チョイ悪オヤジ、というのが気付けば10年くらい前に流行った。
今はあまり聞きません。
でも、チョイ悪にならなくても素敵な中年男性⁽オヤジ⁾って、たくさんいますよね。
そう、舘ひろし。
現実の中年男性⁽オヤジ⁾で一番イケてるのは、舘ひろしで決定で良いんじゃないかなぁと思うくらい素敵だな、と思います。
現実部門は舘ひろしですが、漫画やゲームなんかにも、素敵なオヤジキャラってたくさんいるんじゃないかなぁ、と思います。
【龍虎の拳より】
極限流空手の父「タクマ・サカザキ」とか?
勇者ダイの実の父「竜騎将バラン」とか?
いやいや、漫画・アニメ界の素敵なオヤジ⁽父親⁾キャラって言ったらもう…
【ドラゴンボールZより】
・・
・・・
誰?
え?知らない?ゲームに居た気がするけど、実際よく知らない?
ドラゴンボールで陰ながら人気キャラ、バーダックを知らない…?
という訳で、今回は、ドラゴンボールで一番アツイ父、バーダックを紹介させていただこうと思います!
主に、惑星を侵略し、フリーザに渡すのが仕事らしい。
今回、カナッサ星、という所を侵略。
その星の宇宙人を絶滅させたかと思い、仲間たちと休憩中…。
左腕にバンダナがトレードマークな彼に言われる。
息子が生まれたんだろう?会いに行ってやれよ、と。
「くだらん…」と、冷たいバーダック…。
【←仲間たち、真ん中がバンダナの彼。】
カナッサ星人、生き残りが一人。
バーダックに襲い掛かる。
そして、油断したバーダックの首に、手刀を一撃。
そして、仲間⁽腕バンダナ⁾がバーダックに変わり、カナッサ星人にトドメをさす。
仲間のエネルギー弾により青白く燃えるカナッサ星人…彼は言う…。
「お前に…未来を予知できる…幻の拳を放った…!
お前らには呪われた未来しかないぞ…!!」
ここから、バーダックの運命は、大きく動く…。
☆異変、親子の対面。
カナッサ星を制圧した事の報告で、惑星フリーザに戻るサイヤ人たち。
が、カナッサ星人に「未来予知できる拳」を当てられたからか、彼だけ、脳波異常があると、診断された。
気を使った仲間達は、次の星の制圧を「バーダック抜きでやろう」と、彼を気遣い、彼を置いて先に星の制圧に向かったのだった。
そんな時、悪の親玉、フリーザは、サイヤ人は従順な働き者だとは感じていたが、いつか徒党を組み、自分に反逆してくるだろう…そう思い、サイヤ人の住む「惑星ベジータ」ごと消滅させて、サイヤ人の絶滅を画策する…。
置いて行かれた事に気付いたバーダック。
自分も次の侵略予定の惑星ミートに向かおうか、宇宙船に向かっている最中だった。
この時代でもない、この星でもない、何かが見えた。
夢か…?そんな事考えながら…
ふと、目をやると…。
スカウターを使い、悟空の戦闘力を確認する…
「戦闘力2か…クズめ!」
彼は、自分の息子に喜ぶ事もなく、クズと罵り、惑星ミートに向かう。
惑星ミートに遅れて到着したバーダック、彼の目に映ったものは、惑星ミートに住むもの達の死体ではなかった。
☆裏切り、決意。
そこにあったのは、仲間の死体だった。
一人、仲間がまだ生きていた。
仲間だと思っていたフリーザの手下が自分らを襲ってきたこと、サイヤ人を裏切り、惑星ベジータを消滅させようとしている事、そして
という、彼の無念を聞いたバーダック。
彼の腕から巻かれていた布を取る…。
仲間を殺された悔しさか、強く握りすぎていた手からの出血で赤く染まる…。
遅れてきたバーダックを待ち伏せしたいた、フリーザの部下たち。
彼は、その仲間の無念に応えるべく…。
仲間のために…、サイヤ人のためにも…
自分がフリーザを倒す事を、決意する。
☆激戦、バーダック。
バーダックは強かった。
仲間を襲った奴らは、あっと言う間にバーダックに殺されてしまった。
だが、彼を待ち受けていたものは…
「何故、俺たちを!?」
バーダックの質問に答える気はなかった。
☆フリーザへの逆襲。
だが、バーダックは生きていた。
宇宙船に乗り込み、惑星ベジータへ向かう。
他のサイヤ人にこの事実を伝え、みなでフリーザに立ち向かうのだ。
彼は惑星ベジータへ、なんとしても向かわなければなかなかった。
地球制圧のために地球へ送り込まれる悟空。
この親子の関わりは、悲しくもここで終わる。
傷つきながらも仲間に伝えるため、必死に向かうバーダック。
また、何かが見えた。
「お前に…未来を予知できる…幻の拳を放った…!
お前らには呪われた未来しかないぞ…!!」
カナッサ星人の言葉が脳裏に過る…。
これは…未来なのか?
だとしたら…
これは…、この星の爆発は…?
惑星ベジータなのか…?
サイヤ人のもとへ着き、死んだ仲間から聞いた事を話す。
「お前等、俺と一緒に来い。フリーザを倒すんだ」
「しっかりしろよバーダック」
「フリーザ様がそんな事をするはずがなかろうが」
「夢でも見てたんじゃねーのか?」
同じ、サイヤ人に笑いものにされた。
誰一人、バーダックの話を信じなかった。
では、やはり、自分が見た未来の通りになってしまうのか…?
「くそったれ! 全員…地獄へ落ちろ!!」
バーダックに協力する仲間はもう居ない。
独りでどうにかできるのだろうか。
だが、この星の運命を変えるため…バーダックは単身、フリーザに挑む。
☆バーダックの見た未来。
惑星ベジータに居たハズなのに、どこか知らない星に居た。
カカロット…!?
また、未来を見ていた、らしい。
外へ出ると、フリーザの居る宇宙船が見える。
ドドリアにすら勝てなかった彼が、フリーザに勝てるハズが無い。
だが、仲間のために、自分のためにも…
バーダックの最後の戦いが、今始まる。
☆「たったひとりの最終決戦」
彼が飛んだ先は、宇宙。
フリーザの宇宙船。
だが、誰にも止められなかった。
たった一人で挑むバーダック。
宇宙船からその様子を伺う、フリーザ。
「出てこいフリーザ!」
「俺はお前が許せねえーッ!!」
バーダックは喜んだ。
自分の全てのパワーでフリーザを倒せるのだから。
そして、自分が見てきた未来が変えられるのだから。
「これで…全てが変わる…」
「この惑星ベジータの運命…」
「この…俺の運命…!!」
「カカロットの運命…!!」
「貴様の運命も…!!!」
「これで最後だぁぁぁぁーッ!!!!」
自分の渾身の一撃は、フリーザの指先の光によって、消された。
その光は、バーダックと、その後ろにある惑星ベジータに向かった。
☆決着、バーダックの最後に見たもの。
惨敗だった。
全く歯が立たなかった。
彼が最後に見たものは、未来だった。
これから自分に変わりフリーザと闘うであろう息子、カカロットの姿を見た。
この運命は変わらなかった。
ならば、きっと今見ている未来も、変わらないだろう。
笑った。
きっと、自分の意志は、息子が継ぐ。
そう確信したからだ。
「カカロットよ…俺の意志を継げ…!」
「お前が討つんだ…!!」
彼は、息子カカロットに心の中でそう願い、この世を去るのであった…。
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って、いうのが悟空の父、バーダックさんです。
長くなってしまいましたが、カッコイイから覚えてね!
ついでに、バーダックさん、ツッコミを入れるなら…!
赤いバンダナ巻いた後なのに、一回消えてみたり!
「カカロットよ…俺の意志を継げ…!」
「お前が討つんだ…!!」
バーダック父さん!もう一人子供居ますからね!?
【後編】では、どれだけバーダックが人気なのかをお伝えしたいと思います!