

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「あの駄菓子屋な…おばちゃんもトシだからもうすぐ店閉めちまうんだよ」

「おばちゃんの元気づけにと毎日ああして通ってんだけど…残念で仕方ねぇ」

と、やっぱりクズかと見せかけて心が優しいハルオ。

大野さんも君のそういう所に惹かれたんですよ、きっと。

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その優しさを感じたのは、大野さんだけでなく、日高さんもであった。

そして、日高さんはふと思い出す。

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「ああいうゲーム機械…昨日ウチの店にも導入されたけど…」

「マジで!?何があんの!?」

日高さんちの外に置いてある筐体のソフトは…

天地を喰らう

熱血硬派くにおくん

源平討魔伝

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源平討魔伝がとにかくテンション上がったらしい矢口君。

「素晴らしいぜ!!冬休みは毎日行ってやる!!」

毎日ゲームをしに行くという矢口君。

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彼女は何も興味がなかった自分に何か興味を持たせてくれそうな気がする矢口君にこれからどんどん惹かれて行くのであった。

 

普段は友達付き合いが悪い日高さんだったが、矢口君も参加するらしいというクリスマス会に参加する事にした。

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ちなみに、パパはしょうもなさそうなオッサンだったが、ママは美人みたいです、日高さん。

当日、クリスマス会に行こうと玄関を出ると…

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クズ、クリスマス会より日高さんちの前でゲームしとる。

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結局、駄菓子屋は閉店してしまったみたいで、矢口君の家から近い日高さんちでゲームができる事に感謝する矢口君。

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 「俺みてーなゲーマーが通いで来たら目障りだと思うからよ 見かけても気ィ使わなくていいから無視してくれよな」

と、ゲーマーとして、人に迷惑はかけたくないという紳士的なのか身分をわきまえているのかもうどちらかなんて全然わからんが、ハルオ的にはそんな感じみたいだ。

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「なんでそんな事言うの…?」

日高さんは、自分に「新しい何か」を教えてくれた矢口君が嫌いじゃないのだ。

なのに自分で「目障りだと思うから」と日高さんに無視するよう言う。

日高さん的には納得できないであろう。

日高さんの言葉にハルオは…

 

 

 

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クズ、耳も悪い。

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クリスマスパーティーだったか…一緒に行くか?」

「うん」

矢口君に一緒に行くかと言われた日高さんは嬉しそうだった。

と、これから二人でパーティーに向かおうとする・・・

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も、素敵な日高パパ、このタイミングで筐体にスパ2を導入。

でも矢口くんはこれから日高さんと二人でクリスマスパーティーに向かわなくてはならないのだ。矢口君は大のスト2好きではあるが、流石に約束を優先す・・・

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あぁだめだこのクズ。

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「悪ぃな日高…俺クリスマスパーティーよりスパ2の方が大切だわ!」

「日高・・・すまんが一人で・・・」

あぁホントだめだコイツ。

日高さん、こいつ置いてさっさとクリスマスパーティー行き・・・

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「じゃ…私も行くのやめようかな」

マジか日高さん。

これにはクズも「え」「ちょ・・・」である。

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どういう訳か矢口君と日高さんはクリスマス会をバックレてゲームをする事に。

「乱入するか?」

「大丈夫」「うしろで見てる方が好き」

あぁ何この子最高かよぉと皆様は思われたのではないだろうか。

ゲームが好きなあなたなら、共感できるのではないだろうか。

こんな子が彼女ならなあああぁぁぁと。

 ああ、日高さん良いよ、日高さん。

 

 

2-CREDIT:「それでもこの気持ちは曲げたくない」

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「お前はキュークツそうだよな」

「趣味は勉強しかねーだろ?」

ハルオ、日高さんが気にしている事を見抜ける程の男ではないのだが、思った事を口にしている。

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日高さんは「遊びの才能がない」事を悩みとしている。

いつも楽しそうにしているハルオは日高さんの何かを変えてくれる救世主なのかもしれないのだ。

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「じゃあなんとかしてよ矢口君」

日高さん、攻める。

これには矢口君も「へ?」だ。

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「実はね…私にもやりたいゲーム…っていうか…見たいゲームがあって…」

おお、日高さん攻める。これは矢口君と仲良くゲームができるモテない男子からしたら最高のイベントのお誘いだ。

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「「セプテントリオン」ってやつが気になるの」

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「あと「弟切草」・・・!!」

最高だよ日高さん、弟切草とか男女でやったらまあまあ盛り上がるよね、きっと!

ちなみに私はマジでシャワーひねるの怖くなりましたよ!

矢口君と仲良くゲームをやる姿を想像したのだろうか、日高さんはとても楽しそうな顔をしている。

矢口君、こんな理想な彼女、日高さんのお誘いに・・・!

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死ねっクズヤロー。

矢口君、「やだ自分でやれ」とせっかくの女子のお誘いをコレだ。

「ええ!!」で済ます日高さん、やっぱり君は天使である。

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「最初から「出来ねー」ってあきらめてどうすんだ やってどうしてもダメな時に俺に言え」

「そん時は俺がビシッと手本を見したるからよ」

と、ゲーマーなりのフォローを入れる矢口君。

普通の女子なら「は?ウザ」で終わる気もするのだが…

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それを少しでも矢口君の優しさと受け止める辺り、日高さんの心の広さが伺える。

というか片想いにスイッチの入った女子は、我々男子では想像のつかないプラス思考なのかもしれない。…勘違いする男もそうですけど。⁽ボソ⁾

 

その後もゲームを通して一緒に居る事の多くなった矢口君と日高さん。

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ハルオのクズっぷりを見せつけられるものの、何とか毎日過ぎていく。

気が付けばバレンタインデーであった。

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矢口君は風邪を引いたらしく、2月14日は学校を欠席。

クラスの男子もバレンタインデーに休むなんて勿体ないが、あんな馬鹿にチョコあげる女も馬鹿だと話している。

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「その馬鹿女はすぐ近くにおりますよー・・・」

と日高さん。 いや、君は馬鹿女なんかじゃない、モテないゲーム好き男の天使である。ああ素敵。

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放課後、矢口君の家に寄ってみる日高さん。ああ素敵。

「矢口君…」「寝てるのかな…?」と心配する天使な日高さん

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を裏切るクズ。ゲームしてる音が外にまで漏れている。

で、矢口君ちにお邪魔させてもらう日高さんの目に入ったものは…

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「あっ」じゃねえんだよクズ。

とにかくお見舞い兼チョコを渡しに来た日高さんと矢口君。

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「用ってわけじゃないんだけど風邪って言ってたから様子見に来たんだ…」

「あとついでにコレとコレ・・・」

一つ目のコレはチョコだと思うのだが、二つ目の「コレ」は一体何なのか。

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月刊ゲーメスト

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日高さん、矢口君をかなり理解し始めている。

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日高さんが矢口君の部屋で目に入ったものは、ゲーム機の数々だ。

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自慢のコレクションの話となると、風邪を引いてたのは嘘なんだろうなと一発で解るくらいキリっとした顔になるクズ。

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色々とソフトを紹介した後はいざプレイ。

「ゲーム素人のお前でもすぐに出来るものばかりだ やってみっか?」

と、日高さんにプレイする事を薦めるも

「うん…でも矢口君がやってるのうしろから見てたい」と、本日二度目の名言頂きました。

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ああ素敵

 ああ日高さん

  ああ素敵

右京

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本当に風邪気味だった矢口君、体調が優れなくなりコントローラーを日高さんにパス。

日高さんが遊ぶ画面を見ながら布団の中に入って居た。

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矢口君のお見舞いから帰宅する、日高さん。

日高さんは今日一緒に居て、解った事があった。

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「矢口君は私の事なんて全然見てないって事・・・」

確かに、思い返せば貰ったチョコに全くの無反応な上ついでにもらったゲーメストでキャッキャ言ってるクズっぷりを発揮していた矢口君。

確かに日高さんからしたら最悪だ。最低の男。

普通の女の子なら「は?ウザ」となる所だ。⁽私の女子が言いそうな事に対してのボキャ貧ぷりもは?ウザレベルであった。

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そんな自分を見ていない矢口くんだが、今まで自分に無かった「何か」を教えてくれたというのも矢口くん、というのもまた変わりない事実であった日高さん。

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そんな矢口君に惹かれたという気持ちは、彼女の中で「曲げたくない」ものにまでなっていたのであった。

ここから日高さんの矢口君に対する片想いは、強くなっていく -

 

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矢口君もまた、日高さんの後ろ姿に・・・

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大野さんを重ねていたのであった。

 

 

3-CREDIT:「考え出すとモヤモヤする」

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巻末のオマケ漫画でも日高さんの可愛さは変わらない。

想いを固くした日高さんはさりげなく矢口君の横ポジションを死守。

このオマケ漫画ではスーファミスト2大会に出場する矢口君の応援で付き添いの日高さん。最高かよ。

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「矢口君ゲームパッドでの対戦慣れてないの?」

「な・・・なぜわかった・・・」

矢口君に対する洞察力も優れる日高さん。コイツでなく俺を見てくれ。

アーケード版で遊ぶ矢口君はスーファミパッドで対戦が慣れてなく、思いの外苦戦しているようだ。確かにLボタンで強パンチはやりづらい。

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「PCエンジンGTだっけ・・・?あれなんかボタンが二つしか無いのによくスト2やってたなって思うよ。」

日高さん、ここで正論。そもそもPCエンジンにはボタンが二つしかなく、スタートボタンを含めた3つのボタンで攻撃の弱・中・強を使いこなさなくてはならないのだ。

確かセレクトだかRUNだったかのボタンでパンチとキックを切り替えなくてはならないのだ。

矢口くん、その事を言われ今までPCエンジン版で頑張ってきた事を思い出し、自信を取り戻す。

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「にしてもGTの事よく覚えてたなァ」

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日高さん、カワユス(*'ω'*)

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気合の入る矢口君。

「よおし じゃあ俺の勇姿を見とけや」

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日高さん、カワユス(*'ω'*)(*'ω'*)

こんな感じで涙を流したバレンタインデーを過ぎた後も日高さんは矢口君の横をキープし続けるのであった。

そして、気が付けば日高さんは中学3年生になっていた。

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新しいクラス表を見て矢口君の名前を探す日高さん…。

カワユス(*'ω'*)(*'ω'*)(*'ω'*)

だが、3年生になった日高さん・・・ここで事件が起こるのだ・・・。

 

 

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「1組に転入生が入ってきたらしいけどかなりの美人って噂だぜ…?」

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「いいよいいよ!俺はそれどころじゃないんだよ!」

と、いつも通りスト2の事で頭いっぱいの矢口君。

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この日もスト2をプレイしたくてしょうがない矢口君とバッタリ出会い、横のポジションをゲットする日高さん。

だが、ゲームをしている矢口君の前に現れたのは見回りにきた先生。

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制服で目立つ矢口君に変わりスト2をプレーする事になる日高さん。

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カップルでの共同プレイか・・・うらやましくて自殺したくなるぜ・・・」

と、他のゲーマーから言われ

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ニーバズーカで嬉しさを表現する日高さんカワユス(*'ω'*)(*'ω'*)(*'ω'*)

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が、ニーバズーカで勝てるハズもなく、乱入された豪鬼にボコられてしまう日高さん。

その乱入してきた豪鬼を使っていたプレーヤー・・・

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帰国した大野さんであった。

日高さんと大野さんの戦いは、豪鬼で乱入された時、既に始まっていたのかもしれない…。

矢口君は、帰って来た大野さんの存在を知り、ゲームセンターへと向かう。

だが、カップルの共同プレイに見えたのは周りのキモゲーマー達だけでなく、大野さんにも矢口君と日高さんはそう見えてしまった様で、仲良くゲームができなかった二人。

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それを見ていた日高さん。

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矢口君と仲良しの宮尾君は大野さんに興味津々だった。

「お前同じ小学校だったんだろ…どんな子だったんだよ」

「不愛想で無口な奴だったよ」

と、矢口君は興味なさそうに答えるが…

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何者をも寄せつけない雰囲気を感じた・・・

日高さんも矢口君と何か特別な関係に思える大野さんが気になるようだ。

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「二人の関係ってどんなだったんだろう・・・」

「といってもまだ小学生だったわけだし・・・」

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悶える日高さん。カワイソス(;'∀')

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こんな関係だよ、とは気付いてほしくない。

日高さんは矢口君と大野さんの関係が気になってしょうがないまま…

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修学旅行へ行く事となる・・・。

 

 

4-CREDIT:「デートみたい」

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新幹線が駅に停車中、先生にお使いを頼まれた矢口君。

と、お使いの時でも横のポジションに居た日高さん。

は、新幹線に置いて行かれてしまった。

しかもクズのハルオが頼まれたジュースを階段で落としたせいで。

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クズッ。

楽観的クズ、矢口ハルオ。「なんでもいいから京都に着きゃいいんだろ?」ととても焦りはない。

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「俺達も小学生じゃねーんだからこんあ逆境バシっと跳ね返してやろうぜ」とかぬかすクズ。これには日高さんも立腹だ。

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新幹線の駅を後にするも鈍行電車が落石で遅延しているらしいと伝える日高さん。

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が、日高さんの話も聞かないでパロディウスで一人盛り上がるクズ。

日高さんの怒りゲージが爆発しないかが心配だ。

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「琵琶湖に沿って行けばどうやら京都らしいな」

クズが看板を見て思いついた京都への移動方法はバスでも何でも使って向かえばそのうち京都へ着くさ、という方法だった。

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琵琶湖を見つつ、京都へ進む。

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日高さんは思った。

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「デートみたい」

 

 

 

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思ったつもりが言葉にしちゃってた日高さんカワユス(*'ω'*)

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クズ、やはり耳が悪かったようで無事に聞かれずにすんだ日高さんだった。

そして日高さん…。

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本当に思っている事は言葉にできない所がまた可愛い。

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「申し訳ね~なぁ日高・・・せっかくの修学旅行なのにこんな風に巻き込んじまってよ」

と、せっかくの修学旅行なのに、と気にする矢口君。

「ん 別に 私は全然気にしてないけど・・・」とやはり天使な日高さん。

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「皆に噂とかされたらイヤだろ 俺みてーなアホに付き合わされて」

気にかけてあげる矢口君。私が女子ならマジで嫌。

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「矢口くんはどうなのよ…私なんかと一緒で…」

最高です。以外の回答があるのだろうか。

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日高さん、攻める。

この可愛すぎる日高さんの攻めをどう受け止める・・・!?

男を見せろ…矢口ハルオ…ッ

 

 

 

 

 

 

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クズだった。

「日高―、コッチきてみろー」と消えたクズに呼ばれる日高さん。

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大量にゲーム筐体が置いてある駄菓子屋さんを発見したようだ。

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早くもゲームで遊んでる矢口君。

「太陽が反射して見にくい…っていうか2Pで入ってくれや なぁ」

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「何かに夢中になっている男の子って妙に魅力的なんだよな・・」

矢口君と一番近くに居られるキッカケがゲームなのに二人の間にいっつもはさまってるゲームの存在が少しちょっとだけ憎たらしい・・・

そんな事を思いながら矢口君の横に座る日高さんは・・・

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少し、悲しそうだった。

 

 

 

 

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なんとかバスやら歩きで旅館に着いた矢口君と日高さん。

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旅館に戻ろうとする矢口君の服を掴む日高さん。

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「あ…」「いやー・・・」

日高さん、可愛すぎる。

ハルオも流石に感じ取ったようだ、日高さんの気持ちを。

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ハルオぉ。

君は悪い奴ではないけどさぁ…ハルオぉ。

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「もう少し…二人で居たかったけどなぁ…」

 

本当に思った事は口にできない、そんな日高さんであった。

 

 

 

-CREDIT:「私は絶対に 負けない

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修学旅行が終わると、矢口君は偏差値の高い上蘭高校を受験する、と言い始めた。

ゲーム大好きな矢口君がゲームで遊ぶことを自粛し、勉強すると。

一体どういう心境の変化が?と聞かれても

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「どうせなら第一志望はレベルが高い方がいいだろ?」

と、とにかく挑戦したいんだとか言い出すが…

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大野さんの存在が大きかった。

だが、彼は上蘭高校の受験に失敗し、第二志望の高校へ通う事となる。

 

 

 

 

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時は過ぎ、女子高生になった日高さん。

大人っぽくなった見た目、それ以外の変化も大きかった。

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矢口君をスト2でボコれるほどの腕前に成長していた。

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それ以外でのゲームでも矢口君を叩きのめす。

半年間、受験勉強のためにゲームを封印した矢口君、日高さんに勝てない。

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打倒日高さんに燃える矢口君、そして楽しそうな日高さん。

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「ようやく私も矢口君の土俵に立てたでしょ・・・?」

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「アナタが私に無関心なのは重々わかった」

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「ならば強硬手段に出るまでよ・・・」

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「勝ち続ける事で私に関心を持ってくれるのであれば・・・」

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「私は絶対に 負けない ーーーー」

 

 

中学生の頃、いつも一緒に居ても全く自分を見てくれない矢口君。

矢口君の中には大きな存在、大野さんが居る。

日高さんはそんな矢口君に見てもらえるよう考えた、その結果が矢口君にゲームで負けない、という大野さんと同じ存在で居る事であった。

別々の高校になり、中学生の時みたく横に居れないのなら、ゲームセンターで横に居ようと考えた日高さん。

その想い一つで彼女はここまで強くなった。

 

 

矢口君はそんな日高さんをどんな風に思ったのだろうか。

 

受験を失敗した矢口君は大野さんに合わせる顔がない、と自分から大野さんを避けている様子だ。

実際の所、日高さん的にはチャンスなのだ。

大野さんの存在がない今、ゲームで対等に戦える日高さん。

矢口君の目が日高さんに向いてもおかしくはない様な気もする。

そんな矢口君は日高さんに対して…

 

 

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とにかく悔しい思いでいっぱいだった。

クズの考えてる事、頭にかぶりつく。

想像とはいえ日高さんを泣かしている、そして発している音は「ンモォオオ」というのがポイントだ。

そしてまたも矢口君に勝利してしまう日高さん。

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煽る。

日高さん、Sだった。

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「うしろで見てる方が好き」と言っていた頃の日高さんはもうどこかいなくなってしまったのかもしれない・・・。

だが矢口君も矢口君だ。

日高さんに何を言われた所でヘコむような男ではない。

 

 

 

 

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思ったのは私の気のせいだったようで、ギャン泣きで帰宅だった。

日高さん、矢口君の心を掴む事はできなくても突き刺すことはできたようだ。

ああ、日高さんは変わってしまったのか・・・。

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ゆ・・・許す!

ちゃんと反省する日高さん!やはりあなたは変わってなどいない!

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矢口君を泣かせてしまった日高さん、反省しつつも「もう少し練習してから帰るか…」とまだまだ強くなる予定らしい。

500円玉を両替しようとしたその時…

 

 

 

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日高さんは、自分にとって一番の壁

大野さんと出会うのだった。

 

 

 

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こんなに長く書いてますが、私「大野派」です。

 

【後編に続く】