ああっ、子供な大人部

私のアニメや漫画、ゲームへの「愛」を表現するブログです。よろしくお願いします。

第57回・「ちびまる子ちゃん」のプサディーをご存じだろうか?

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ちびまる子ちゃん」や「コジコジ」で有名なさくらももこさんが亡くなってしまいましたね。

ニュースにも挙げられ、ラジオを聴いていると色々と有名人の方も悔やまれるとコメントされてましたね。

ネットでもとにかく悔やまれている。

そう、日曜日の18時から放送されている「ちびまる子ちゃん

サザエさん」と合わせてこれを視聴する事によりああ、明日から仕事だよ学校だようわああああああと、なっている方もいらっしゃるのではないだろうか。

そう、とにかくそんな社会人と学生を18時に鬱にさせる力を持つアニメちびまる子ちゃんの原作者、さくらももこさんが亡くなられてしまった。

 

 

だが、私は思った。

みんなちびまる子ちゃん」の原作読んだことある?と。

有名作品こそ原作を知らないという人逆にいるんじゃないだろうか?

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北斗の拳とかそうだ。「あべし」や「ひでぶ」「北斗百裂拳」など有名単語はご存じでも「え?ラオウに子供居たの?」とか読んでない人はすぐにボロが出そうだ。

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同作者の「花の慶次」もそうだ。「大儀であった」や「だが、それがいい」は有名だが実際使われたのは1度だけ。赤軍とか青軍とか言い始めたらそいつは慶次じゃなくてパチンコが大好きな人だ。

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牙狼もそう。夜中にテレビをつけたら放送してたのですが、とうとう原作がパチンコだと思っていた人まで居た。私の知り合いに。

 

そう、有名漫画故、漫画以外でその作品を知る事が多いのだ。

そしてバレる私の趣味。

 

 

 

 

それはさておき、ちびまる子ちゃんだ。

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私はちびまる子ちゃんの原作、読んだことがあります。小学生の時に歯医者で。

そんなまるちゃんの原作は、少女漫画「りぼん」で連載されてました。

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既にアニメでイメージが出来上がっていたちびまる子ちゃん、原作を読んでもまる子の声はTARAKOさんの声で再生され、ナレーションはキートン山田で再生される不思議。

だが、アニメのクオリティの高さがあってか、漫画で読んでもその1シーン1シーンが全然別物なのにも関わらず、何か不思議と「アニメのちびまる子ちゃん」を見ているかのような訳の分からない錯覚というか、読みやすさというかなんと言いますか。

1話1話もそんなに長くなく、短編で心温まる話であったと思いきや、オチがついたり、なんとも不思議な魅力をもつ「ちびまる子ちゃん」の原作。

私は特に母の日のプレゼントを渡す「おかあさんの日」がお気に入りです。

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「おかあさんの日」も中々いい話ではあるのですが、私が一番お気に入りの話

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「まるちゃん南の島へ行く」の巻だ。

今回は、ちびまる子ちゃんの名話、「まるちゃん南の島へ行く」を紹介する回にしたいと思います。

 

 

 

☆「まる子はいくよ 青い海へと」の巻

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さくら家は悩んでいた。

そう、「南の島ツアー」が当選したのだ。

当てたのはおじいちゃん。

せっかくの南の島ツアー・・・

 

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おじいちゃんからは「こんなもん」と言われ

おばあちゃんからは「そうめんセットがほしかったんだよ」と言われ

父のヒロシからは「そうめんセットは いいなァ」とか言われる。

何故だ、何故そこまで言われる、南の島ツアー…ッ!

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都合が悪く、誰も行けないらしい。これは残念。

この会話にまるちゃんも参加。

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おじいちゃんが南の島ツアーを当てたと聞くと

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なんて可愛くない孫なんだまる子・・・。

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あんたも何で照れてんだ。

そして都合が悪く誰も行けないという事を話すと…

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こうして、まるちゃんは南の島ツアーへ行く事となった。

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☆「えーと…マイネームイズ マルコ」の巻

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まるちゃん、初1人旅行で初飛行機。

そして初海外である。

羨ましい、私は飛行機は高校の修学旅行で一度だけ。

更に海外は多分行く事はないまま死ぬのだろうと思うと経験で既に小学生に負けているのかとガッカリします

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遠く外国を目指す飛行機。

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何か一人勝手にビビるまる子。

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ビビッているものの気が付けば到着。

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「んー いい風 さすが島の風だね」とウキウキのまる子。

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うわぁこれは恥ずかしい。

そしてどこからか聞こえてくるような気がするキートン山田の声。

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そんな船に乗り、南の島を目指すまる子。

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やはり勝手にビビっていた。

怖くなったまる子は船の外へ出てみる事にした。

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「海はすごいなァ」となんとも小学生らしい感想のまるちゃん。

じいさんに言った「人生の運のつきのいよいよ総決算てとこだね」という発言が嘘のようだ。

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近くに居た中学2年生のお姉さんと仲良くなる。

やはり一人旅の良い所は誰かと仲良くなれる所だと私は思う。

そう言えば大阪旅行した時に喫煙所で知り合って意気投合し一緒に飲みに行ったけど何故か俺の方が会計多く払う事になったオジさん、元気かなぁ。

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無事、南の島へついたまるちゃん達。

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ガイドさんが言うにはバンガローが宿泊所、との事。

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まる子、初バンガローにはしゃぐ。

わかる、わかるなぁ。

大人になってから、「初めての何か」にテンション上がった記憶ってあんまりないんだよなー、どんなに思い出しても専用VR機器で見た超クオリティ高いVRアダルト動画くらいしか思い出せないんですよねぇ。あーやだやだ。

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豚みたいな彼そばかすな彼はまる子とバンガロー相部屋の中学生。

流石のまる子も萎えたらしい。とりあえず歓迎会へ向かうまる子。

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この「ユックリオタノシミクダサイ」のおじさんのバンガローでお世話になるそうだ。

日本語ペラペラだぜ。そんなバンガローのおじさんの後ろに少女がチラリ。

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「あれ?おじさんの後ろにまる子と同じくらいの女の子がいるよ」

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「ハロー マイネームイズ プサディー」

彼女の名前はプサディー。

笑顔と目で会話したまる子とプサディー。

そう、国が違えど友達になるのに理由などいらないのだ。

 

 

 

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が、目で会話はできてもやはり英語は通じなかったようだ。

ビビるまる子。何度ビビれば気が済むのだまる子。

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そばかすな彼に助けを求めるまる子。

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一番ビビっているらしい、半泣きだ。

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「わたしの名前はプサディーです」って言ったんだよ、とまる子のために通訳してあげるそばかすな彼。

中学生になった時の初めての英語の授業で習うかのような会話だ。

それくらい中学生なら誰でもできらぁ。

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まる子、小学生らしい可愛さが失せ、そばかす、調子に乗る。

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そばかすな彼に教えてもらった英語「マイネームイズマルコ」

ちぐはぐながらも自己紹介をしたまる子とプサディー。

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この時から、まる子とプサディーは友達になった。

 

 

 

☆「はなれ島へ冒険だー」の巻

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南の島についてから5日が過ぎていた。

まる子は南の島でどうしているだろうか。

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同じくらいの女の子、プサディーと仲良しになっていた。

南国の踊りを教えてもらうまる子。「日本のなんてエラヤッチャエラヤッチャヨイヨイヨイヨイなのにね」とプサディーに⁽多分₎阿波踊りを教えている。

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とにかく楽しい南国生活を送っているまる子。

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「空色も海色もジュースの色もみんなキレイ」

ジュースの色まで空と海の色の中に入れちゃう辺りが小学生っぽいよね。

とにかくまる子は南国を満喫しているようだ。

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発言が小学生じゃなくて急にババアになる辺りもまる子っぽいよね。

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プサディー、まる子と中学生のお姉さんに見せたいものがある、と連れ出す。

プサディーがまる子に見せたもの・・・

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きれいな夕焼けと、小さな島だった。

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「あしたいきましょう」

「はなれ島へ冒険だー」

ー 翌日

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まる子、プサディー、中学生のおねえさん、豚・そばかすの5人でボートに乗り、はなれ島へ遊びに行く事に。

そして、はなれ島に到着すると・・・

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まる子と仲良くなったプサディーも「バンザーイ」である。

まる子とバンガローの主人である父のおかげで少しずつ日本語が解るようになってきたプサディー。

友情に言葉はいらないと思ったが言葉を覚えるのも友情のようだ。

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みんなでごはんの材料集め。

豚とそばかすは釣りで魚を。お姉さんは炊飯。

まる子とプサディーは野菜やフルーツを担当。

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ここから前日に言っていた二人の「はなれ島の冒険」が始まる。

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洞窟発見。

ビビるまる子、「ダイジョーブ」とプサディー。

まる子もビビりながらついて行くもふと思った。

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「ねえねえ海賊の宝物がかくしてあったらふたりで山わけしよう」

実に小学生らしい発想である。

「ヤマワケ?」とプサディーは覚えなくていい単語を覚えてしまった。

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プサディー、アクティブすぎる。

洞窟の中にある川に飛び込むというのだ。

「・・・川の中にはいるの?」とビビるまる子をどう・・・

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置いてドッボーン。

アクティブすぎるよプサディー。

だがこんな洞窟に置いて行かれるのはゴメンなまる子も心を決め…

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やるじゃねーかまる子!見直したぜ!!

あとは川に流されずプサディーと合流するだけ!

 

 

 

 

 

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ですよね。

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プサディー、余裕が凄い。

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なんとか溺れずにすんだまる子。

「あれ?流れがとまっているよ」

「マルコ ルックルック」

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出口発見。

「スゴイっスゴイねプサディー きょうは大冒険だねっ!」

川に流されて死にかけたまる子であったが、出口さえ見つかれば気分は大冒険でウキウキなのだ。

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外に出るとプサディーにドンキーコングが移動に使うツタみたいなモノを渡される。

「レッツゴーってなに これ」

 

 

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予感通りであった。

が、ビビっていてもプサディーに置いて行かれるだけ。勇気を振り絞りまる子も続く。

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「あ~ああ~…」

まる子的にはドンキーコングじゃなくてターザンだったみたいだ。

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ターザンまる子、無事にプサディーと合流。

「なにをするにも命がけなんだから」

川に流され、ターザン気分で移動したその先には…

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フルーツ発見。

フルーツを二人で取っているとプサディー、「マルコカモーン ルックルック」と何か発見。

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うさぎの赤ちゃん発見。

日本では中々見れない光景だらけの南の島。

まる子は1つ1つ新しい発見と体験をこの島でできた友達、プサディーとしている。

「マルコ ウレシイデスカ?」

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「ハイ うれしいです」

「マルコ ヨカッタデスカ?」

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プサディー・・・

プサディーは わたしが学校にいったりたまちゃんちにいったり

おかあさんにおこられたり テレビ見たりしてる時も

いつもこの島でこんなふうに暮らしているんだね

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ちっともしらなかったよ

プサディー・・・

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フルーツを無事に持ち帰り、お姉さんと豚とそばかすと一緒に食べるまる子たち。

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そんなまる子とプサディーの冒険は幕を閉じる。

 

 

 

☆「プサディーもわたしも地球にいるね」の巻

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フルーツ探しの冒険が終わり、夜になる。

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プサディーのパパいわく「キョウハ シマノ サイゴノ ヨルデス」との事。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。

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まる子はプサディーに連れられてどこかに向かっていた。

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綺麗な星空を見せてくれた。

一緒に冒険したプサディー。

彼女と接しているうちにいつも日本で過ごしている自分とはまた違う生活、文化がある事をプサディーから教えてもらったまる子。

まる子はプサディーと知り合い、ひとつ成長したのであった。

そしてまる子は感じるのであった。

違う場所、違う文化で生活をしていても友達は友達なのだ、と。

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プサディーもわたしも地球にいるね

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地球にいるからまた会えるね

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「ミナサン オキヲ ツケテ オカエリクダサイ」

とうとうツアーも終わり、帰国する日になった。

そしてバンガローの主人、プサディーパパが真正面以外の絵で登場する事もなく、最後の最後まで真正面で真顔のみの登場となった。

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「あれ?プサディーは?」

姿が見えないプサディー、すると後ろから「マルコ・・・」と声が。

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まる子の見送りのため、着替えるプサディー。

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「きれー」「ソービューティフル プサディー神様みたいよ」

まる子が「マイネームイズマルコ」以外の英語を使った。

「ソービューティフル」、初めてまる子はプサディーに感情を伝えた。

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「マルコ プレゼント」

「わあ かわいいお人形 サンキュープサディー」

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「泣かないでプサディー・・・また会えるよ」

そう、まる子は昨日の夜、星空をプサディーと眺め思ったのだ。

「地球にいるからまた会える」と。

だから、まる子は悲しくない。

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でも、プサディーは悲しかった。

外国の友達ができて嬉しかったのは、まる子だけじゃない。

それはプサディーもなのだ。

 

 

 

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そしてまる子達は帰りの飛行機に乗る。

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さっきまでプサディーに「泣かないで」と言っていたまる子も「だんだん島が小さくなっていくよ」と焦り始める。

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「島が見えなくなっちゃうよっ」

「こんなにはなれちゃプサディーに会えないよっ」

 

また会えるからと思っていたまる子も、とうとう気付いた。

違う国の人間なんだ、と。そう簡単に会えないのだと。

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「これから海も陸も時間もこえて日本に帰るのよ プサディーは日本がとても遠いってしってたから泣いてたのね」

まる子は「同じ地球にいるからまた会える」と思っていた。

だが、プサディーは「おなじ地球にいるけれどもう会えないかもしれない」という涙だったのかもしれない。

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またいつでも会えるもん だって・・・ だって・・・

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さっきプサディーの手 あったかかったんだよ

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さっきプサディーと話したばっかりなんだよ

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まる子は今、初めて友だちとの別れを経験した。

今、初めてそれを実感したのだろう。

そして今、それがどういう事なのかを理解したのだろう。

 

それを理解した所で、まる子とプサディーの距離は離れていく。

まる子は気が付いた。

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プサディーのくれたお人形だ。

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マるこ、

 ワスレ、ナイで。

プサディ

 

 

 

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大きな思い出と経験、そして大切な友達を作り

南の島ツアーから帰宅するのであった。

 

 

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プサディーもわたしも地球にいるね

地球にいるからまた会えるね

 

 

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☆その後のプサディーとまる子は?の巻

という訳で、これが私のちびまる子ちゃんでお気に入りの物語、「まるちゃん南の島へ行く」の巻でした。

まるちゃんの友達といえば「たまちゃん」

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なイメージが濃すぎると思われるので、プサディーの存在は、知らない人からすればかなり以外だったのではないだろうか、と思います。

で、このプサディーとまる子はその後どうなったのか?

 

意外すぎるところでまたプサディーは登場していた。

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ゲームだ。ゲーム版のちびまる子ちゃんだ。

「まる子 デラックスクイズというゲームだ。

まずこれの何が意外なのかというと・・・

 

①ゲームセンターのアーケードゲーム

え?ちびまる子ちゃんがゲーセンっすか!?と言う感想が出てきてもおかしくないと思う。

だが昔はドラゴンボールだけならまだしも、セーラームーンのゲームすらゲーセンに並んでいたのだよ。しかもファイナルファイトみたいなゲーム。

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②移植されたのがNEOGEOのみ。

そもそもMVSのゲームなのでNEOGEOに移植は当たり前として、何故NEOGEOで発売される事になったのか、という事が気になってしょうがない。

このブログに持ってこいなゲームである、まる子デラックスクイズ…。

 

③価格が凄い。

昔から有名なのだが、このゲーム、何故かもの凄い価格で取引されている。

10年くらい前で見た時は秋葉原10万近い価格だったのを覚えている。

では今は…?と参考までにヤフオクで調べてみると…。

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見間違いでなければ現在も入札中にも関わらず現在で131,000円。すっげぇ。

 

 

と、そんな事はどうでもいいとして。

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教室で「デラックスクイズ見た?」とたまちゃんと盛り上がるまる子。

「デラックスクイズ」とはテレビ番組のようだ。

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「優勝すると

南の島へ行けるんだよね。」と、たまちゃん。

そんな話で盛り上がっている二人、実はまる子はデラックスクイズの参加者として応募していたらしい。

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「あーーーーー

きもちいいねェ、

心がなごむねェ。」

と、ババア全開でゴロゴロするまる子。

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「まる子

何か、手紙が届いてるわよ。」と、お母さん。

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その手紙はなんと、デラックスクイズの出場券!

やるからには優勝を目指すまる子。

そして…

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優勝してプサディーに再び会う事を目指すまる子…。

 

 

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ゲームの内容は至ってシンプル。

とにかくA~Dボタンでクイズに正解するのだ。

まる子、Dのスラロームだ!

 

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正解すると「イェイイェイ」とウキウキのまる子。

そらそうだ、プサディーに会えるんだもんね!

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正解しまくるまる子たち、南の島はもうすぐです。

 

 

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そしてとうとう全クリ、優勝である。

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南の島に行ける事になったまるちゃん!

そしてこのゲームのエンディングでは…

 

 

 

 

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「プサディー!」

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「あたしゃ、とうとう会いに来れたよー!」

そう、画像では解りにくいのですが、まる子、嬉し泣きしてます。

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泣かないでと言ったまる子、プサディーに会ったら逆に泣いちゃうまる子。

いいんだよ、いいんだよ泣いても。ええ。

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「マルコー!」

前と変わらぬその笑顔でまる子を呼ぶプサディー。

 

 

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ゆ…夢オチーッッ!!

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って思ったら寝坊オチーッッ!?

夢オチかと思ったらプサディーに会った夢を見つつ寝坊して南の島行きの飛行機に乗れないという嘘だろまる子としかコメントできないオチ…!

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聞こえてくる…キートン山田の声が聞こえてくる…!

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という、ちょっと美談風に終わらすのは無理があるのではという所でゲームは終了。

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だが、この写真で締めくくる辺り何だかちびまる子ちゃん愛を感じるゲームだなぁと感じる私であった。

て、このゲーム作ったの不知火舞の生みの親、SNKじゃねえか。

 

 

☆結局プサディーとまる子は?の巻

という訳でNEOGEOの10万円越えアーケードゲーム

まる子のデラックスクイズではまる子とプサディーは再会できなかった。

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では、まる子とプサディーはもう会えないままなのだろうか?

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 プサディーに会ったのが6巻。

そして13巻にてちびまる子ちゃん

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連載100話目を迎える。

 その100回を記念して「ちびまる子ちゃんキャラクターが記念パーティーへ行く」という話だ。

そこでまるちゃんは主催の花輪君ちのヒデじいにインタビューをされる。

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「じゃあ 一番印象に残った思い出はなんですか?」

それに対しまる子は…

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「私は夏休みに南の島へ行って大冒険したことが一番印象に残っています」

「その島でプサディという女の子と出会いました・・・」

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「もう 会えない友達だけど 私プサディのこと一生忘れません」

プサディから貰った手紙「マるこ、ワスレ、ナイで。」まる子は「忘れない」という約束を心の底から守っているようだ。

むしろ、忘れない事が、プサディとの友情なのだろう。

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会場内も拍手。

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「どうもありがとうございました・・・ところで今日はまる子さんにステキなプレゼントがあるんですよ」

「えっさすが100回記念だね 何くれるの?」

まる子のプレゼントは一体なんだろうか?

ドキドキしちゃうまる子。

 

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プサディ…(´;ω;`)

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「プサディ元気だった?また会えるなんて夢みたい!!」

「ハイ マルコ ワタシモ トテモ ウレシイデス・・・」

 

今度は夢でも寝坊でもない、本物のプサディー。

100回記念のプレゼントとしてまる子と再会できたプサディー。

 

こうして、南の島で出会った二人の少女は念願の再会を果たしたのでした。

 

 

 

 

これが私がみんなに知ってほしい【「ちびまる子ちゃん」のプサディー】でした。

何か書いてて外国人の友達欲しくなってきたよ!

 

 

 

よかったね、まるちゃん!プサディー!

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